⼀般社団法⼈超教育協会より教育におけるAI利用促進の提⾔発表

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⼀般社団法⼈超教育協会(理事⻑:⽯⼾奈々⼦慶應義塾⼤学教授 http://lot.or.jp/ )は、教育におけるAI利用促進を目指し、以下を提⾔します。

Web公開先:https://lot.or.jp/project/10762/

                ー 教育におけるAI利用促進の提言 ー

                                              2023年3⽉
                                        ⼀般社団法⼈超教育協会

 2020年からGIGAスクールが展開され、小中学生が1人1台の端末を持つ学習環境が整備されました。教育はデジタルへとフェーズが変わりました。
 AI技術もまた新たなフェーズを迎えています。2020年のGPT-3の発表により、AIが持つ可能性やその応用範囲が拡大し、シンギュラリティが間近に迫っているという指摘もあります。
 今後、AIはあらゆる分野で利用されるようになり、ますます重要な存在となるでしょう。全ての人がAIリテラシーを身につけることは必須となります。AIに関する理解や技術の習得が、将来のキャリアにおいても不可欠となります。
 超教育協会は、教育現場におけるAIの利用を促進することを目指します。授業や教材、試験など、あらゆる面でAIを取り入れることで、より効率的かつ質の高い教育が実現できると考えています。

1.全授業でAIを利用する。
 全ての授業においてAIを利用することで、生徒たちがAIリテラシーを高めるとともに、より質の高い授業が提供されることが期待できます。全授業でAIを利用するために教員に対する研修や教育プログラムを充実させることで、AIの利用に慣れ親しんだ教員たちが生徒たちの指導に当たることとなり、新しい教育システムの構築が可能となるでしょう。

2.AIを利用する入試の導入を促進する。
 AIの利用が前提となる入試を導入することは、AIリテラシーの向上、AI利用教育の充実に直結します。これはパソコンやネットなどICT利用の入試が定着することが前提となります。
 なお、AIの利用が前提となる入試を導入するに当たり、セキュリティ対策やプライバシー保護にも十分に配慮し、入試の公正性と受験生の個人情報保護を確保することも重要です。

3.AI教科書・教材を開発する。
 AIを活用した教材や教科書は、生徒の学習能力を大幅に向上させることができます。AIによって個別の学習スタイルに合わせたカスタマイズが可能となり、生徒の興味を引くような学習コンテンツも作成できます。また、AIによって正確かつ迅速なフィードバックが受け取れるため、生徒の学習効果も高められます。
 AIを活用した教材や教科書の開発を進めることで、生徒の学習効果を高め、教育現場のレベルアップにつなげることができます。

 

⼀般社団法⼈超教育協会
会⻑:⼩宮⼭宏(株式会社三菱総合研究所理事⻑、東京⼤学第28代総⻑)
理事⻑:⽯⼾奈々⼦(慶應義塾⼤学教授、特定⾮営利活動法⼈CANVAS 理事⻑)
公式サイト:http://lot.or.jp/
公式Facebookページ :https://www.facebook.com/LearningofTomorrow/

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