循環商社ECOMMITが、世界自然遺産登録30周年の屋久島町、創業107年目を迎えるトータルリサイクルカンパニーの丸山喜之助商店と廃棄物の発生抑制に向けた連携協定を締結

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モノの循環の仕組みをつくる環境ベンチャーである株式会社ECOMMIT(本社:鹿児島県薩摩川内市 代表取締役:川野 輝之、以下「ECOMMIT」)は、屋久島町(所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町 町長:荒木 耕治、以下「屋久島町」)、株式会社丸山喜之助商店(本社:鹿児島県日置市 代表取締役:丸山 明紀、以下「丸山喜之助商店」)と2023年3月24日に「廃棄物の発生抑制に向けた連携と協力に関する協定書」を締結致しました。

 

 本協定に基づき、3者協働で世界遺産である屋久島町の持続可能な島づくりに寄与するため、屋久島町内における廃棄物の発生抑制を推進してまいります。
 

 

 

 

3月24日に行われた連携協定締結式にて3月24日に行われた連携協定締結式にて

 

 ECOMMITは、屋久島町、丸山喜之助商店と協働し、2021年8月より現在まで、島内で回収したリユース品の島外・島内循環に関する実証実験を通し、ごみ減量化の検証を行ってきました。

 島内循環とは、島外へのリユース品運搬量を減らし地域内で循環させること、島外循環とは、既存の物流※1を活用して島外に搬出することでコスト削減及び島内での最終処分量の削減に繋げる取組みです。
小さい循環(島内/日本国内)にあたる地域で排出された不要品を回収し、地域内で必要とする人に繋げる取組みのほか、大きい循環(島外/海外)にあたる島内であつめた不要品を、コンテナの空きスペースを活用して搬出し、島外で再流通させる取組みの両立により、環境への負荷を最小限にしながら持続可能性を高めていく島内外の循環の仕組みづくりは、ECOMMITが理想とする循環のビジョンとも一致しており、実証実験及び検証結果を基に、本協定を締結する事となりました。
※1 丸山喜之助商店の資源リサイクルのコンテナ空きスペース
 

 実証実験を通じ、リユース品の回収によるごみ減量効果を確認出来たことから、さらなる取り組みの推進にあたり、3者での連携協定を締結することとなりました。

連携協定について
ECOMMITと屋久島町及び丸山喜之助商店は以下の通り連携協定を締結いたしました。

1. 協定の名称
廃棄物の発生抑制に向けた連携と協力に関する協定書

2. 協定締結日
2023年3月24日

3. 協定締結の目的
ECOMMITと屋久島町及び丸山喜之助商店は相互に協力し、世界遺産である屋久島の持続可能な島づくりに寄与するため屋久島町内における廃棄物の発生抑制を推進することを目的として協定を締結する。

 4. 連携協定事項
主に4点について、連携し協働します。
①    屋久島町が所有する廃棄物処理施設に持ち込まれる廃棄物のうち、リユース・リサイクル可能品を島内外での循環につなげること。
②    屋久島町の取り組みとして住民から直接リユース・リサイクル可能品を収集し、島内外での循環につなげること。
③    上記以外のリユース・リサイクル活動の促進に関して協議し、合意した内容に関してその実施を行うこと。
④    その他、本協定の目的を達成するために必要な事項。

 ECOMMITは、今後も循環型社会や持続可能な社会の構築を将来ビジョンに掲げる自治体の皆様と協力し、資源循環の仕組みづくり、特にリユース(再利用)の推進ノウハウを活かした、地域課題の解決を目指して参ります。 

 ごみの減量化やリユース促進に関する連携をご希望の場合は、ECOMMIT自治体サービス担当までお問い合わせください。

参考:これまでのECOMMIT、屋久島町、丸山喜之助商店との実証実験/検証結果について

①. 屋久島クリーンサポートセンターからのリユース品回収

■実施内容 粗大ごみからのリユース品収集と収集品の島外搬出

■実施回数 計6回(2021年8月〜2022年12月)
■実施場所 屋久島クリーンサポートセンター
■回収品目 食器・キッチン用品/工具/おもちゃ/家具・家電/雑貨
■検証内容
①リユースによるごみ減量効果・ごみ処理費用削減効果の検証
②現場でのリユース品収集の運用課題の抽出
■検証結果
粗大ごみからリユース品を選別、センター内に一時保管の後、一定の量が集まってから回収(島外搬出)する体制を構築。
2021年8月から2023年12月までの回収回数は6回、回収重量は、3,235kgの結果となりました。
■実施体制 屋久島町 協力:(株)丸山喜之助商店 (株)ECOMMIT

屋久島クリーンサポートセンターでのリユース品回収屋久島クリーンサポートセンターでのリユース品回収

 

 

②. 町民からの直接回収

■実施内容 自治体主導でのリユース品の無料引き取りイベント
■実施回数 計4回(2021年9月〜2022年12月)
■実施場所 尾之間地区、一湊・永田地区、宮之浦地区、安房地区
■回収品目 食器・キッチン用品/工具/おもちゃ/家具・家電/雑貨
■検証内容
①リユース品として回収することによるごみの減量効果
②リユース品として収集した場合に集まる物の品目、量を確認、屋久島町におけるごみ減量化策になりうるかの検証
■検証結果   
「リユース品」という分別項目で回収する日時・場所を設定し、町民がリユース品を持ち込むことができる体制を構築。町民に「捨てる」以外の選択肢を提供した場合の実証実験を実施。
2021年9月から2022年12月までの回収回数は計4回。
リユース品の回収重量は、3,086kg※1の結果となりました。
※1.本重量はクリーンセンターからの回収重量に含まれるものであることに注意
■実施体制 主催:屋久島町 協力:(株)ECOMMIT

尾之間地区でのリユース品試験回収尾之間地区でのリユース品試験回収

③. 回収品の無償譲渡

■実施内容 リユース品の無料引き取りイベントと併催でのリユース品譲渡
■実施回数 1回(2022年10月22日)
■実施場所 屋久島町安房体育館
■回収品目 食器・キッチン用品/工具/おもちゃ/家具・家電/雑貨
■検証内容 町民に引き渡した物の品目、量を確認、島内循環の施策になりうるかの検証
■検証結果
島外へのリユース品運搬量を減らし、町民が気軽にリユース品を利用できる仕組みづくりの一環として、不要品の持ち込みと引き取りを同日に実施。
全体の回収量1269.65kgのうち、約30%の359.65kgが町民へと引き渡される結果となりました。
■実施体制 主催:屋久島町 協力:(株)ECOMMIT

屋久島町安房体育館にて開催されたリユース品の無料引き取りイベントとリユース品譲渡会屋久島町安房体育館にて開催されたリユース品の無料引き取りイベントとリユース品譲渡会

 

 

屋久島町について

 

 

鹿児島市の南方約135km、県本土の南方約60kmの海上にあり、屋久島とその西北西約12kmにある口永良部島の2島からなってます。1993(平成5)年に、樹齢数千年の屋久杉をはじめとする特殊な森林植生や、亜熱帯から冷温帯に及ぶ植生の垂直分布など、屋久島 の貴重な自然環境・自然資源が世界的な評価を受け、我が国で最初の世界自然遺産に登録されてから、今年で30周年を迎えます。

所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田849-20
代表者:町長 荒木 耕治
オフィシャルサイト:http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/

丸山喜之助商店について
「リサイクルを通じ社会に必要とされる新たな価値を創造し地域社会の発展に貢献し続けること」を経営理念に掲げ、廃棄物のトータルリサイクルを目指し、環境保全と環境負荷の低減を推進することで、循環型社会に貢献します。大正5年の創業から、今年で創業107年目を迎えます。

会社名:株式会社丸山喜之助商店
所在地:鹿児島県日置市伊集院町大田3145
代表者:代表取締役 丸山 明紀
創立年月日:大正5年12月
事業内容:再生資源・リサイクル事業/廃棄物処理事業/トータルサービス
コーポレートサイト:http://www.m-kinosuke.com/

ECOMMITについて

 ECOMMITは、「環境ビジネスに革新を起こす」ことを企業理念とし、ワンストップでものが循環する仕組みを創る「循環商社」です。

 全国7箇所にリアルな循環センターを持ち、不要になったモノを回収・選別・再流通させ、そのサイクルの輪や分野を広げています。リユース・リサイクル率の算出や、CO2削減量のレポーティングを通して回収から再流通までの”ものの流れ”をデータ化するトレーサビリティシステムまで、企業や自治体の特性に合った循環サイクルの実現に向けたサービスを包括的に提供しています。

 創業からの15年間で、30以上の自治体と連携し、衣類に限らず日本トップレベルの品目を取り扱い、全国約1,300箇所の拠点からの回収を実現してきました。15期目となるいまからを第二創業期と位置づけ、企業や自治体のみならず、生活者に向けたライフスタイル形成も含めたサーキュラー・エコノミーを推進するブランドとして、「捨てない社会をかなえる」ことを目指し、事業を展開してまいります。
サーキュラー・エコノミー推進のための取り組みの一つとして、伊藤忠商事株式会社と業務提携し、日本市場における繊維製品の回収サービス「Wear to Fashion(ウェア・トゥ・ファッション)」を展開しています。 

▽Wear to Fashion
http://renu-project.com/wear-to-fashion/

会社名:株式会社ecommit
所在地:鹿児島県薩摩川内市水引町2803
代表者:代表取締役 川野 輝之
創立年月日:2007年8月17日(2008年10月1日設立)
事業内容:循環型社会に向けたインフラ・システム開発及びリユース・リサイクル事業
コーポレートサイト:https://ECOMMIT.jp

■お問い合わせ先
株式会社ECOMMIT  営業開発部
j.sales@ecommit.jp
 

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