国際物流事業 熊本－台北間 国際航空貨物実証輸送へ参画

西日本鉄道㈱は、熊本県と熊本国際空港㈱が主催する、熊本－台北間の国際航空貨物実証輸送へ参画し、台北向けのチャーター機へ当社手配による輸出貨物を搭載しました。

　近年、半導体製造企業の熊本県内への進出に伴い、阿蘇くまもと空港を活用した国際物流並びに地域周辺との物流サービス需要が急激な高まりをみせております。当社では、第16次中期経営計画においても、半導体産業の集積が進む熊本地区における事業拡大を掲げ、国際航空貨物分野での輸送需要の高まりが予想される熊本県を重要な地域の一つと捉えております。
　
　3月23日（木）には、阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビルオープンにあわせて、熊本発台湾行のチャーター便による貨物のテスト輸送が実施され、当社も運送事業者の一社として参画し、サンプル貨物を輸出手配いたしました。九州における国際貨物輸送の中心の一つとして発展が期待される阿蘇くまもと空港の取り組みに参画することで、熊本・九州と世界をつなぐサプライチェーンの確立に寄与していきたいと考えております。

　当社グループでは、福岡と熊本を結ぶ高速バス「ひのくに号」の運行をはじめ、西鉄エアサービス㈱が阿蘇くまもと空港における貨物ハンドリング事業を行うなど、グループとして熊本での事業展開を図っております。今後、国際物流事業も同県で推進していくことで、これまで以上に熊本の産業発展に貢献してまいります。