【都城市立美術館】収蔵作品展「線を楽しむ」を令和5年5月7日まで開催!

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今回の都城市立美術館収蔵作品展では、絵画や書を中心に、彫刻やインスタレーションも交えながら、芸術作品で表される線について、「筆の動き」や「線と色彩」など様々な視点から紹介します。
また、高嶺格のインスタレーション作品「憂鬱のアンギラス」も、約4年ぶりに高校生ボランティアの手を借りて再展示します。

 

線からは、モノのかたちや文字の意味だけではなく、筆先の動き方や勢い、重さ、軽さなども読み取ることができます。
絵画や書は、現代では別のものとして扱われがちですが、江戸時代以前の日本では「書画」として一つの概念で扱われていました。これは、「絵画と書は、同じ筆を使って生み出されるので根本的に一緒である」という考え方が、中国から日本へ広まったからでした。一方、西洋では線は色彩と相対するものと考えられており、絵画においてどちらが重要か長年論争されてきました。開国による西洋文化の流入で、日本において「書画」が絵画と書へ分かれ、新たに「美術」や「芸術」というカテゴリーが誕生したあとも、それぞれが独自の視点で、線と向き合いながら発展し続けています。
 

  • 作品展概要

会期
令和5年3月14日(火)~5月7日(日)
※月曜日休館(月曜日が祝日の場合、その翌日が休館)

観覧料
無料
 

  • 主な展示作品

山内多門「金剛山」「画帖」、小波南洋 [無題]、李禹煥「From Line12」、高嶺格「憂鬱のアンギラス」、山田新一宛佐伯祐三書簡、など約50点​

山内多門「金剛山」山内多門「金剛山」

 

高嶺格「憂鬱のアンギラス」高嶺格「憂鬱のアンギラス」

「山田新一宛 佐伯祐三書簡等資料」(1920年7月16日付書簡)「山田新一宛 佐伯祐三書簡等資料」(1920年7月16日付書簡)

 

  • 関連イベント

担当学芸員によるギャラリートーク(作品解説)を次の日程で開催します。
参加費無料、申し込み不要です。
■日時
令和5年4月9日(日)、4月22日(土)
※いずれも午後1時30分から

【都城市立美術館】
所在地:宮崎県都城市姫城町7-18
電話:0986-25-1447

◇作品展について詳しくは、都城市立美術館ホームページにも掲載しています。
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/artmuseum/53598.html
 

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