企業における女性リーダー育成の課題と福利厚生プラン提供の背景
政府が推進する両立支援策により、出産後に復職する女性は増えてきましたが、出産育児によるキャリア中断、時間的制約、ロールモデルの不在といった課題、また、統計的差別による支援不足などから、女性は男性に比べて学習機会を逃しやすい傾向にあります。そのため、本人に昇進の意向があっても適切な経験を重ねることができず、育成が進まない可能性があり、人事部や上長による恣意的な介入、つまりキャリアアップを支援する活躍支援が必要となります。
ワークシフト研究所は、「子どもを持って働くことが当たり前」になる社会を目指して、育休から復職した誰もがキャリアアップできるように、育休プチMBAなどの勉強会や研修を通して、復職者の活躍支援を行っています。
これまでも育休プチMBAを企業研修として法人で導入することができましたが、料金体系が従量課金制となっており、予算の都合上、より多くの従業員を対象にしづらいという声がありました。また、2022年4月から段階的に施行される改正育児・介護休業法によって、今後は男性の育児休業取得者が増えることも見込まれ、復職研修へのニーズがさらに高まる見通しです。
そこで、新たに月額定額制のプランを提供することで育休プチMBAの法人導入を後押しし、育休取得者*のキャリアアップを支援していきたい考えです。
*育休プチMBAは男女を問わず参加可能です。ワークシフト研究所は両立する男性リーダーも支援しています。
育休プチMBAの導入効果
育休プチMBAは、時間に制約のある人材も組織に貢献できるようになるための勉強会です。復職後の従業員が陥りがちな事例(ケース)を基にしたグループディスカッションを通して、経営学の基礎、上司や経営層など第三者の視点も含めた考え方を学びます。勉強会を通じて復職や両立への不安を取り除き、復職後のキャリアアップに必要な思考力、コミュニケーション力、交渉力などを鍛えることが可能です。
本勉強会に参加してから復職した人と、そうでない人を比較したアンケート*では次のような点で違いが認められました。
- 仕事継続のためのマインドを維持する力
- 組織に対する貢献意欲
- 経営理念、経営者の言葉の理解度
- 管理職に対する興味や仕事の理解度
*株式会社ワークシフト研究所「復職者の意識と意欲の変化 2017」より。育休プチMBAに参加して復職した人はそうでない人より上記の項目が1.7-2倍多い、という結果が出ている(n=424)。
福利厚生プランについて
福利厚生プランの詳細は次の通りです。
- 利用対象者:産休中または育休取得中の方、育休から復職後1年以内の男女。
- 実施回数:月に2回程度。今後開催回数を増やしていく予定です。
- 月額利用料金:18,000円(税込)から
- 年間契約となります。
- 利用料金は従業員数によって異なります。詳細はお問合せ下さい。
詳細はこちらからもご覧いただけます。https://ikukyumba.jp/benefits/
ワークシフト研究所について
株式会社ワークシフト研究所(代表取締役:小早川優子、所在地:東京都港区、以下ワークシフト研究所、https://workshift.co.jp/)は、女性管理職・リーダーの育成、企業の働き方改革を目的とした各種コンサルティング、教育トレーニングサービス(法人向け・個人向け)、管理職・リーダー候補の女性の人材紹介サービスを提供しています。育休中の女性を対象とした「プチMBA」の参加者は、約14,000名となりました(累計)。
実践的なケースディスカッションを軸とした「ワークシフト・メソッド」を用いた意識変革・組織改革を専門としており、「ビジネス×アカデミア」の交流を促進し、限られた時間の中で最大限の成果と、付加価値を創造する個人と組織を創ります。
本件に関するお問合せ先
株式会社ワークシフト研究所
info@workshift.co.jp