6年連続!フィンランドが幸福度ランキング世界1位に!『フィンランド⼈はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』

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3⽉20⽇に幸福度ランキングの発表があり、フィンランドが6年連続で世界1位となりました。フィンランドの幸福度1位の秘密を、フィンランド⼈の働き⽅に焦点を当て綴った『フィンランド⼈はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」は、読者が選ぶビジネス書グランプリ2021イノベーション部⾨で1位を獲得、10万部を突破しています。

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子著・ポプラ新書)『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子著・ポプラ新書)

国連が発表する幸福度ランキングで、フィンランドが6年連続で世界1位を獲得しました。⽇本は47位で、昨年の54位から順位をあげました。(2023年3⽉20⽇付)https://worldhappiness.report/
 

  • 幸福度ランキングとは、GDP(国内総⽣産)、健康寿命、⼈⽣の選択の⾃由度、社会の腐敗度といった要素に加え、国⺠に幸福度を聞いた結果などをもとに、総合的な幸福度を測り、国連が毎年発表しているものです。

幸福度に大きな影響を与えるのがワークライフバランス。同じく今年3月にForbesで発表されたワークライフバランスのランキングでは、フィンランドの首都ヘルシンキが2位にランクインしました(1位はコペンハーゲン)。1か月を超える休暇、育休制度や柔軟な働き方が評価されています。

日本でも、コロナ禍で身近になった在宅勤務ですが、フィンランドは、コロナ以前から在宅勤務3割を実現。有休消化は100%で、毎年平均5週間ほどの休暇を取るそうです。しっかり休んで、リチャージすることができるフィンランド。そして、⼀⼈あたりのGDPは⽇本の1.25倍です。

また、日本で最近議論されている男性の育休取得ですが、フィンランドでは8割の男性が育休を取得しています。今年1月には、アンティ・カイッコネン国防相が約2か月の育休を取得。男性閣僚としては最長で、ロシアのウクライナ侵攻やフィンランドのNATO加盟などと重なる時期だったこともあり、フィンランドでも話題になったそうです。

リスキングも、フィンランドでは当たり前のこと。OECDの調査によると、半数以上の人たちが、仕事をしながら、なにかしらのトレーニングや勉強をしています。2021年に生涯学習に参加した人たちは31パーセント。EUのなかでは、スウェーデンの35パーセントに続き、2番目に高い数字でした(Eurostatの調査)。

フィンランドと日本では、人口や国の規模が違いますが、働き方に関して参考になることは多いのではないでしょうか。『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事は終わるのか』では、フィンランドの効率のいい働き方はもちろん、男性の育休やリスキングについても事例を交えながら紹介しています。ぜひこの機会にお読みになってみてください。
 

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子著・ポプラ新書)『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子著・ポプラ新書)

『フィンランド⼈はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』

堀内都喜⼦著・ポプラ新書・定価860円(税別)

書誌詳細>>hhttps://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201182.html
Amazon>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591165906/

 

 

  • 堀内都喜⼦(ほりうち・ときこ)⻑野県出⾝。フィンランド・ユヴァスキュラ⼤学⼤学院で修⼠号を取得。フィンランド系企業を経て、現在はフィンランド⼤使館で広報の仕事に携わる。著書に『フィンランド 豊かさのメソッド』『フィンランド 幸せのメソッド』がある。
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