脳の健康に対するビジネスエコシステムを形成する上で、どのようにしたら脳の健康を維持できるのかを明らかにすることは、非常に重要な課題です。脳情報の可視化と制御による活力に溢れた生活の実現に向け実施された内閣府ImPACTプログラムでは、脳の健康を管理する国際標準指標「BHQ(Brain Healthcare Quotient)」が開発されました。過去のBHQ研究を通じて、超高齢者の中でも健康な脳を維持できている方が存在する可能性があることが示されました。このことから、100歳を超えても脳が健康な超高齢者の秘訣を探る研究プロジェクト「Century Brain Project」が開始されました。この度、京都府・(一社)京都スマートシティ推進協議会後援のもと、その第一弾を京都府で実施します。
■研究の目的・概要
本研究では、京都府在住の80歳以上の元気な高齢者を対象に、医療法人知音会御池クリニックにてMRI計測を実施し、さらにオンラインインタビュー、オンラインアンケートを行います。これにより、①元気な高齢者はBHQが高いのか?②BHQが高い高齢者はWell-beingも高いのか?③なぜ年を重ねてもBHQが高く保てるのか?といった疑問を明らかにすることで、誰もが健康な脳で100歳を迎えるための秘訣を調査したいと考えています。
図1. Century Brain Project @Kyoto の構想
■支援内容
本プロジェクトに際して、研究参加候補者の研究参加可否の判定に使用する認知機能テストとして、ベスプラの「運転免許の認知機能テスト」を参加者に無償提供いたします。本テストは運転免許の更新時に受ける認知機能検査に基づき作成されています。このテストにより、研究参加候補者はご自身の認知機能の状態を把握することができます。
[これで安心! 75歳からの運転免許認知機能検査 テキスト&問題集]
■本プロジェクトの参画を通した将来的な取り組み
本プロジェクトは、脳のヘルスケアサービスの中心的な価値である、100歳を超えても脳を健康に保てる方法についての学術的な発見を第一の目標としています。ベスプラは、より多くの方が元気な脳で活躍する社会を作るため、本取り組みを通じて得られた知見を活用し、社会実装に向け取り組んでまいります。
■Century Brain @Kyoto紹介ページ
https://www.bi-lab.org/century-brain-project/century-brain-kyoto
<ご参考>
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株式会社ベスプラについて
株式会社ベスプラは認知症予防に向けた脳の健康維持アプリ「脳にいいアプリ」ならびに運転免許更新時の認知機能検査が手軽に試すことができる運転免許の認知機能テストを提供し、ICTを使ったヘルスケアサービスを通して脳と体の健康サービスを提供しています。
一般社団法人ブレインインパクトについて
一般社団法人ブレインインパクトは脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)に関連する各種取り組みについての国際標準化活動を推進すると共に、脳情報のデータベースを公的共用リソースとして提供しています。