同調査では22卒~25卒学生を対象として、専門商社業界の就職先としての印象について、どのようなイメージを持っているか調査しました。業界の良いイメージ、悪いイメージのほか、具体的な仕事のイメージや就職先として志望業界としているかどうかなどを調査しています。(調査時期:2022年4月11日~4月18日、有効回答数:748名)
調査結果では、「安定している」「給与が高い」などの好待遇のイメージが強い一方で「全国転勤」などのハードワークのイメージも強いことがわかりました。また、知っている社名を聞いた設問では総合商社の名前を挙げる学生が多く、専門商社を具体的なイメージできていない様子がわかりました。
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学生が就職活動で企業を選ぶ際に、業界研究を経て業界を選択し、その中から企業を選ぶケースが大多数を占めます。この業界選択の段階で、「人気業界」「不人気業界」や「自分に向いている業界」などの情報を学生は蓄積していきます。当調査では、この業界選択の際に判断の基礎となる「業界のイメージ」について学生にアンケートを行っています。今回の調査では、専門商社について学生が持っているイメージを調査しました。
- 調査の概要
23・24・25・26卒生対象 業界別イメージ調査 専門商社編
調査機関 株式会社インタツアー
調査対象者 インタツアー登録の23・24・25・26卒大学生
調査母数 11,061名(文系学生9,781名、理系学生1,280名)
回答数 748名(23卒203名、24卒371名、25卒142名、26卒32名)
調査方法 SNSを経由した依頼によるWEBアンケート
調査期間 2022年4月11日~2022年4月18日
- プラスのイメージは「安定している」「給料が高い」など好待遇のイメージ
設問1では、専門商社の良いイメージについて聞きました。
最も回答が多かった選択肢は「安定している」37.3%で、「優秀な人材が多い」34.9%、「給料が高い」29.8%が続きました。収入面を含め安定した働き方ができるイメージが強いようです。また、「グローバル化が進んでいる」24.3%、「ステータスが高い」19.0%といった回答からも、世界的な活躍ができ社会的なステータスも高い仕事のイメージがあるようです。一方で、学生が企業を選ぶ軸として重視されるようになってきた「社会貢献度が高い」15.1%、「自分が成長できる」14.7%、「ワークライフバランスがとれる」6.6%といった選択肢は比較的回答が少なく、ESGや働き方改革といった軸ではあまりプラスイメージを持っていないようです。
- マイナスのイメージは「全国転勤」「ワークライフバランスが取れない」などハードワークのイメージ
設問3では専門商社の悪いイメージについて聞きました。
最も回答が多かった選択肢は「全国転勤がある」42.6%で、転勤に対するマイナスイメージが強くみられました。次いで「ワークライフバランスが取れない」32.0%、「昔ながらの文化がある」22.5%、「自由度が低い」17.8%が上位となりました。これらのイメージから、ハードワークで上意下達の職場がイメージされていることがうかがえます。
一方で「給料が低い」7.1%、「福利厚生が充実していない」6.3%など待遇に関するマイナスイメージは少なく、働くことで得られる金銭的・制度的メリットは十分にあると見られているようです。
- 具体的な仕事の中身は「専門的な商材を扱う営業職」のイメージが強い
設問5では専門商社の具体的な仕事のイメージについて聞きました。(自由回答から
キーワードを集計)最も回答が多かったキーワードは「営業」22.2%で、「専門的・特化・プロ」19.8%が続きました。専門的な分野の商品知識が求められる営業職、というイメージが強いようです。また、「取引」7.0%、「貿易・トレーディング」6.1%、「仲介」6.0%といった商材仕入れのイメージも強いようです。
こういった具体的なイメージがある一方で、「わからない」7.1%と回答した学生も少なくなく、具体的な仕事についてイメージできていない学生も目立ちました。
- 志望業界として視野に入れる学生は58.3%と人気が高い業界
設問6では専門商社の企業の選考を受けるかどうか聞きました。
「受けようと思っている(受けた)」と答えた学生は10.2%で、「受けるかもしれない」48.1%を加えると58.3%となり、6割近くの学生が専門商社を就職の選択肢として候補に入れていることがわかります。これまでの業界別イメージ調査で聞いた同設問の回答としてはIT業界66.7%に次いで高い回答率でした。
- 「日鉄物産」「阪和興業」等大手専門商社のほか、総合商社の名前を挙げる学生多数
設問8では、専門商社の具体的な企業の名前を3社挙げてもらいました。
「日鉄物産」「阪和興業」「三菱食品」「メタルワン」といった専門商社の名前を挙げた学生がある程度いたものの、最も多かった回答は「伊藤忠商事」で、総合商社の名前を挙げる学生が多数いました。学生にとって、専門商社と総合商社の違いが分かりにくいのではないかと推測されます。また、ECやメーカーなど、商社以外の業界の企業名を挙げる学生もみられました。こうした傾向は、「わからない」と答えた学生が多数いたことから、学生が具体的な専門商社についてあまり調べていないことによって生まれていると考えられるでしょう。プラス・マイナスのイメージ結果を見ても表面的なイメージによるところが大きいと思われます。
同調査の詳しい結果は 学生就業支援センターの「インタツアー」サービスサイトからダウンロードいただけます。
専門商社‐学生が思い浮かべる企業名第1位はまさかの・・・
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- 会社概要
社名:株式会社インタツアー
本社:東京都港区浜松町世界貿易センタービル南館
代表:代表取締役社長 作馬 誠大
学生の日本最大級の企業インタビュープラットフォーム「インタツアー」を展開。学生のより本質的な就活とOne to One の共感を採用ブランディングにもたらす支援を行っている。
https://gssc.co.jp/
- このプレスリリースについてのお問い合わせ先
株式会社インタツアー
担当:作馬、安田
TEL:03-6731-4455 E-MAIL:gsinfo@gssc.co.jp
問い合わせフォーム:https://gssc.co.jp/contact/