現在、日本には世界では類を見ない、約60もの「こども新聞」が存在します。こども新聞サミットは2017年から開催され、全国各地から集まった子どもたちが、自分たちの未来について取材し、議論し、発表してきました。前回のサミット終了後には、こども記者が首相官邸を訪問し、岸田総理にサミットの結果報告を行いました。
第6回こども新聞サミットでは、参加新聞社15社がテーマごとに3つのチームに分かれ、分科会を行ってきました。当日はこれまで取材し、議論してきたことを発表いたします。サミットの最後には「より良い世界をつくるため」の提言をまとめ、世の中へ発信します。
朝日・毎日・読売を含む15紙がタッグを組み実施する共同イベントです。ご多用の折、誠に恐縮ではございますが、万障お繰り合わせの上、ぜひご取材賜りますようお願い申し上げます。
第6回 こども新聞サミット開催概要
開催日 2023年3月28日(火)
会 場 日本科学未来館7F未来館ホール
(東京都江東区青海2-3-6)
参加こども記者 18名(小学5、6年生)
主 催
こども新聞サミット実行委員会
参加新聞社
北海道新聞社 道新こども新聞 週刊まなぶん
河北新報社 こども新聞 週刊かほピョンプレス
福島民友新聞社 みんゆうジュニア情報局
茨城新聞社 茨城こども新聞
下野新聞社 週刊しもつけ子どもタイムズ
上毛新聞社 子ども新聞 週刊風っ子
朝日学生新聞社 朝日小学生新聞
毎日新聞社 毎日小学生新聞
読売新聞社 読売KODOMO新聞
新潟日報社 まいにちふむふむ
信濃毎日新聞社 信毎こども新聞
神戸新聞社 週刊まなびー
南日本新聞社 南日本こども新聞オセモコ
沖縄タイムス社 こども新聞 ワラビー
琉球新報社 新報小中学生新聞 りゅうPON!
後 援 文部科学省、日本新聞協会、共同通信社、時事通信社
協 力 日本科学未来館
協 賛 ロボット科学教育 Crefus、浜学園、ビーサイズ
スケジュール
13:30 未来館ホール開場
14:00 オープニング
・開会あいさつ
・参加新聞社、協賛社紹介(15社)
・ゲスト紹介
日本新聞協会 NIEコーディネーター関口修司様
持続発展教育推進フォーラム 理事 手島利夫様
認定NPO法人ダイアローグフォーピープル フォトジャーナリスト 安田菜津紀様
・サミットの流れ/議論するテーマ紹介
14:15~ 各チーム発表
・チームA「物価高の影響」
・チームB「地域に生きる」
・チームC「理想の学校」
15:35~インターバル
15:45~全体討議
・ゲストより、発表会の講評
・各チームのこども記者代表とゲストが檀上にあがり、サミットのテーマの答えとなる
提言をまとめます。
16:35~ 提言宣誓
・最終提言を全員で宣誓(斉唱)
16:40 フィナーレ
・主催者挨拶(朝日学生新聞社代表取締役社長 高田圭子)
・閉会の挨拶
・記念撮影
17:00 終了
第6回「こども新聞サミット」で参加新聞社15社のこども記者18名が
発表するのは下記の3テーマ
チームA 「物価高の影響」
参加新聞社:読売新聞社 北海道新聞社 下野新聞社 上毛新聞社 沖縄タイムス社
発表内容: 物価高の原因と影響、私たちにできることは何かを発表
以下取材先
(全体)日本唯一の金融教育ディレクター橋本長明さんに全員でお話を伺いました。
各新聞社のこども記者たちはそれぞれの取材を通じて、自分たちにできることを考えました。
・北海道)フードバンクの運営者、支援を受ける団体、食品を寄付する「山崎製パン札幌工場」も取材。
物価高の影響を多面的に考えた
・上毛新聞)スバル群馬製作所を取材。スバルを通じて物価高や円安の自動車産業への影響などを考察
・下野新聞)こども記者が住む那須塩原市の給食担当を取材。物価高による学校給食への影響を考えた
・沖タイ)沖縄を代表するお土産、「元祖紅いもタルト」を生産している読谷村の企業を取材
チームB 「地域に生きる」
参加新聞社:毎日新聞社 福島民友新聞社 新潟日報社 神戸新聞社 琉球新報社
発表内容:こどもたちが取材した内容を発表。
以下取材先
・毎日新聞)地域と防災をテーマに、東京都三鷹市と長野県安曇野市の防災対策について取材
・福島民友)福島県のUターン者などをインタビューし、魅力ある町づくりについて取材
・新潟日報)スマート農業、県内の子供向け施設などを取材
・神戸新聞)そろばん産業について取材
・琉球新報)沖縄戦について取材
チームC 「理想の学校」
参加新聞社:朝日学生新聞社 河北新報社 茨城新聞社 信濃毎日新聞社 南日本新聞社
発表内容: こども記者が取材した理想の学校について発表します。
以下取材先
全員)
「認定NPO法人カタリバ」 校則やルールはなぜあるのか?を取材。
「サッカー日本代表の森保一監督」こども記者が質問状を送付。こども記者の質問に書面で回答してくれる予定
南日本新聞)教科書やテストがなく、子どもの発達に合わせた学習内容で、学年の垣根を越えて、芸術体験を中心に体を動かす授業に取り組んでいる学校を取材
茨城新聞) 女子生徒が「学校を楽しい場所にしたい」との思いから、自主的に「生活向上委員会」を立ち上げた 中学校を取材
信濃毎日新聞) 吃音をテーマにした取材を実施
朝日小学生新聞) 学校に安全に通ったり、放課後などに安心して過ごす方法を取材
【こども新聞サミットHP】
https://www.asagaku.com/2021/cns/