- MCS版自立支援ケアとは
2019年1月より2022年4月末まで、全国約290事業所の全ご利用者を対象に「MCS版自立支援ケア」の提供、効果検証を実施。2022年5月時点で集計済みの236事業所のご利用者3771名のうち、約85%の方に認知症の周辺症状の改善が見られています。そしてこの度、今年4月に開設した「愛の家グループホーム武蔵ケ丘(熊本県熊本市北区)」でも6月より導入を開始し、効果検証 を行っています。
「MCS版自立支援ケア」は、認知症の二次要因である「身体的活動性の低下」と「精神・生活環境状態の悪化」に注目し、科学的根拠を基に、各事業所の介護職員と看護・リハビリの専門職のチームで行います。
具体的には、まず一人ひとりの身体機能や栄養状態、認知症の症状に関する約250項目のアセスメント(調査・評価・分析)を実施。その後、一人ひとりにあった「適正水分量の摂取」 「タンパク質を中心とした栄養改善」「運動プログラムの実施」、および「処方薬の適正化」を、6か月間実践します。約250項目のアセスメントは毎月更新します。
- MCS版自立支援ケアの特徴
これまで認知症ケアは、一般的に精神面へのケアが主とされてきました。それに対し、「MCS版自立支援ケア」では、身体的不調による認知症状に着目し、科学的根拠に基づいた手法を用いて、客観的な効果検証を行うことが最大の特徴です。また、短期間の研修を受けることで介護未経験の職員でもすぐに実践できます。ケアの内容と成果に対し可視化できるのも大きな強みです。
- MCS版自立支援ケアの成果
集計結果は、5月末現在、集計済みの236事業所、3771名分。
1) 認知症の周辺症状状態改善率・・・ 約 85% ※1
※1 ご利用者の全身状態や問題行動(BPSD)に大幅な改善がみられ、
問題行動と身体機能のいずれかが改善した割合
対象者:当社236事業所、3771名。うち改善者3194名。
※2 ※2 導入済294事業所中、5月末現在での集計済み236事業所のデータ
(導入事業所内訳:愛の家グループホーム281、愛の家小規模多機能型居宅介護12、愛の家デイサービス1)
実施期間:2019年1月から2022年4月末まで順次実施。(各実施期間は、6か月間)
2) 入院日数の低減・・・ 63.3%減少 (702名を対象に、導入前と導入後の各8か月間を比較)
3) 1日あたりの減薬数・・・ 804錠 (616名を対象。導入期間6か月間の成果)
- 愛の家グループホーム武蔵ケ丘
事業所名 :愛の家グループホーム武蔵ケ丘
開設日 :2022年4月1日
所在地 :熊本県熊本市北区武蔵ケ丘1-5-14(TEL:096-348-7380)
アクセス :JR豊肥本線 武蔵塚駅徒歩5分
定員 :18名(1ユニット9名)
HP :https://mcs-ainoie.com/search/kumamoto/kumamotoshi/gh292/
- 会社概要 メディカル・ケア・サービス株式会社
1999年埼玉県さいたま市で創業。創業当時より認知症ケアを専門とし、現在認知症ケア専門のグループホーム「愛の家 」を中心に、その専門性を強みとした多様な介護サービスを展開。現在、全国31都道府県319事業所を運営し、グルー プホーム運営居室数は、日本一の実績を誇ります。国外では、中国を中心に有料老人ホームの運営や開発コンサルティン グ等の事業を展開。「認知症を超える。」をブランドメッセージとし、認知症のある方も誰もがその方らしく当たり前に 暮らせる社会の実現を目指しています。
設立 : 1999年11月24日
所在地 : 〒330-6029 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 ランド・アクシス・タワー29階
代表者 : 代表取締役社⻑ 山本 教雄
社員 : 約6500名
拠点 : 日本国内31都道府県 319事業所、海外(中国)5棟
HP : http://www.mcsg.co.jp/
(2022年6月現在)