神奈川県湯河原町で「子ども第三の居場所」助成決定書授与式を実施

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神奈川県湯河原町(以下、湯河原町)とB&G財団(東京都港区)は、3月8日(水)、湯河原町役場で「子ども第三の居場所」助成決定書授与式を実施しました。

冨田幸宏町長(左)、朝日田常務理事(右)冨田幸宏町長(左)、朝日田常務理事(右)

 授与式には、湯河原町 冨田幸宏町長、高橋正副町長、菅沼浩行教育長、運営団体「一般社団法人ユガラボ」 山田貴子代表理事、坂倉杏介理事など、関係者7名が出席。B&G財団常務理事 朝日田智昭から冨田幸宏町長に施設整備費及び拠点運営費として、3年間で総額7,880万円を上限とする助成決定書を手渡しました。

 冨田町長は式典で、「2016年、湯河原町において子どもの居場所づくりの活動が始まりました。その発展的な場所として、『子ども第三の居場所』を位置付けたい。コロナの影響で色々なダメージが発生している中で、私が一番気になるのは、人と人とのつながりが切れてしまっているのではないかということです。『子ども第三の居場所』という場を活用し、大人だけでなく、地域や年代を超えて、みんなで協力し合いながら、人と人とのつながりを取り戻すことを目指したい」と話されました。

助成決定書授与式助成決定書授与式

 「子ども第三の居場所」湯河原拠点の運営団体である「一般社団法人ユガラボ」は、現在、湯河原町で「ゆがわらっことつくる多世代の居場所」という多世代交流の居場所を運営しています。多世代の居場所は、2016年11月に慶應義塾大学SFC研究所、湯河原町共催の研究プロジェクトの一環として開設されたもので、2018年10月に研究プロジェクトに参加していた大学教員により「一般社団法人ユガラボ」が設立されました。多世代共創コミュニティの形成事業、多世代の交流拠点の運営等における豊富な経験が生かされた、「子ども第三の居場所」湯河原拠点の充実した運営が期待できます。

 「子ども第三の居場所」湯河原拠点は、湯河原駅から徒歩3分で、湯河原駅前通り明店街に位置する2階建ての建物を改修する予定です。改修設計は、リング状の保育園など有名な教育施設を手掛ける手塚建築研究所より行い、改修作業は子どもたちと一緒に行っていく予定です。拠点オープンは2023年10月に予定しています。

 「子ども第三の居場所」湯河原拠点では、湯河原町全域の小・中学生を対象とし、生き抜く力を育む場・安心安全な居場所を開設・運営します。行政、民間、住民、企業の方々と協力し、誰一人取り残さない地域子育てコミュニティをつくることで、「みんなが、みんなの子どもを育てる社会」を目指します。地域で活躍する大人を中心とした多様な学びのワークショップを実施し、湯河原町内にロールモデルとなる大人との出会いの場をつくります。
 

  • 「子ども第三の居場所」とは

家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。現在全国に146ヶ所設置され(2023年2月末時点)、全国500ヵ所の設置を目指します。

子ども第三の居場所の設置自治体を募集しています。ぜひ、お気軽にB&G財団 企画課(TEL:03-6402-5311 mail:kikaku@bgf.or.jp)までお問合せください。ご応募をお待ちしております。

 

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