双日、冷凍マグロ加工販売大手であるトライ産業株式会社の全株式を取得

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 双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、株式10%を保有する冷凍マグロの加工販売を行うトライ産業株式会社(本社:静岡県静岡市、以下「トライ産業」)の全株式を取得します。
 双日は、水産加工品ビジネスにおいて、トライ産業の完全子会社化により、これまでのマグロの養殖や海外加工に加え、新たに国内加工を加えることで機能を拡充し、さらに充実した商品提案を実現します。
 トライ産業は1988年に創立し、年間約2.6万トンの冷凍マグロを取り扱っている業界大手で、冷凍マグロの仕入・加工・販売・物流・品質保証の一貫体制を確立しています。
 国内で高品質なマグロを提供するために、マイナス50℃以下の超低温状態で配送するコールドチェーン体制を整備しています。また、対米・対EUの輸出のために、2つの工場でHACCP(※)の認定を受けています。卸売や外食チェーンなど300社を超える幅広い顧客を持ち、専門的な知識と情報収集力を活かし、それぞれのニーズに合わせてマグロの部位や規格別に無駄なく良質な製品を提供する仕組みを確立しています。

【左からトライ産業 清水本社および工場認定工場での冷凍マグロ加工】【左からトライ産業 清水本社および工場認定工場での冷凍マグロ加工】

 

 健康志向の高まりなどを背景に、回転寿司や総合スーパーなどにおける水産食品市場が今後も世界的に拡大していくことが見込まれています。双日グループでは、2003年から進めている大連翔祥食品有限公司による海外での冷凍マグロ加工販売事業や2008年に参入した双日ツナファーム鷹島によるクロマグロ養殖事業、さらに2022年に完全子会社化したマリンフーズ株式会社の水産食品加工販売を連携させることで、マグロをはじめとする水産加工品ビジネスの強化を進めています。

 双日グループは、国内外で高まる水産加工品ニーズに応えるとともに、お客様起点のビジネスにこだわり、「生活の豊かさ」と「利便性」を高める事業の拡大を推進します。

(※)食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法

(ご参考)
【関連ニュースリリース】
◆2003年1月9日
『日商岩井、日本企業初、中国で冷凍鮪の保管加工販売会社を設立』
URL: https://www.sojitz.com/jp/news/2003/01/20030109.php
◆2008年9月8日
『双日、マグロ養殖に参入』
URL: https://www.sojitz.com/jp/news/2008/09/20080908.php
◆2022年2月9日
『双日、日本ハム子会社である水産食品加工会社の全株式を取得』
URL:https://www.sojitz.com/jp/news/2022/02/20220209-02.php

【トライ産業の概要】

会社名 トライ産業株式会社
設立 1988年7月20日
資本金 6,700万円
売上高 404億6,800万円(2022年6月期)
代表者 代表取締役 石川 年生
本社所在地 静岡県静岡市清水区清開二丁目2番9号
事業所・工場 清水本社・工場、松原町事務所、島田工場、吉田工場
事業内容 冷凍マグロ加工販売事業
Webサイト https://www.try-sangyou.co.jp/

 

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