当日は、昨年10月に当プロジェクトの共同研究に採択された19つの企業・団体のうち9つの企業・団体が取組について紹介し、今後の実践的な活動について、県内外の農業関係者や一般参加者へ向け説明を行いました。また、生産現場の参考となる取組を行う県内3つの企業・団体も発表し、交流会では課題解決に向けた意識の高まりと、今後の活動について議論が行われました。
・「あいち農業イノベーションプロジェクト」特設サイト:https://aichi-agri.jp/
■あいち農業イノベーションプロジェクトについて
当プロジェクトは、愛知県農業試験場や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ企業等の新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、新しい農業イノベーション創出を目指すプロジェクトです。当社は当プロジェクトにおける事務局として参画し、プロジェクトの運営や採択企業の支援などを行っています。
■報告会概要
・ 日 時:2023年3月9日(木) 午後3時30分から午後5時30分まで
・ 場 所:有限責任監査法人トーマツ 名古屋事務所 Dフォーラム(JPタワー37階)
・ 参加者:農業イノベーション創出に取り組む企業等、農総試、あいち農業イノベーション研究会、県内農業関係者(※一部参加者はオンラインで参加)
・ 発表企業・市町村等(テーマごと五十音順)
①あいち農業イノベーションプロジェクトの取組紹介(当プロジェクトで選定された19者のうち9者による発表)
企業・市町村等 <農総試担当研究室> |
紹介する取組内容 |
株式会社ジェイテクト(愛知県刈谷市) <研究戦略部技術開発研究室> |
収穫作業における肉体的な負担軽減のための 農業用アシストスーツの開発 |
Green(グリーン) Drop(ドロップ)〔起業予定〕(名古屋大学) <東三河農業研究所花き研究室> |
植物の生体分子マーカーによる環境最適化技術の開発 |
株式会社AGRI(アグリ) SMILE(スマイル)(東京都千代田区) <園芸研究部常緑果樹研究室> |
環境及び生育データを利用した栽培管理技術の 最適化と生育予測技術の開発 |
株式会社TOWING(トーイング)(名古屋市南区) <園芸研究部花き研究室> |
高機能ソイルを用いた農地への炭素固定効果の 高い宙苗(そらなえ)の開発 |
株式会社セツロテック(徳島県徳島市) <環境基盤研究部生物工学研究室> |
独自のゲノム編集因子「ST8」を用いた 花きの新品種開発 |
センスコム合同会社(名古屋市中村区) <環境基盤研究部環境安全研究室> |
IoTを活用した持続的な 茶の高品質生産技術の開発 |
株式会社ミライ菜園(名古屋市中村区) <環境基盤研究部病害虫研究室> |
スマートフォンで利用可能な AI病害虫診断技術の開発 |
高圧ガス工業株式会社(大阪府大阪市) <園芸研究部野菜研究室> |
企業等から排出される炭酸ガスを活用した イチゴ群落内施用システムの開発 |
ウォーターセル株式会社(新潟県新潟市) <研究戦略部技術開発研究室> |
生産者の栽培状況やこだわりなどの情報を PRする有機米等の販売促進サービスの構築 |
②生産現場における取組の紹介(課題解決の参考となる3者による発表)
企業・市町村等 |
紹介する取組内容 |
株式会社デンソー(愛知県刈谷市) |
QR コードを活用した食流通の合理化 |
サンエイ株式会社(愛知県刈谷市) |
生産農家における作業改善の取組について |
豊橋市(産業部地域イノベーション推進室) |
TOYOHASHI AGRI MEETUP事業について |
■一般社団法人AgVenture Lab(https://agventurelab.or.jp/)
AgVenture Lab は、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人 家の光協会、株式会社 日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社 農協観光が社員となる一般社団法人です。