環境保護につながる財務情報開示を国際的に議論するTNFDフォーラムに参画

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 株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は2023年2月、TNFD フォーラムに参画しました。TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:自然関連財務情報開示タスクフォース)は、自然に関係するリスクと機会を評価して開示するためのフレームワークを企業に推奨するイニシアティブで、TNFD フォーラムはTNFDのミッションに賛同する企業・機関・団体等によって構成される組織です。また、NTTデータは2023年2月に30by30アライアンス、3月に経団連自然保護協議会にも加盟しました。
 NTTデータは中期経営計画で「Realizing a Sustainable Future(注1)」を掲げ、私たち自身の企業活動(of IT)とお客さまや社会に対する事業活動(by IT)の両面から社会課題の解決と地球環境への貢献に取り組んでいます。その優先テーマの一つである、Nature Conservation(自然保全)では、自然資本の保全・回復によって、健全な地球環境を創出し、人々の豊かな生活に貢献することを目指しています。
 NTTデータはTNFDフォーラム、30by30アライアンス、経団連自然保護協議会への参画を通して、自身とお客さまの自然資本ならびに生物多様性保全・回復への取り組みと支援を強化します。

■TNFD と TNFD フォーラムについて
 TNFDは自然に関係するリスクと機会を評価し開示するためのフレームワークを企業に推奨するイニシアティブとして、2021年6月に設立されました。企業の自然に関係するリスクと機会の透明性の向上を狙いとしており、投資家がネイチャーポジティブ(注2)なソリューション、機会、ビジネスモデルにつながる投資判断を行えるようにファシリテートしています。
 TNFD フォーラムはTNFDのミッションに賛同し、多岐にわたる分野の専門知識を有する900以上の企業・機関・団体等が集まった組織で、定期レポート共有やウェビナー開催等を通してTNFDに関する最新情報を共有し、情報開示枠組みの構築に向けた専門的な知見による支援を行っています。

■経団連自然保護協議会について
 リオの地球サミット(環境と開発に関する国連会議)が開催された1992年に、「経団連地球環境憲章」の考えを自然保護分野で実践する組織として経団連により設立され、NGOとの交流・企業への啓発・情報提供・情報発信、生物多様性の国際目標、国内政策等への提言をはじめとするさまざまな活動を展開しています。

■30by30アライアンスについて
 30by30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとするも目標です。30by30アライアンスは、その目標達成に向けて、2022年4月に発足し保護地域の拡充とともに、民間等によって保全されてきたエリアをOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として認定する取り組みを進めるための活動をしています。

【注釈】
※1 サステナビリティ https://www.nttdata.com/jp/ja/sustainability/
※2地球と社会の強靭性を強化し、自然の喪失に歯止めをかけ回復させることを指します
https://www.weforum.org/agenda/2021/06/what-is-nature-positive-and-why-is-it-the-key-to-our-future/

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