「廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス」の事例から学ぶ

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コペルニク・ジャパンは、プラスチック廃棄物の課題理解およびその解決に関する取り組み促進に向けて、2023年3月から2024年5月まで全6回の予定でオンラインウェビナーシリーズを開催します。
 本ウェビナーシリーズでは、Alliance to End Plastic Waste(廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス、以下AEPW)のプロジェクト紹介、日本の産官学の皆様をパネリストにお迎えし、紹介事例の具体的な活用方法に関する議論を行います。2022年には全4回の日程で同様のオンラインウェビナーシリーズを開催し、延べ1,000人以上の方にご参加いただきました。各回の内容については下記のURLからご覧いただけます。

(第1回)https://bit.ly/3MjtUM3
(第2回)https://bit.ly/3yz86Wu
(第3回)https://bit.ly/3BFs6tu
(第4回)https://bit.ly/4102KRC

 2023年第1回目となる3月10日(金)のウェビナーでは、インドネシア東ジャワ州の廃棄物処理管理システムの構築に取り組むBERSIH Indonesiaと日本国内にてペットボトルのリサイクルに関する実証実験に取り組むキリンビバレッジ様のプロジェクトを取り上げます。

 前半のセッションでは地方政府と共同し廃棄物管理インフラを整備し、正式な廃棄物収集サービスを通じたプラスチックの循環型経済の確立を通じて、ポストコンシューマーリサイクル市場の実現を目指すBERSIH Indonesiaの取り組みをご紹介します。後半のセッションではボトルtoボトルの取り組みを行い企業とリサイクラーが協働しプラスチックが循環し続ける社会の実現を目指すキリンビバレッジ様の取り組みを取り上げます。

 また、有識者をお招きし「国内外の事例から見る、プラスチック回収システムの課題解決のためのソリューション開発」をテーマにパネルディスカッションを行います。

プラスチック廃棄物の課題に関心がある、課題解決に向けて取り組みを行いたい、もしくは行っている民間企業、公的機関、学術団体等の皆様のご参加をお待ちしております。

【概要】

日時: 2023年3月10日(金)13:00~15:00 (日本時間)
会場: オンライン(Zoom)*お申し込み後自動送信でURLが送信されます。
主催: 一般社団法人コペルニク・ジャパン
協力: 廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)
言語: 日本語
参加費: 無料・要事前登録
参加申込: https://forms.gle/J1zbsQZyL9w3uZkw6

 

 
【第1回ウェビナー内容(敬称略)】

時間 コンテンツ
13:00 –13:10 開会の挨拶

●      コペルニク 共同創設者兼CEO 中村 俊裕

13:10 –13:20 BERSIH Indonesiaの紹介動画(日本語字幕付き)

●      中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO)

13:20 –13:40 BERSIH Indonesiaの活動に関するインタビュー動画(日本語字幕付き)

●      Toby Manners(AEPW シニアプロジェクトアドバイザー)

●      Jason E. Hale(SYSTEMIQ オペレーションディレクター)

●      中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO)

13:40 –13:55 BERSIH Indonesiaの事例からの学び

●      榊原 万理佳(キリンビバレッジ株式会社 企画部 企画担当 主務)

●      松岡 秀明(JICA 地球環境部 環境管理グループ 環境管理第一チーム 課長)

●      穴田 武秀(AEPW)

●      中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO)

ファシリテーター:塩田 真弓(テレビ東京 キャスター)

休憩  
14:00 -14:10 キリンビバレッジのプロジェクト紹介榊原 万理佳(キリンビバレッジ株式会社 企画部 企画担当 主務)
14:10 -14:45 パネルディスカッション

●      榊原 万理佳(キリンビバレッジ株式会社 企画部 企画担当 主務)

●      松岡 秀明(JICA地球環境部 環境管理グループ 環境管理第一チーム 課長)

●      中村 俊裕(コペルニク共同創設者兼CEO)

●      穴田 武秀(AEPW)ファシリテーター:塩田 真弓(テレビ東京キャスター)

14:45 -14:55 質疑応答
14:55 -15:00 閉会

 

【インタビュー回答者(敬称略)】

Toby Manners  AEPW シニアプロジェクトアドバイザーToby Manners AEPW シニアプロジェクトアドバイザー

Jason E. Hale SYSTEMIQ オペレーションディレクターJason E. Hale SYSTEMIQ オペレーションディレクター

【パネルディスカッション登壇者紹介(敬称略)】
 

榊原 万里佳(さかきはら まりか)
キリンビバレッジ株式会社 企画部 企画担当 主務

2010年、キリンビバレッジ株式会社入社。営業及び営業企画経験を経て2022年4月より現職。社内プラスチック資源循環委員会の事務局として、得意先とのメカニカルリサイクルの協業取組をはじめ、資源循環社会の構築に向けた各種施策を進めている。

 

松岡 秀明(まつおか ひであき)
JICA地球環境部 環境管理グループ 環境管理第一チーム 課長

2006年JICA入構。現在、地球環境部環境管理グループにて、途上国(主にアジア地域)の環境管理における事業を担当。廃棄物管理分野では、大洋州9か国、バングラデシュ、スリランカ、マレーシアといった国々で事業を実施中。

 

 

塩田 真弓(しおた まゆみ)
テレビ東京 キャスター

「News モーニング・サテライト」キャスター。国内最大の経済ニュースアプリ「テレ東 BIZ 」では「モーサテプレミアム」にて『CFO参上』、世界や日本の社会課題を伝える『サステナブルってなに?』を企画。イーロン・マスク氏主催のコンペなどを取材した『衝撃!未来テクノロジー2030 』で 2018年放送高柳賞(優れた科学技術番組に贈られる賞)優秀賞を受賞。キッズドア、グラミン日本アドバイザリーボードメンバーも務める。

 

穴田 武秀(あなだ たけひで)
廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW) 日本・韓国 統括

東燃化学株式会社(当時)(エクソンモービルグループ)に入社、主に経営部門や化学部門に従事し、2007年からエクソンモービルシンガポールにてアジアにおける基礎化学品分野を統括。帰国後、2012年から、エクソンモービル・ジャパンの社長兼リード・カントリー・マネージャーに就任。その後、エクソンモービル中国およびタイでプロジェクトに従事し帰国、2020年末から現職。

 

中村 俊裕(なかむら としひろ)
コペルニク 共同創設者兼CEO

途上国の課題をより革新的、効果的に解決するため、2010年コペルニクを共同創設。それ以前は、国連に勤務し、東ティモール、インドネシア、シエラレオネ、ニューヨークを拠点としてガバナンス改革、平和構築、モニタリング・評価、自然災害後の復興などに従事。マッキンゼー東京支社で経営コンサルタントも務めた。京都大学法学部卒業、英国ロンドン経済政治学院で比較政治学修士号取得。現在大阪大学大学院国際公共政策研究科招へい教授も兼務。

参加のお申し込み:https://forms.gle/J1zbsQZyL9w3uZkw6

BERSIH Indonesiaについて

 

BERSIH Indonesiaは、AEPWと東ジャワ州の地方政府が協力し、地方住民のニーズに応える形で作られた包括的な廃棄物処理インフラの構築をめざすプロジェクトです。2040年までにプラスチック汚染のない国を目指すインドネシアにおいて、効果的かつ規模を拡大しても対応可能で、ビジネス展開を見込める廃棄物管理システム開発を目的とし、5つの資源回収施設と4つの中継施設の建設を予定しています。リサイクル資源のバリューチェーンへの再組み込み、ポストコンシューマーリサイクル市場の創出を通じて、プラスチックの持続可能な循環型経済の確率を目指しています。
ウェブサイト https://endplasticwaste.org/en/our-work/innovation-through-collaboration/bersih-indonesia

AEPWについて

 

AEPWは、廃棄プラスチック問題を解決すべく発足した国際的な非営利団体です。その焦点はプロジェクトの実施及び廃棄物管理システムの開発や強化のための革新的なソリューションへの資金提供です。2022年6月時点で、AEPWは世界30カ国において50以上のプロジェクトをサポートしています。プラスチック廃棄物問題の解決には、それにかかわる全体の協力が必要な複雑な課題です。2019年以来、AEPWは政府、市民社会、起業家、コミュニティとともに、プラスチックの循環型経済の推進に向けて取り組むために、プラスチックのバリューチェーン全体で各業界リーダーによるグローバルネットワークを構築してきました。
ウェブサイト https://endplasticwaste.org/ja

コペルニク・ジャパンについて

 

コペルニクはインドネシアに本部を置き、途上国の貧困問題に対して営利・非営利の双方から取り組む組織です。貧困層の課題を解決する革新的な技術や製品、サービスの開拓や実証実験、調査分析、普及促進などを通じ、常に新しい課題解決のアプローチに挑戦しています。コロナ禍の影響を受ける直近では、VR動画を活用して現場の臨場感を伝えるVR for SDGsプラットフォーム(https://vr4sdgs.org/jp/)を活用した社会・環境課題の理解促進にも注力しています。その日本法人であるコペルニク・ジャパンは、現地での知見やネットワークを活かし、日本企業への製品開発・市場調査・事業計画策定に係るアドバイザリーサービスや、CSRプロジェクトに関するパートナーシップ構築、公的機関との連携を担っています。
ウェブサイト https://kopernik.info/jp

【本件に関するお問い合わせ】
アドレス:japan@kopernik.info
電話番号:080-9297-8667(高見)

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