一般社団法人南三陸町観光協会が、復興庁主催の令和4年度「新しい東北」復興・創生の星顕彰受賞

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●「新しい東北」復興・創生の星顕彰とは
より魅力的でにぎわいのあるまちづくりのための取り組みや今後の展望を「ヒト」「着眼点」「連携・共同」「持続性」という4つの視座で分析し、被災地内外への普及・展開を図る目的で、平成28年度から実施されています。

●今回の受賞理由
南三陸町観光協会は、2009年に設立して以降、地域全体をフィールドとして観光の視点で地域に人を呼び込んできました。東日本大震災発生後も、震災を語り継ぐ語り部活動をはじめ、震災前から盛んだった教育旅行の受入れも実施してきました。
今回は、時代に合わせた震災伝承プログラムの企画・提供や、ワンストップ型の観光情報発信で地域での周遊促進をしていることが評価され受賞となりました。
 

  • ●詳しい取り組み内容

・震災の記憶を風化させない、南三陸町の今と繋がる「南三陸オンラインスタディツアー」の実施
新型コロナウイルス感染症拡大後も継続して震災語り部活動を続けるべく、オンラインで現地と受講者を繋ぐプログラムを企画し提供。リリース当初は講話形式の語り部プログラムのみであったが、現地動画を用いた案内や中継スタイル等、現地に来れない皆様にも南三陸町にいるような感覚を味わっていただけるリモートプログラムを提供しました。受講日までに参加者に対し南三陸町の特産品を送るサービスも人気です。

・運営している観光ポータルサイトにてワンストップで観光客を案内
南三陸町観光協会は、WEBサイト「南三陸観光ポータルサイト」を運営しています。ポータルサイトとは、利用者がインターネットに接続した際、1番初めにアクセスするサイトになることを目的として作られた、様々なサービスを集めたホームページのことです。
「南三陸ポータルサイト」には地域のイベント情報や、地元ならではのおすすめスポット等の情報が掲載されており、その場で宿泊やアクティビティの予約が可能な観光協会公式予約サイト「みなたび」にもアクセスでき、旅の計画をワンストップで提供しています。

・防災、震災学習プログラムを観光コンテンツとして提供
津波により町並みが一変した南三陸町。震災の風化防止を目的とした「防災・震災学習プログラム」を造成し続け、個人でも予約可能な「まちあるき語り部」や団体向けのバスツアー等を含めた「語り部による学びのプログラム」を観光コンテンツとして提供しています。また2022年10月に開館した東日本大震災伝承施設「南三陸311メモリアル」を運営しており、証言映像を通して災害を自分ごととして捉えるきっかけを与えるラーニングプログラムを提供しています。

南三陸311メモリアル内ラーニングシアター南三陸311メモリアル内ラーニングシアター

一般社団法人南三陸町観光協会は、2009年に設立。南三陸町及びその周辺地域の有する文化的、社会的、経済的特性を活かし、観光客の誘致促進を図ると共に、観光地及び観光物産の紹介宣伝、 観光施設の整備促進、観光関係者の資質の向上を図り、もって地域の生活文化の向上及び産業経済の発展に寄与することを目的とし、その目的を達成するために事業を行っています。

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