■エンディングノート、ご存知でしょうか?
“エンディングノート”という言葉を聞いて「死」や「遺言書のようなもの」とイメージされる方は多いかもしれません。
しかしエンディングノートには遺言書のような法的な拘束力はなく、自分の人生を見つめなおしたり頭を整理できる便利なアイテムです。
では、実際にエンディングノートについて考えたことがある方はどれほどいて、エンディングノートをどのように活用しているのでしょうか。
今回は、斎奉閣・家族葬会館 和ごころ(株式会社三重平安閣)と共同で、全国の男女1000名を対象に、「エンディングノート」についてのアンケートを実施しました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「日本トレンドリサーチと斎奉閣・家族葬会館 和ごころによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/16719/)へのリンク設置
・斎奉閣・家族葬会館 和ごころ(https://saihokaku.jp/)へのリンク設置
「エンディングノートに関するアンケート」調査概要
調査期間:2023年2月1日 ~ 2023年2月3日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1000サンプル
調査方法:インターネット調査
質問内容:
質問1:「エンディングノート」について知っていますか?
質問2:あなたは「エンディングノート」を準備していますか?
質問3:「エンディングノート」を準備している理由を教えて下さい。
質問4:「エンディングノート」にどのような内容を書きましたか?
質問5:どのようなことを書いたか、可能な範囲で具体的に教えて下さい。
質問6:家族に「エンディングノート」を書いておいてもらいたいと思いますか?
質問7:その理由を教えて下さい。
質問8:将来的に「エンディングノート」を準備しようと思いますか?
質問9:準備しようと思う理由を教えて下さい。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■50代以上の半数が、「エンディングノート」を知っている
まずは全国の男女1000名の方に、エンディングノートを知っているか聞いてみました。
50代以上の半数が、エンディングノートをが「どういうものか知っている」と回答しました。
「名前だけ知っている」と答えた方が、いずれの世代も30%代となっています。
しかし年代が上がるにつれて、エンディングノートについて具体的に知っている方が増える傾向にありました。
■「エンディングノート」を準備していますか?
実際にエンディングノートを準備している方は、どれくらいいるのでしょうか。
年代が上がると、エンディングノートを準備している方の割合が増える傾向にあります。
それぞれの方に、エンディングノートを準備している理由についても聞きました。
「エンディングノート」を準備している理由
- 自分が死んだ後、残された家族が色々な処理に困らないようにするため。(40代・女性)
- 生き方をキレイにするため(30代・男性)
- 父が去年亡くなり、エンディングノートを渡していたのに何も書いていず、大変苦労したから(40代・女性)
- 最近自分の母親が倒れた際にきちんと終活していてとても助かったから(50代・女性)
- お金のありかや、友人へのメッセージを書き留めておきたい。(60代・女性)
- 残された家族に資産目録、口座一覧など、その在処を明確にしておく必要があるから(70代・男性)
- いつ、どんな理由で他界するかもしれない。その時のために。(70代・男性)
エンディングノートを準備している理由として「残された家族のため」や「家族が亡くなった時に大変だったから」といったものが多くありました。
また、自分の生き方を見つめなおすきっかけとする方もいるようです。
■「エンディングノート」にどのような内容を書きましたか?
それでは、エンディングノートにはどのような内容を書いたのでしょうか。
「財産・資産について」が83.7%と、とても多くありました。
どのようなことを書いたか、具体的に聞いてみました。
どのようなことを書いたか、可能な範囲で具体的に教えて下さい。
- デジタル遺産について。葬儀の方法、財産について(40代・女性)
- 預金口座のことや、亡くなったあとに連絡してほしいひとのこと。その他、死亡に伴う諸手続きがスムーズにいくようにいろいろ書いた。(50代・女性)
- 銀行口座とパスワード。PCのパスワード。葬儀は行わないこと。(60代・女性)
- 家一軒の片付けに必要な内容、例えば電気会社は何処で個人番号は何番か、生命保険は何処に連絡するかとかです。(70代・女性)
銀行口座やパスワード、有事の際の連絡先など、残された家族が困らないよう記しておこうという方が多いようです。
親族が亡くなった後の手続きが少しでもスムーズになるよう、配慮されている方もいました。
■家族に「エンディングノート」を書いておいてもらいたいと思いますか?
家族が亡くなった際、エンディングノートがなくて困ったといった声が多くありました。
実際に、家族にエンディングノートを書いておいてもらいたいと考えている方はどれくらいいるのでしょうか。
家族にエンディングノートを書いておいてもらいたいと「思う」方が59.7%と、半数以上を占めていました。
その理由についても聞いてみました。
家族にエンディングノートを書いておいてもらいたいと思う理由
- 家族の口に出せない要望を知りたいし叶えたいから。(40代・女性)
- どんな最期を迎えたいのか、どんな葬儀にしてもらいたいのかなど、わかっていれば迷わずに済むから。(40代・男性)
- 遺産相続でもめるといやなので(40代・女性)
- わからないことがたくさんあるのに、本人に直接聞けなかったりするから。(50代・女性)
- 自分で関わっていないことが多く、いざとなったときに何をしていいのか分からない。(50代・男性)
家族にエンディングノートを書いておいてもらいたい理由として「本人の要望を叶えたい」といったものがありました。
また「手続きや遺産存続などを少しでもスムーズに行いたいから」といった理由も多くあるようです。
■将来的に「エンディングノート」を準備しようと思いますか?
現在、エンディングノートを用意していない方も多くいらっしゃいます。
そのような方は将来的にエンディングノートを準備しようと考えているのかどうか、聞いてみました。
今はエンディングノートを準備していない方でも、59.5%の方が「将来的にはエンディングノートを準備しようと思っている」と回答しました。
また、準備しようと思う理由についても聞いてみました。
準備しようと思う理由
- 残された人が安心するから(30代・男性)
- 家族に自分の思いをのこしたい(30代・女性)
- とりあえず処分して欲しいものだけは書いておきたい(40代・女性)
- 通帳などの保管場所とか、記入しておいたら困らないと思うので。(40代・女性)
- 残された人が選択に迷はないようにしておきたいし、亡くなってまでお墓の手入れやなど手間を増やさしたくないから、その意思を言葉で伝えるだけでなく皆に伝わるような形に残しておきたい。(30代・女性)
これからエンディングノートを準備しようとする理由として「残された家族のために」といったものが多かったです。
ほかにも「自分の思いを残したい」や「処分して欲しいものを書いておきたい」など、自分の意思を伝える目的の方も多くいました。
■まとめ
今回は、エンディングノートに関する調査を行い、その結果について紹介しました。
全国の男女1000名のうち、50代以上の半数がエンディングノートが「どういうものなのか知っている」と答えました。
また、75歳以上の23.3%が「準備している」 と答えました。
エンディングノートの内容としては、財産や資産についてが83.7%と最も多い結果となりました。
なかには友人や家族へのメッセージや、自分のことについて記すという方も多いようです。
遺言書よりもライトで、法的な拘束のないメッセージ。
残された家族のため、そして自分自身のために、エンディングノートの準備を検討してみてはいかがでしょうか。
本プレスリリースの内容は、弊社運営サイト「日本トレンドリサーチ」にて公開しております。
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