2022年度 こども食堂全国箇所数発表(2023年2月 確定値)

この記事は約5分で読めます。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)」(東京都新宿区、理事長:湯浅誠)は、全国のこども食堂地域ネットワーク団体等の協力を得て実施した2022年度のこども食堂全国箇所数調査について、2022年12月15日、「速報値」として7,331箇所と発表しましたが、このたび最新の調査結果として「確定値」をまとめました。確定値は7,363箇所となり、2021年度から1,349箇所増加しました。コロナ禍以降(2020年2月以降)において、最も多い増加数になります。
(参考)2022年12月15日  「2022年度 こども食堂全国箇所数発表(2022年12月 速報値)」
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=44382&release_id=42&owner=1

■こども食堂の箇所数は、2021年より1,349箇所増え、7,363箇所に

確定値が、速報値から32箇所増えたのは、2県(神奈川県と熊本県)で増加が生じたためです。それぞれの訂正理由は、以下の通りです。

・神奈川県(30箇所増加)
神奈川県福祉子どもみらい局次世代育成課、神奈川県神奈川こども食堂・地域食堂ネットワークと速報値結果を見直した結果、最新情報が反映されていなかったことや、カウント方法の変更等の理由により、訂正。

・熊本県(2箇所増加)
箇所数調査のカウントに含まれていないこども食堂が2箇所あったことが分かり、訂正。

下記、【確定値】を反映した調査資料を掲載いたします。
資料1:こども食堂全国箇所数調査2022結果のポイント_2023.02.13更新
https://prtimes.jp/a/?f=d44382-20230212-7a271c063caec335ee4acd2081c39178.pdf
資料2:都道府県別箇所数・充足率等一覧_2023.02.13更新
https://prtimes.jp/a/?f=d44382-20230212-941c2ba5f8a7e8b93a0f2fe079fb7b9e.pdf
別表1:都道府県別回答主体および充足率・人口比内訳_2023.02.13更新
https://prtimes.jp/a/?f=d44382-20230212-5d3edb93d3809b0db85831bbe236bfab.pdf
別表2:調査指標別_都道府県順位_2023.02.13更新
https://prtimes.jp/a/?f=d44382-20230212-351e71741b3c8ad09577458825011ee9.pdf

むすびえは「こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整える」ことをミッションとしており、2025年には、全小学校区(現在18,851校。文科省「令和4年度学校基本調査」による)に対して1つ以上のこども食堂がある状態を目指しています。本調査は、その実現のための調査研究事業として、2018年より毎年行なっています。

本調査は、むすびえが全国のこども食堂の地域ネットワーク団体、県庁、県社会福祉協議会など、こども食堂に関わるあらゆる関係者にご協力いただいて実施したものです(2022年9月〜11月)。必要に応じて、個々の市町村・社協に電話をかけて確認することもありました(都道府県ごとの回答者は別表1参照)。

ただし、自治体等への届出を要しない民間活動であることから、すべてを網羅できていない可能性は残ります。また、「こども食堂」の定義は、回答した地域・自治体の定義に従うため、結果として、自治体によって「何をカウントするか」についてのばらつきも生じています。その意味で「少なくともここまでは確認できた」という数字になります。

 

【認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ について】
代表者 : 理事長 湯浅 誠(社会活動家・東京大学特任教授)
所在地 : 東京都新宿区西新宿1丁目20番3号 西新宿髙木ビル7階
設立:2018年12月(2021年5月認定NPO法人取得、10月グッドガバナンス認証取得)
むすびえは、ビジョンである「全国に広がるこども食堂を通じて誰も取りこぼさない社会をつくる」ために、こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整え、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるように活動しています。具体的には、こども食堂の実態を明らかにし普及・啓発する調査研究、各地域のこども食堂ネットワークを支援する地域ネットワーク支援事業、企業・団体とこども食堂支援を行う企業・団体との連携事業を行っています。
コロナ禍では2020年3月5日に「新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト」を立ち上げ、「むすびえ・こども食堂基金」の創設や感染症対策の動画コンテンツ等を作成し発表。2021年度は、のべ796団体に約2.7億円の助成を行った他、のべ42企業等からの物資等支援をのべ12,503団体へ仲介しました(売価計算で約7.6億円)。
https://musubie.org/
 

【こども食堂 について】
地域食堂、みんなの家などという名称にかかわらず、子どもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂。「子どもの貧困対策」と「地域交流拠点」の2つの大きな軸があり、制度の裏付けはありませんが、箇所数は7,363(むすびえ、地域ネットワーク団体調べ。2023年2月発表)確認されています。(参考:全国の小学校は約2万校、中学校は約1万校、児童館は約4,000カ所。)

本サイトの画像データは、報道関係などの目的で利用可能です。利用をご希望の際は、下記、本件に関するお問い合わせ先にご一報ください。

タイトルとURLをコピーしました