【調査結果の詳細】
「会計事務所への転職市場2023」https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12120.html
【調査結果サマリー】
- 会計事務所への平均の決定年収は429.8万円
- 転職時、約94%が資格アリ 最も多いのは「日商簿記2級」で約41%
- 会計事務所経験者の約43%が、ネクストキャリアに「経理・財務」を希望
【総括】
会計事務所は、平均年収429.8万で転職。決定者の約6割が35歳未満のポテンシャル層
会計事務所への転職では、決定年収の平均が429.8万円、中央値が400万円で、一番人数の多かった層が「399万以下」となりました。
転職決定者の年齢については、全体の6割近くを30代前半までの層が占めており、決定年収の結果の一因になっていると考えられるほか、会計事務所ではポテンシャル層が多く転職しているという状況がわかりました。
2023年の会計事務所の転職市場は、求人数回復の見通し
会計事務所の求人は、新型コロナウイルス流行以降一時減少していましたが、2023年現在は回復しており、今後も回復の見通しです。
また、会計事務所業界にも在宅勤務やフレックス制の導入など働き方を見直す事務所も多くなり、実際にワークライフバランスが保てる求人が増加している傾向にあります。
【決定年収】
会計事務所への転職では、決定年収は平均が429.8万円、中央値が400万円で、一番人数の多かった層は「399万以下」、続いて僅差で「400万円~699万円」という結果になりました。
これは、転職決定者の6割近くを30代前半までの層が占めており、会計事務所ではポテンシャル層が多く転職しているという状況がわかりました。
【決定者の資格保持の状況】
会計事務所への転職決定者の約94%が何らかの資格を保持しており、最も多かったのは「日商簿記2級」で41%、次に「税理士の科目合格」が19%という結果になりました。
会計事務所業界は、実務経験はもちろん、資格の保有有無、税理士を目指しているかどうかが重要視され、年に1回の税理士試験後の時期に採用が一気に動き出すことからも、転職への資格保持状況の影響力がわかります。
【会計事務所経験者のネクストキャリア】
会計事務所経験者のネクストキャリアについては、最も多かったのが「経理・財務職」で39%、続いて現職のまま別の「会計事務所」を希望する方が34%という結果となりました。
現職同様、会計事務所で別会社を目指す方だけでなく、これまでの実務経験を活かして、事業会社の経理・財務職を希望する方も多いことがわかりました。
【調査概要】
対象者
転職希望者:2022年1月~12月間に、人材紹介サービス「MS Agent」へ登録した、会計事務所への転職希望者
転職決定者:2022年1月~12月間に、人材紹介サービス「MS Agent」で、会計事務所への転職が決定した方
本調査では、他にも会計事務所への転職決定者の「英語経験と年収の関係」や、転職希望者の「実務経験年数」「転職回数」等、計9項目に渡る調査結果と、転職事例を発表しております。
詳細はこちらの記事でご確認ください。
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12120.html
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