リージョナルフィッシュ、経済産業省/中小企業庁の令和4年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」への採択が決定

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リージョナルフィッシュ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:梅川 忠典、以下、「リージョナルフィッシュ」)は、京都大学および東京海洋大学と共に、経済産業大臣賞/中小企業庁の令和4年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」(以下「本事業」)に採択され、3ヶ年で9,750万円を上限とした助成を受けることが決定しました。この資金により、海外でも広く流通している品種の改良に着手し、真に世界の食糧問題に貢献できるよう、研究開発を一層加速してまいります。
■本件の背景
現在、世界では、人口の増加と中間所得層の拡大に伴う一人あたりタンパク質消費量の増加を背景として、タンパク質の需要が急増、2025-30年には需要が供給を上回り、世界的なタンパク質不足する”タンパク質クライシス”の到来が予想されています。リージョナルフィッシュは、ゲノム編集技術を利用した超高速品種改良により、良質な水産タンパク質を効率的に供給することで、こうした食糧問題の解決に貢献することを目指しております。

リージョナルフィッシュは、これまで「可食部増量マダイ」や「高成長トラフグ」の開発に成功し、日本国内における主要な養殖魚について、生産性の向上に資する品種開発を行ってまいりました。本事業では、京都大学および東京海洋大学と共同で、世界的に広く流通している品種について、海外市場のニーズに合った品種の開発に着手いたします。

■研究内容
海外でも特に広く流通している以下の品種について、世界の”タンパク質クライシス”の解決に資する新品種の開発を行います:
1. ティラピア(コイ・フナ類に次いで世界で最も広く養殖されている魚類)
2. バナメイエビ(最も広く養殖されている甲殻類)

■本事業について
本事業は、中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組等を一貫して支援するものです。
中小企業庁の本事業に係る概要及び採択者リスト:https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2022/220627saitaku.html

■ リージョナルフィッシュについて
リージョナルフィッシュは、京都⼤学⼤学院農学研究科の⽊下政⼈准教授、近畿⼤学⽔産研究所の家⼾敬太郎教授らの技術シーズをコアとして設⽴されたスタートアップ企業です。 オープンイノベーションを通じて、超⾼速の品種改良とスマート養殖を組み合わせた次世代⽔産養殖システムを作り、「SDGs 2番:飢餓をゼロに」や「SDGs 8番:働きがいも経済成⻑も」、「SDGs 14番:海の豊かさを守ろう」の達成に貢献します。
リージョナルフィッシュは、2021年9月に、厚⽣労働省及び農林⽔産省へのゲノム編集⾷品に係る届出・情報提供⼿続を完了させており、国に手続を経て上市する、世界初のゲノム編集動物⾷品である、可⾷部増量マダイ「22世紀鯛」の流通を開始しております。また、2021年11月より、ゲノム編集動物⾷品の第二弾となる高成長トラフグ「22世紀ふぐ」についても流通を開始しました。

代表:代表取締役社⻑ 梅川 忠典
所在地:京都府京都市左京区吉⽥本町36番地1 京都⼤学国際科学イノベーション棟
URL:https://regional.fish/

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