さいたま市スマートエネルギー特区の戸建分譲プロジェクト 当社が発足・活動を支援した『浦和美園E-フォレスト自治会』が 「第 18 回住まいのまちなみコンクール」で「住まいのまちなみ賞」を受賞

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ポラスグループで戸建分譲住宅を企画設計、販売する株式会社中央住宅(本社:埼玉県越谷市、代表取締役社長:品川 典久)は、さいたま市において、2016 年から 3 期にわたって『浦和美園E-フォレスト』を企画・開発してまいりましたが、この程、当社が支援して発足し、3 期分が一体となった『浦和美園E-フォレスト自治会』が、「第 18 回住まいのまちなみコンクール」(審査委員長:大月 敏雄、東京大学教授)において「住まいのまちなみ賞」を受賞いたしました。ポラスグループの分譲地では初、埼玉県でも 4 例目の受賞となります。 

 

<審査員コメント>
街区中央の背割り緑道に面する各住戸の敷地の一部に通行地役権を設定することで、住民が自由に通 行できるコモンスペースを生み出し、ここを植栽、ベンチの設置などの丁寧なランドスケープ計画により 豊かな緑道として整備している。さらに、各戸で生産された電力を融通しあうシステムも導入している。今後は、良好な斜面緑地などが残る周辺地域との連携が図られることが期待される。 

【「住まいのまちなみコンクール」趣旨】
人口減少社会の中、まちの価値の落ちない、選ばれる地域づくりが求められています。「住まいのまちなみ」は、地域の方々が積極的に維持管理、運営することで、豊かな暮らしの場へと育まれていきます。また、高齢化や防災・防犯、低炭素化などの社会的課題に対応しながら、多世代がともにまちの価値を守り育て、住み継ぐことができるまちとしていくことが大切です。このためには、地域の管理や交流活動のほか、空家の利活用等による地域の活性化、新たな入居者の受け入れを含むコミュニティの形成など、多様な取り組みが必要となります。 このコンクールは、地域の特性を活かし、魅力的な住まいのまちなみを育む維持管理、運営などの活動に実績を上げている住民組織をまちづくりのモデルとして表彰し、支援します。受賞団体には維持管理活動の推進のために年50万円を 3年間支援されます。 主催/まちづくり月間全国的行事実行委員会、一般財団法人住宅生産振興財団、一般社団法人すまいづくりまちづくりセンター連合会 後援/国土交通省など

■『浦和美園E-フォレスト自治会』と当社の支援
ポラスグループ 中央住宅では、2016 年の第 1 期(33 棟)から、2019 年の第 2 期(45 棟)、2021 年の第 3 期(51 棟)まで、各期単位でご入居者に運営委員会を組織いただき、コモンスペースを中心としたまちなみの維持管理、 入居者同士のコミュニケーション活動の実施を支援してまいりました。そして第 1 期のご入居完了後の 2018 年に は、「浦和美園 E-フォレスト自治会」の発足に協力、その後の第 2 期、第 3 期を含めた全 129 世帯のご入居者に同自治会に加入いただいています。 

■敷地拠出型コモンスペース
第 1 期から採用している街区構成ダイアグラムの一つで、各戸は背中合わせになる敷地の一部を拠出しあい、 そこを緑豊かな「フットパス」にすることで、通常デッドスペースになりがちな家の裏側をコミュニティの場としています。「フットパス」地中には、電線(太陽光)、通信線を埋設しており、ローコストで無電柱化を実現しました。 「フットパス」は緊急車両を除き車歩分離。各戸の玄関は「フットパス」側に配置されており、適度に顔を合わせる仕組みともなっています。暗くなると、自動で各戸の門灯やガーデンライトが点灯する「灯かりのいえなみ協定」も 締結しています。

 ■事業概要
第 1 期 2016 年 33 棟
第 2 期 2019 年 45 棟
第 3 期 2019 年 51 棟
1~3 期共に高砂建設(株)、(株)アキュラホームとの共同事業 『浦和美園E-フォレスト』は、スマートシティさいたまモデル の実証街区として、地域活性化特区事業に採択されたエリア内の分譲地です。

 ■「浦和美園E-フォレスト」分譲地の受賞等に関する履歴 
【主な受賞歴】
・グッドデザイン賞(2016 年度、2019 年度、2021 年度(2 件) 計 4 件)
・土地活用モデル大賞 審査委員長賞(2017 年)
・ジャパン・レジリエンス・アワード 2017 優秀賞(2017 年)
・第 7 回プラチナ大賞 優秀賞(2019 年)
・第 9 回埼玉県環境住宅賞 審査委員長特別賞(2022 年)
・第 18 回住まいのまちなみコンクール 住まいのまちなみ賞(2023 年) 他
【主な視察受け入れ】
・山口環境大臣視察(2022 年 1 月)
・大野埼玉県知事視察(2022 年 8 月)
・アメリカ EPA(環境保護庁)マイケル・リーガン長官視察(2022 年 9 月) 等 

■次世代自動車・スマートエネルギー特区 

  • 第1期から第3期までの共通した取り組み

<環境負荷の軽減及びエネルギーセキュリティの確保に関する取組>
●民地を活用した電線・通信線の地中化
●HEAT20 グレード 2 さいたま市地区基準を満たす高断熱・高気密の仕様
●再生可能エネルギー(太陽光発電設備)の導入

 <地域コミュニティの醸成に関する取組>
●相互に地役権を設定した敷地拠出型コモンスペースの創出
●住宅事業者によるコミュニティの醸成にかかる活動
●雨水の再利用、果樹・家庭菜園による「フード&グリーン」の構築
●住民による管理運営委員会の創設と定期活動による街の景観の維持向上
 

  • 第 2 期での新たな取り組み​

●DGR(デジタルグリッドルーター)による電力融通
環境省の実証実験として、イオンモール浦和美園内の太陽光発電と分譲地内の 5 棟に設置される太陽光発電と蓄電池、浦和美園のイオン系コンビニ 5 店との間で電力の融通実証を行う。
 

  • 第 3 期での新たな取り組み

●敷地のシェア+エネルギーシェア・チャージエリア整備
●街区内の電力を実質再生可能エネルギー100%で供給
●EV(電気自動車)を走る蓄電池とシェアカーとして活用
●V2G 街区の設定による自己所有 EV のエネマネ導入
●街区内再エネ自家消費率 60%超の達成

 

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