韓国の病院向けに移乗サポートロボット「Hug」を30台出荷

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株式会社FUJI(本社:愛知県知立市、代表取締役会長兼社長:曽我 信之、以下「FUJI」)が開発、販売する、移乗サポートロボット「Hug(ハグ)」(以下「Hug」)が、韓国の病院向けに30台出荷・納品されました。

【韓国の高齢化とHug】
 昨今、日本の高齢化問題はさらに深刻になっておりますが、アジア諸国においても同様に高齢化は加速しております。韓国では、現時点の高齢化率は日本や欧州に比べて高くないものの、昨今の急激な高齢化により、2070年には高齢化扶養率で韓国が世界1位となる見通しです。(※1)
 韓国の病院でも入院患者の高齢化が進む中、介護先進国の日本における介護ロボット「Hug」の採用実績が評価され、看護師の負荷軽減を目的として、「Hug」の導入が決定されました。ベッドから車いすなどへの移乗介助の際に生じる腰部負荷を軽減し、人員不足が喫緊の課題である医療現場の「働き方改革」にも寄与しています。
※1 韓国統計庁資料より。同資料記載の2022年現在の韓国の高齢化率は17.5%で、日本28.9%、欧州19.6%と比較しても高くはないが、急激な高齢化により2070年には欧州に追いつく見通し。 高齢化扶養率:生産年齢人口が高齢者人口を扶養する率。

【鉄道コンテナ利用による環境に配慮した輸送】
 韓国への輸送は、日本貨物鉄道株式会社(以下「JR貨物」)の国際(複合)一貫輸送を活用しました。JR貨物の12ftコンテナにHugを積み込み、刈谷オフレールステーション(愛知県)~下関駅はトラックと鉄道で輸送、コンテナのままフェリーへ積み込み釜山まで輸送を行いました。今回のモーダルシフト(※2)により、従来のトラック輸送時に比べてCO2排出量を52%、402kg削減しました。FUJIは、今後も環境に配慮した取り組みを継続してまいります。
※2 モーダルシフト:地球温暖化対策として、トラックによる貨物輸送を環境負荷の少ない鉄道や船舶に輸送手段を切替え、CO2排出削減を図る輸送方法。労働力不足やCO2排出等、物流業界が抱える問題に対し、国土交通省が中心となり推進している。
 

背景
 日本の高齢化問題を解決すべく、介護負担軽減を目的にロボット技術を用いた「介護ロボット」の必要性が叫ばれております。FUJIは、ロボットカンパニーとして培ったノウハウを活用し、移乗サポートロボット「Hug」を開発、販売しております。
 「Hug」は、本格販売開始から4年目を迎え、シリーズ累計3,000台を出荷しました。主に日本の介護施設や病院、また在宅介護における「移乗」のシーンでご活用頂いておりますが、今後は海外での展開もさらに拡大し、ロボット技術が世界の高齢化問題の一助になるよう努めてまいります。

■会社概要
会社名:株式会社FUJI
代表者:代表取締役会長兼社長 曽我 信之
所在地:〒472-8686 愛知県知立市山町茶碓山19
設立:1959年4月
事業内容:電子部品実装ロボットならびに工作機械の開発、製造、販売
資本金:5,878百万円
URL:https://www.fuji.co.jp/

会社名:日本貨物鉄道株式会社東海支社
所在地:〒460-0003名古屋市中区錦3丁目1番1号十六銀行名古屋ビル10階
事業内容:貨物鉄道事業 倉庫業等

■本件に関するお問合せ
ロボットソリューション事業本部 第四営業部第2営業課
https://www.fuji.co.jp/support/hug/contact

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