現在、林業業界では深刻な人手不足の影響から、作業の簡略化や作業効率をもとめる声が非常に多く寄せられています。これまでアクティオは、このような課題解決のため、山林現場で一般的なスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを活用した業務管理システム、アクティオ「Forest Mobile」(フォレストモバイル)や、「3F3tスタンションダンプ」、「ショートアームプロセッサ」、「FUVフォワーダ」「FUVダンプ」など、林業業界の働き方改革に役立つサービスや商品を展開してきました。
近年の林業現場では、奥地での作業が増え木材の搬出に関し、従来のフォワーダでは車両に比べ走行速度が遅く、時間がかかってしまうという問題を抱えていました。
今回、本格レンタルを開始する「スタンションダンプ2.7t高床4WD」は、LSD(※1)を搭載し低速デフ(※2)仕様で険しい山道でも効率的に木材の搬出ができる車両設計にしました。また、荷台の高さを885mmと低くし低重心のため、狭い林道でも安全走行が可能です。最小回転半径5.2mと小回りがきき、明かりのない山や森の中でも安全に作業できるように、荷台やタイヤ周囲にLEDライトを装備しました。
■「スタンションダンプ2.7t高床4WD」主な特徴
【その他の特徴】
➀LSD装着(登坂空荷走行時にヘアピンにて後輪空転しにくい装置)
②低速デフ仕様(登坂力とエンジンブレーキの強化)
③ショートホイールベース(2,525㎜)、最小回転半径5.2m
※1 リミテッドスリップデフ。カーブの時に駆動輪の外側のタイヤが、内側のタイヤよりも速く回るようにし、無理なく曲がることができるように左右の回転差を調整する装置をデフ(減速機と差動歯車装置)と呼び、脱輪しても反対側の駆動輪が動くので脱出が可能。
※2 登坂力とエンジンブレーキを強化できる。
■スペック