■蓮田市長 山口 京子様 コメント
2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け多様な課題があるなか、蓮田市では2022年に「蓮田市第2次環境基本計画」を策定しました。特にペットボトルを含むワンウェイプラスチックについては、市民や事業者とともに分別の徹底に取り組んでいますが、地球温暖化や海洋汚染、生態系への悪影響などを考慮するとライフスタイルの転換が必至となっています。
この度のウォータースタンド株式会社との協定締結の下、市内の小中学校全てでウォータースタンドが設置されます。熱中症予防という観点だけでなく、次世代を担う子どもたちが環境への関心を高める機会を創出して参ります。また、公共施設でマイボトルに給水が可能になれば、市民の皆さまにとってワンウェイプラスチックの問題がもっと身近になり、CO2削減などにもつながるものと期待しています。
■協定の概要
蓮田市は、2001年3月に「蓮田市環境基本条例」を制定し、長期にわたり住民・事業者・行政が一体となり環境保全ならびに地球温暖化防止に向けた取り組みを推進してこられました。
蓮田市と当社は、プラスチックごみ削減の実現に向け、互いの連携・協力の下、市内施設に給水環境を整備しマイボトルの利用促進を図るため、協定を締結いたします。マイボトルへの給水が可能なウォータースタンドを各所に設置し、リユース可能な容器を活用することを通じて地球環境に配慮した活動の拡大を図って参ります。
■蓮田市の環境政策
蓮田市は、2022年3月公表の「蓮田市第2次環境基本計画」において「人と自然が共生できるまち蓮田」を目指す環境像に掲げ、元荒川などの水辺空間と田園や樹林などの豊かな自然との共生を図るべく、多様な取り組みを実施されています。4つの環境目標には「自然環境の保全」のほか、「快適な生活環境の保全」、「脱炭素社会に向けた地球温暖化対策やごみの減量化」、「環境教育と協働」を掲げられ、この度の協定の目的でもあるプラスチックごみ問題の社会課題解決に積極的に取り組まれています。リユース可能なマイボトルの利用を拡大することは、気候変動対策に寄与するだけでなく、SDGs達成にも貢献し持続可能なまちづくりに寄与します。
当社は、同市との協定締結の下、マイボトルに給水できるウォータースタンドを設置し、意識浸透と行動変容との両面で持続可能な社会の実現に向け協働して参ります。同時に、当社のこれまでの知見を活用し未来の世代を含めて地域と一体で社会課題解決に寄与して参ります。
■ウォータースタンドについて
水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」は、ボトル不要でいつでもおいしい飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。
・当社の使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、蓮田市を含め全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。当社の「ボトルフリープロジェクト」は、誰もがアクセスできる水道水を活用し環境負荷が少ない給水スタンドを整備し、マイボトル活用を推進するものです。本活動を通じて、使い捨てプラスチック削減・CO2排出抑制による気候変動の緩和と、水分補給による熱中症などの被害・健康増進による気候変動への適応の両立を実現します。この取組への協力を様々な組織・団体等に呼びかけながら、同様の取組を日本全国に拡大していきます。
・当社の取組みの事例掲載・受賞一覧
・脱炭素チャレンジカップ2022 「オルタナ最優秀ストーリー賞」
・令和3年度「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」受賞
・2021年度日本子育て支援大賞
・農林水産省・消費者庁・環境省連携 サステナアワード2020 伝えたい日本の”サステナブル”
サステナアワードルーキー賞
・経済産業省関東経済産業局 中小企業のSDGs取組事例
・国立環境研究所気候変動適応センター 気候変動適応情報プラットフォーム
■自治体との協定締結実績一覧
【ウォータースタンド株式会社 概要】
代表取締役社長:本多 均(ほんだ ひとし)
本社:埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-463(全国63拠点 2022年12月末)
設立:1969年3月 資本金:5,000万円
事業内容:水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」・空気清浄機レンタル
コーポレートサイト https://waterstand.co.jp/
サービスサイト https://waterstand.jp/