【宮崎県日向市】日向市でワーケーション人材育成セミナーがスタート

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 本年度、日向市が取り組んでいる「観光庁ワーケーション推進事業モデル実証事業」の一環として、ワーケーション人材育成セミナーがスタートしました。全国のワーケーション先進地域において、主に受け入れ側の立場で事業を運営する方々を講師に迎え、市内のワーケーション関連事業者や受入団体を対象にセミナーを行うことで、関係者間の連携促進や企画力の向上等につなげます。

 日向市では、お倉ヶ浜や金ヶ浜などの全国有数のサーフスポットをはじめ、日向市の持つ魅力的な観光コンテンツの強みと「テレワーク」の連携により、交流・関係人口の増加とその後の都市部からの移住者及び企業誘致の実現を図ることを目的として、2019年からワーケーションを推進しています。

 都市部の企業と連携したワーケーションオフィス調査事業の実施や、市内のワーケーション関連事業者の参画とネットワーク化を目的とした「ワーケーション協力施設・団体登録制度」の創設など、これまでワーケーションの定着化に向けたさまざまな施策に取り組んできたところです。

 それらの取り組みにより、企業主導による都市部からのワーケーターの誘客に大きな成果が上がる一方で、地元事業者の参画の拡がりや地元主導でのワーケーション事業の運営等、これまでにはなかった新たな課題も生じてきています。 

 これらの課題解決のため、日向市では「観光庁ワーケーション推進事業モデル実証事業」を活用し、全国の地方都市の中で、先進的に地域を盛り上げる取り組みに尽力する講師による人材育成セミナーを企画。全国30か所のモデル地域に採択され、今回、セミナーをスタートさせることとなりました。

 セミナーでは、講師自身が地域でワーケーションに取り組むこととなった経緯や、実際の受け入れの事例紹介、直面した課題や今後の展望といった内容について講演を行うほか、セミナーに参加する市内事業者との対談等も実施。ノウハウの習得や相互の関係性の構築を図ることで、市内事業者の抱える疑問や課題の解消に向けた糸口を探ります。

 今回のセミナー講師については、実際に地方でワーケーションの受入に携わる実践者を中心に選定しており、現場の『生の声』を聞くことができる貴重な機会となります。セミナーを通じて、ノウハウや講師それぞれの専門性に触れることはもちろん、ここでの出会いをきっかけとして参加者同士の交流が生まれ、日向市内において、ワーケーションの新たなコラボレーションにつながることも期待されるところです。

 初回のセミナーに参加した事業者からは、「地域条件の違いもあり、すべてを日向市で取り入れることは難しいが、実際に現場の最前線で活躍している講師の方の声には『熱量』を感じる。これまでは、ワーケーションにもっと参画したくても、何をやっていいのか分からない部分も多かったが、まずは想いを共有できる仲間と協力し、できることから取り組んでいくことが重要と実感した。」との声が上がっていました。

 市では、今回のセミナーを契機として、既存の「ワーケーション協力施設・団体登録制度」の拡充はもちろん、ネットワークの強化や企画力向上に向けた取り組みを加速していきます。

 
【実施概要】
・実施地域
 宮崎県日向市
・実施内容
 ワーケーション人材育成セミナー
・日程
 第1回:2023年1月12日(木)  ※実施済み
  講演:榎本 拓也 氏(株式会社RTプランニング 代表取締役)
     「地方ワーケーションの動向と今後の戦略」
  対談:榎本拓也氏 × 渡邊真太郎氏
     「地域ワーケーションの取り組みの現状と課題」
 

 第2回:2023年1月23日(月)
  講師:宮田 唯 氏(株式会社TOYAMATO)
     仲野 司 氏(一般社団法人日本ワーケーション協会理事)

 

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