- 『GERMAN DESIGN AWARD』について
1953 年にドイツ連邦議会の後援で設立されたドイツデザイン評議会が主催しているデザイン アワードです。『GERMAN DESIGN AWARD』としては 2012 年より開催されていますが、前身とな る賞は 1969 年に国の公式な賞として設立されました。他のデザインアワードの受賞歴等を鑑み てドイツデザイン評議会が推薦する作品のみが審査対象にノミネートされることが特徴です。 審査カテゴリーは建築/プロダクトデザイン/コミュニケーションデザインの 3 つに分かれてお り、世界 60 か国から約 4,500 件の審査対象が選ばれ、一貫したデザインの構想と実装がなされ ている作品に特別賞が授与されます。
今回の『GERMAN DESIGN AWARD 2023』の授賞式は 2023 年2 月に行われます。
『GERMAN DESIGN AWARD』ホームページ:
https://www.german-design-award.com/en/
(参考)受賞実績のある日本企業 ※『GERMAN DESIGN AWARD』ホームページより抜粋
2018 隈研吾建築都市設計事務所 Winner(優秀賞)
2019 竹中工務店 Special Mention(特別賞)
2022 日本設計・三菱地所設計 Special Mention(特別賞)
2022 大林組 Special Mention(特別賞)
2023 日本設計 Special Mention(特別賞)
- 受賞作品の紹介
「K HOUSE」(フレーベスト上福岡 ライフコネクション モデルハウス)
株式会社中央住宅 戸建分譲設計本部
建設地:埼玉県川越市
構造:木造アスファルトシングル葺2 階建
敷地面積:105.46 ㎡ 延床面積:103.46 ㎡
作品該当ページ:
https://www.german-design-award.com/en/the-winners/gallery/detail/42354-k-house.html
【作品の概要】
「K HOUSE」は埼玉県川越市にある全14棟の分譲地「フレーベスト上福岡ライフコネクション」のモデルハウスです。この分譲地は、池袋まで直通 28 分の東武東上線「上福岡」駅から徒歩 11 分という便利な場所にありながら、福岡中央公園や新河岸川沿いをはじめとする四季彩(しきさい)豊かな自然に触れることができる環境に計画されました。
そのような地脈を活かして考案された物件コンセプトは、家族との絆・つながりを楽しむ家。縦の空間を活かしたスキッ プフロア下のフリースペースは隠れ家のような空間で、「自宅でアウトドア」を楽しむことが可能となります。屋外へとつな がる窓もあるので、自転車やサーフボード、キャンプ用品などを収納したり、メンテナンス作業をしたりできる空間ともなります。室内に施された国産の桐板壁と銘木突板フローリングの床が、家の中に居ながら自然の中で過ごす時間を感じさせ、住む人を癒してくれます。
- 受賞者の紹介
(株)中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部
営業企画設計課 2 係 係長
山下 隆史
◇コメント
日本の中のローカルな場所に向けてデザインした住宅が、国境を超えて海外でも称賛されるものになっていることを確信できました。これからも自己研鑽をして、より良い商品を作って いきたいと思います。