モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル(Stéphane Bancel)は、「この買収により、mRNA製造の重要な構成要素であるプラスミドDNAの無細胞合成および増幅におけるベストインクラスの手法が得られます。オリシロ社の技術は、当社の製造に関する専門知識を戦略的に補完し、研究開発をさらに加速させます。オリシロ社をモデルナの一員として迎えることを楽しみにしています」と述べています。
オリシロ社の最高経営責任者バシルディン ナセル 加藤(Nasir Kato Bashiruddin)は「モデルナは、革新的なプラットフォームとmRNA治療薬を通じて、人々の健康に極めて迅速に貢献できることを実証してきました。当社の技術と人材はモデルナの戦略に非常によく合致すると確信しています」と述べています。また、オリシロ社の共同創業者でプレジデントの平崎誠司は「患者さんのために、モデルナと力を合わせることでオリシロ社の最大限の力を発揮できることを嬉しく思います」 と述べています。
モデルナ社について
モデルナは、2010年の創業から今日までの10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の科学研究型企業から、現在は7つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムを有する企業へと発展しました。モデルナはmRNAと脂質ナノ粒子製剤を含む幅広い知的財産ポートフォリオを構築し、最新の大規模製造設備では迅速な臨床開発と臨床使用を目的とした生産が可能です。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しており、革新的な科学の進展と速やかな製造拡大の実現を可能にしています。最近では、これらモデルナの能力を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に至ったことがあげられます。
モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を目指して構築されており、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、循環器疾患、並びに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしています。過去8年間、Science誌によりトップのバイオ医薬品企業として選出されました。さらなる詳細は、www.modernatx.com またはhttps://www.modernatx.com/ja-JP をご覧ください。
オリシロ社について
2018年12月に設立されたオリシロ社は、プラスミドDNAの無細胞合成および増幅技術の開発と商業化に注力し、遺伝子・細胞ベースの治療および合成生物学への応用を目指しています。オリシロジェノミクス社の独自技術は、プラスミドDNAの研究、開発および製造に使用される強力なツールを提供することにより、先進的な治療および合成生物学の可能性を解き放ち、促進します。同社の所在地は東京です。さらなる詳細は www.oriciro.com をご覧ください。
将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された1995年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、モデルナのオリシロ社の買収合意および買収後の潜在的な利益などを含みます。本プレスリリース中の将来予測に関する表明は約束と保証のいずれでもなく、それらには既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov )から入手可能な、モデルナがSECに提出した2021年12月31日を期末とする年度のフォーム10-K年次報告書と2022年3月31日を期末とする四半期のフォーム10-Q四半期報告書およびそれ以降にSECに提出した書類の「Risk Factors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。