福山市と社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドに関する覚書を締結

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株式会社ドリームインキュベータ(代表取締役社長 三宅孝之、以下「DI」)は、広島県福山市(市長 枝広直幹、以下「福山市」)、株式会社YMFG ZONEプラニング(代表取締役 藏重嘉伸、以下「YMZOP」)と、社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドの活用に向けた調査・研究に関する覚書を締結することになりましたので、お知らせいたします。

ソーシャルインパクトボンド(以下、「SIB」)とは、財務的リターンと並行して社会的・環境的インパクトを同時に生み出すことを意図するインパクト投資の手法のひとつであり、行政が民間資金を活用して行う成果連動型の事業で、社会課題を解決する新たな官民連携の手法として注目されています。

近年、少子高齢化の急速な進行や様々な社会環境の変化に伴い、多くの社会課題が複雑化・深刻化しており、行政の財政負担は増加傾向にあります。そうした中で、海外では英国を中心に、行政コストの削減と社会課題の解決を両立するSIBの活用が進んでおり、日本でも医療・健康分野等での導入が進んでいます。

これまでDIは、様々な社会課題を戦略・技術・政策の力を有機的に統合して解決する産業プロデュースを推進しており、関連省庁/自治体や複数の民間企業等と連携して、先進的なプロジェクトを実施してきました。近年、SIBを活用してサステナブルな形で社会課題を解決する仕組みの構築に注力しています。

この度、DIは、福山市・YMZOPと様々な分野でSIB活用に向けた共同調査・研究を行います。その中で、DI・YMZOPの持つ知見・ネットワークを共用・活用しながら、福山市が抱える社会課題を解決して、より大きな社会的インパクトを創出する取り組みにしていくことを目指しています。

今後もDIは日本No.1 SIB事業者*として国内のSIB普及・拡大に貢献していくと共に、今後も様々な社会課題の解決に向けて、これまで培ってきた構想を生み出す力、仲間づくりの力、それをビジネスとして束ねていく力を駆使して、DIミッションの「社会を変える 事業を創る。」の実現を目指してまいります。

* SIBファンド規模は国内最大、かつ豊田市介護予防SIBに関する事業費が約5億円と案件規模(内閣府PFS事業事例集をもとに調査(2022年12月21日現在))でも国内最大。
 

福山市は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。

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