- 募集の背景
今、企業に求められる障がい者の雇用率(法定雇用率)は上昇を続けていますが、新型コロナによる就業環境・社会変化により、障がい者に従来任されていた仕事が激減しています。その中で、「法定雇用率を守ること」を目的とした障がい者の外注サービスが急拡大し、多くの企業がこのサービスを受け入れています。
しかしながら、このビジネスは障がい者本人の成長機会には繋がりにくく、企業・社会に本来求められているダイバーシティ推進の流れに必ずしも沿ったものではないという課題がありました。厚生労働省も、雇用率のみを重視してきた政策を見直し、「障がい者雇用の質の向上」を目標として打ち出してきています。
- 募集プロジェクトの概要
「障がい者だからこの仕事(しか出来ない)」という社会の思い込みを無くしたい。
障がい者のみを集めて就労させるのではなく、健常者の働く職場でも障がい者が共に働く社会を実現したい。
そのために、これまでの業務経験(PV参照)から、
1)障がい者の潜在能力を把握し活かすこと
2)健常者の仕事を障がい者へお任せする時の、仕事の切り出しのハードルを下げること
この2つを大きな課題と捉え、これを実現するAI/XRアシストツールの検討を進めています。
企業が義務ではなく前向きに障がい者を雇用する社会の実現のため、趣旨に賛同いただき「障がい者がやりがいを実感できる新しい働き方や雇用創出・活躍推進」を一緒に考えてくれる自治体を募集します。
将来的には、ご協力いただいた自治体での成功例を全国の自治体へ展開し、社会そのものの構造をよりよくしたいと考えています。
■寄附金額
・なし。但し、実証事業に向けたアドバイザー料、アシストツールの開発費・貸与は荏原製作所、及び荏原アーネスト負担。
■自治体の皆様にお願いしたいこと
・自治体の管理業務(インフラ業務など)や地元企業での「障がい者がやりがいを実感できる新しい働き方や雇用創出・活躍推進」についてのディスカッション
・アシストツールを活用した業務遂行の実証事業、及び効果検証(課題の洗い出しなど)
■実施スケジュール(予定)
2022年12月21日 公募開始
2023年1月31日 エントリーシート提出締切
2023年2月上旬 自治体選定
2023年2月中旬 ブロジェクト開始
■選定基準
・プロジェクトにご参加頂けるご担当者の思いや知見
・課題解決のための垣根を超えたディスカッション(福祉部門だけでなく、産業/労働部門などともディスカッション)
■参考情報
・プロモーションビデオ「荏原アーネストの挑戦」
https://youtu.be/Kh0DNW3AxWQ
・JBpress 荏原製作所特設サイト「EBARA NEW GENERATION」
https://jbpress.ismedia.jp/ts/ebara_special/03/
・株式会社荏原製作所ホームページ
https://www.ebara.co.jp/
・荏原アーネストホームページ
https://www.ee.ebara.com/
- 官民共創プラットフォーム「逆プロポ」 ※2021年度グッドデザイン賞受賞
「逆プロポ」は、企業が「関心のある社会課題」を提示し、自治体がその課題に対する「解決のアイデア」を提案する、従来の公募プロポーザルや入札のベクトルを逆転させた画期的な仕組みです。社会課題への深い洞察を有する自治体と課題解決の仕組み化を強みとする企業をテンポよくマッチングし、自治体と企業が受発注の関係を超えて官民共創を進めることが可能となりました。
URL:https://gyaku-propo.com/
- 会社概要と本件問い合わせ先
社名:株式会社ソーシャル・エックス
「官民共創に最高の体験を」を掲げ、官民共創による新規事業開発プラットフォーム「逆プロポ」各サービスの企画運営、および、社会課題解決型の新規事業開発を支援しています。
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ32F
代表:代表取締役 伊佐治幸泰、伊藤大貴
URL:https://socialx.inc
【本件問い合わせ先】
プロジェクト担当 佐野
PR/GR Director 志賀
メール:info@socialx.inc