このたび第11回の受賞企業が、花王、ダイキン工業、東芝、トヨタ自動車、リコーの5社・5工場に決定いたしました。
「GOOD FACTORY賞」は、中国・アジア地域並びに日本国内工場の生産性向上、品質向上など体質革新活動に取り組まれている事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く方々の意識改革、社会的貢献などの内容を日本製造業の範として顕彰するものです。優良工場の事例を産業界に広く紹介することで、製造業の体質強化と発展に寄与することを目的としています。
各工場にて行われている改革活動とその成果を、「しくみ」「運営」「効果性」「マネジメントの基盤」の4つの視点から審査し、各部門で表彰します。
受賞企業(社名 五十音順) | 受賞部門 | 所在地 |
花王 Kao Industrial (Thailand)(洗剤、 シャンプー、 生理用品 等の家庭用日用品、 及び、 活性剤、洗浄剤、鋳物原料 等のケミカル製品 の製造 |
ものづくり人材育成貢献賞 | タイ(チョンブリー県) |
ダイキン工業 DAIKIN COMPRESSOR INDUSTRIES(圧縮機および空調 関連製品の開発・製造) |
ものづくりプロセス革新賞 | タイ(ラヨーン県) |
東芝 豊前東芝エレクトロニクス(オプト半導体・小信号半導体デバイスの製造 |
ファクトリーマネジメント賞 | 日本(福岡県) |
トヨタ自動車 SIAM TOYOTA MANUFACTURING(自動車用エンジン・部品の製造、輸出) |
ファクトリーマネジメント賞 | タイ(チョンブリー県) |
リコー 沼津事業所 CMC事業本部(複写機やプリンター等の画像システム機器に使用する “画像形成用サプライ製品、キーパーツ製品”の開発から製造) |
ファクトリーマネジメント賞 | 日本(静岡県) |
※本賞名称は、2019年まで実施年度を用いていましたが、前回より表彰式の開催年に合わせ、「2023 GOOD FACTORY賞」としています。2020年は中止。
なお次回は、2023年1月より第12回の応募を開始します。
【本件に関する問い合せ先】
一般社団法人日本能率協会 GOOD FACTORY賞事務局(担当:松本)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22 TEL:03-3434-1410
E-mail:seisan@jma.or.jp Web:http://jma-goodfactory.com/
【取材に関する問い合せ】広報・マーケティング室(担当:綿貫)
TEL:03-3434-8620または090-6510-9161 E-mail:jmapr@jma.or.jp
- 「GOOD FACTORY賞」とは
1.賞の目的
日本能率協会は1942年の設立以来、日本のものづくり力を強化すべく、企業研修や資格試験、シンポジウムなどさまざまな取り組みを実施してまいりました。2011年に、グローバルなものづくりを支援する公益目的事業として優良工場表彰制度「GOOD FACTORY賞」を創設しました。
本賞は、日本および中国・アジア地域で、工場の生産性向上、品質向上をはじめさまざまな体質革新活動へ取り組まれている事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く方々の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として顕彰するものです。
2.応募対象
中国・アジア地域に進出している日系現地企業・工場ならびに日本国内工場(日系現地企業の場合、日本企業の出資比率は概ね40%以上を想定)を応募対象とします。
3.受賞要件および受賞基準
応募されたテーマの活動およびその成果によって、工場・事業所が総合的に改善・強化されたり、地域・従業員との強い結びつきができるなどして、中国・アジア地域ならびに日本のものづくりの優秀なモデルとして他社の範となる工場・事業所を以下の4部門で表彰します。
■ものづくりプロセス革新賞:
IE(Industrial Engineering)改善、ITの適用、品質保証、工程改善、SCM(Supply Chain Management)改善、JIT(Just In Time)、調達革新、物流革新、自動化など、工場・事業所の“ものづくりプロセス”が、総合的に改善・強化されている事例
■ものづくり人材育成貢献賞:
全員参加の改善活動、技能伝承、能力開発への取り組み、従業員育成など、質の高いものづくりを実現するための“人材育成”に組織的に取り組まれている事例
■ものづくりCSR貢献賞:
環境対応、省エネ、福利厚生、地域社会との結びつきなど、ものづくりを側面から支える“CSR”(Corporate Social Responsibility)に積極的に取り組まれている事例
■ファクトリーマネジメント賞:
上記3賞が表彰する個別内容ではなく、総合的に“工場運営”のレベルが高く、全体にバランスのとれた“工場運営”の良さ、といった事例
4.審査
審査委員会は、東京工業大学 名誉教授 伊藤 謙治 氏を委員長に、学識経験者、経営コンサルタントによって構成されます。受賞企業は書類審査・現地審査を通して決定し、応募企業には、審査所見をフィードバックします。
一次審査(書類審査): 応募企業(事業所)から提出された受審資料に基づく審査
二次審査(現地審査): 応募企業(事業所)の幹部・関係者との面接および事実確認
最終審査 : 二次審査の結果を踏まえて、審査委員会で最終判定
5.審査の視点
審査は改善・改革活動の「しくみ」「運営」「効果性」「マネジメントの基盤」の4つの視点から行われます。対象となる活動がこの4つの視点全てを満たしているか、または特定の項目に優れているかを審査します。
過去の受賞企業一覧
https://jma-goodfactory.com/company/
- 一般社団法人日本能率協会「第11回 2023 GOOD FACTORY賞」審査委員会(敬称略)
委員長 東京工業大学 名誉教授
東京理科大学 経営学部 教授 伊藤 謙治
委員 電気通信大学 名誉教授
キヤノンメディカルシステム株式会社 先端研究所所長
株式会社アイシン 社外取締役 新 誠一
日本大学 理工学部シニアリサーチフェロー 柿崎 隆夫
慶応義塾大学大学院 経営管理研究科 委員長
ビジネス・スクール校長 坂爪 裕
株式会社日本能率協会コンサルティング 取締役
シニアコンサルタント 石田 秀夫
株式会社日本能率協会コンサルティング
シニアコンサルタント 石山 真実
Transformation Consulting合同会社 CEO
Management Consultant 松田 将寿
◆詳細プレスリリースはこちらからダウンロード可能です。
https://prtimes.jp/a/?f=d16501-20221218-f8b85672e55cfc5b5ed928ef703aea96.pdf