開幕コンサートは名誉音楽監督チョン・ミョンフン指揮による1月定期演奏会。12月17日(土)から、1・2・3・5月の定期演奏会の1回券のWEB優先販売を開始します。
2023シーズン定期演奏会、ラインナップ一覧 https://www.tpo.or.jp/concert/2023season-01.php
2023シーズン定期演奏会の聴きどころ https://www.tpo.or.jp/concert/2023season-03.php
2023シーズン定期会員券 価格一覧 https://www.tpo.or.jp/concert/2023season-02.php
- 開幕公演は巨匠と紡ぐウィーンの傑作シンフォニー
シーズン開幕公演、1月定期演奏会(1月26日,27日,29日)の指揮を執るのは東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフン。18-19世紀にウィーンで活躍した夭折の天才作曲家シューべルト(1797-1828)の交響曲第7番『未完成』と、19世紀同じくウィーンで前人未踏の作曲活動を行った晩成の巨匠ブルックナー(1824-1896)の人気の高い「交響曲第7番」と、それぞれの代表的なシンフォニーをお届けします。
ーー「シューベルトとブルックナー。この2人の作曲家には、宿命的に似たところがある。直線的にゴールへ進むのではなく、同じフレーズを反復して渦のごとき巨大なうねりを作ってゆくこと――ベートーヴェン以後のシンフォニーに新風を入れたその響きは、どこか無限につづく天国的な時間感覚へと、私たちの意識をいざなってくれる。(…)音楽史に新しい道をひらいた2作が、混迷の時代にどんな「新しいもの」を灯してくれるだろうか。その時間にじっくり浸りたい」(堀朋平・音楽美学)
◆ 名誉音楽監督チョン・ミョンフン指揮東京フィル公演 近年の演奏レビューより
「(…)奏者の自発性に委ねながら響きの純度が保たれたのは見事だ。(…)ひとつのフレーズ、それぞれの楽器の音色が綿密に歌い尽くされ、その積み上げと連鎖が楽章後半の胸躍る昂揚を生み出した」(「音楽現代」2021年11月号)
「コンサート全体を通して、開放的というよりは、むしろ凝縮度の高い演奏で、チョン・ミョンフンと東京フィルの関係の進化(深化)を感じた」(「音楽の友」2022年7月号)
「作品のダイナミズムを知り尽くした指揮者ならではの、絶妙な誘(いざな)い」(「朝日新聞デジタル」2022年10月21日付)
- 公演情報
2023年1月定期演奏会
1月26日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
1月27日(金)19:00 サントリーホール
1月29日(日)15:00 Bunkamura オーチャードホール
指揮:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)
シューベルト/交響曲第7番 ロ短調 D759『未完成』
ブルックナー/交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版)
◆料金(定価・税込)
定期会員券(年間8公演通し券、発売中) SS¥96,000・S¥56,000・A¥47,600・B¥39,200・C¥30,800
1回券(12月17日優先/WEB発売開始) SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
※それぞれ、「東京フィルフレンズ」入会で定価の10%割引となります(SS席を除く)。※1回券は、12月17日(土)10:00~12/22(木)23:59の期間限定で、インターネットからの購入で定価の10%割引となります。
◆チケット問合せ (12月17日10時から1回券の優先発売/WEB優先販売を開始します)
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平日10時~18時/発売日の土のみ10時~16時/土日祝休)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/
※東京フィルフレンズ(年会費無料・随時入会可)会員様は、12月17日(土)午前10時より1回券の購入が可能となります(お電話のみの受付)。東京フィルフレンズへの入会方法など詳細はこちらをご参照ください。
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
※東京フィルチケットサービス システムメンテナンスについて(12月19日(月)22:00~20日(火)6:00)
https://www.e-tix.jp/tophill/teiki.html
- 東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフンは語る
東京フィルとマエストロチョン・ミョンフンが本作を取り上げるのは、シューベルト『未完成』は2007年、ブルックナー「第7番」は2002年以来となります。マエストロ チョンはこう語ります。
「クラシック音楽の偉大さを語るとき、今回の2作品はその中でもクラシック音楽を代表する最高傑作にあたります。10年以上の時を越えて、これらの作品に戻ってくることができるのは大きな喜びです。
前回すでに、東京フィルが実に見事な演奏をしたのを覚えています。私たちクラシック演奏家はこれらの素晴らしい作品を一生涯かけて学び、一回ごとに新しい何かを見つけようとしています。こうした作品の奥深さを十分に見出すには時間がかかる。お客様に、私たちが成長し続けていることをお見せできればと思っています」
- 出演者情報
チョン・ミョンフン(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団 名誉音楽監督
韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校、ジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放響音楽監督および首席指揮者(1984~1989)、パリ・オペラ座バスティーユ音楽監督(1989~1994)、ローマ・サンタチェチーリア管首席指揮者(1997~2005)、フランス国立放送フィル音楽監督(2000~2015。現在は名誉音楽監督)、ソウル・フィル音楽監督(2006~2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者(2012~)など歴任。1997年に本人が創設したアジア・フィルの音楽監督も務める。2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9月に名誉音楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。
Myung-Whun Chung, conductor
Honorary Music Director of the Tokyo Phil
Born in Seoul, Myung-Whun Chung won the silver medal at the Tchaikovsky International Piano Competition in 1974. After completing conducting studies at the Juilliard School, he served as assistant and subsequently associate conductor to Carlo Maria Giulini at the Los Angeles Philharmonic. Since his appointment as Music Director of the Paris Opera (LOpéra Bastille) in 1989, Maestro Chung has conducted many prominent orchestras including the Vienna Philharmonic, the Berlin Philharmonic, and la Filarmonica della Scala. He has served as the Music Director of l’Orchestre Philharmonique de Radio France (2000-2015), the Seoul Philharmonic Orchestra (2006-2015), and the Asia Philharmonic Orchestra, which he founded in 1997. Since 2015, he has been Principal Guest Conductor of the Staatskapelle Dresden.For the TPO, Maestro Chung was Special Artistic Advisor from 2001 to 2010, and its Honorary Conductor Laureate from 2010 to 2016. In September 2016 he was appointed Honorary Music Director. He is active in education for the younger generation and in promotion of peace, especially in Asia through a variety of musical activities. He currently serves as a UNICEF Ambassador.
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また「音楽の未来遺産」三善晃管弦楽作品シリーズ3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10 月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)などを受賞している。
In 2022, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 111th anniversary as Japan’s first symphony orchestra. With about 130 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. TPO is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung as Honorary Music Director, Maestro Andrea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor. TPO has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet assignments at the New National Theatre, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including broadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. TPO has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
公式ウェブサイト https://www.tpo.or.jp/
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