脂肪組織由来の多機能血小板であるASCL-PLCの治験準備のため、第三者割当増資により16億円を調達

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脂肪組織由来の多機能血小板であるASCL-PLC[*1]の再生医療等製品としての事業化に取り組む慶應義塾大学発ベンチャーである株式会社AdipoSeeds(本社:東京都港区、代表取締役社長:不破淳二、以下AdipoSeeds)は、DCIパートナーズ株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社及び株式会社Gemsekiのそれぞれが運営する投資事業有限責任組合を割当先とする総額16億円の資金調達を実施しました。

 今回調達した資金は、ASCL-PLCの難治性皮膚潰瘍及び血小板輸血を対象とした企業治験準備の一層の加速、新規事業であるPRP(Platelet Rich Plasma、多血小板血漿)療法に関連する受託事業[*2]の2023年7月の事業開始などの研究開発資金に充当されます。

[投資家からのコメント]

DCIパートナーズ株式会社 代表取締役社長 成田宏紀 氏

血小板スペシャリティ企業として着実に成果を積み上げておられるAdipoSeedsに出資できることを嬉しく思っております。今回の資金調達により研究開発および事業開発が更に加速することを期待するとともに、AdipoSeedsの成長の一助となる支援を行っていきたいと考えております。

 
ニッセイ・キャピタル株式会社 投資部 シニアキャピタリスト 井本潤一 氏

AdipoSeeds社が開発している間葉系幹細胞由来血小板様細胞は、難治性皮膚潰瘍や血小板輸血等における課題を解決しうるシーズであり、今後の更なる広がりに期待してご出資させていただきました。今回、不破CEOを始めとした専門家チームの更なる挑戦にご一緒できることを嬉しく思うとともに、今後、AdipoSeeds社が画期的な再生医療等製品を世に生み出すことで、社会に大きく貢献されることを期待しております。
 

SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第三部 次長 駒橋政和 氏

「脂肪から血小板をつくる」という非常に画期的な技術と安価に安定供給可能な製造方法で、血小板不足という社会的課題を解決しうるベンチャーだと以前から注目しておりました。SMBCグループとしてAdipoSeeds社の成長をサポートさせて頂き、多くの患者様に治療を届ける一助を担えればと存じます。
 

株式会社Gemseki 代表取締役社長 永田一郎 氏

従来廃棄されていた脂肪組織から、遺伝子導入をせずに血小板を培養できる画期的なAdipoSeedsの技術は、今後多くの患者さんのQOL向上につながる画期的技術であると確信しています。AdipoSeedsの技術をいち早く多くの患者様にお届けできるよう、AdipoSeedsのチームの一員として、共に挑戦をしていきたいと考えております。
 

[AdipoSeedsについて]

AdipoSeedsは、「脂肪から血小板をつくり、新しい血液の流れを創る」をミッションとして掲げており、主に廃棄予定の脂肪から安全で医療応用可能な血小板製剤を低コストで供給し、今後の少子高齢化社会において、世界的に加速する血小板不足という課題の解決に貢献し、血小板の関わる治療行為をより安価に安全に提供できる未来を創り出すことを目指しております。

また、AdipoSeedsでは、「脂肪組織由来の血小板を用いた再生医療の実現」を通じて、献血に依存しない輸血用血小板製剤の実用化と血小板を用いた組織修復領域の拡大によるメディカルアンメットニーズの解消という社会的問題の解決に取り組んでおります。

(*1)  AdipoSeedsでは、ヒト皮下脂肪組織からスタンダードな方法で遠心分離したASC(脂肪由来間葉系幹細胞、Adipose-derived Mesenchymal Stem Cell)を含む細胞群から、ASCの欠点を克服するため、独自技術により精製・株化して樹立さされた間葉系幹細胞株ASCL(Adipose-derived  Mesenchymal Stem Cell Line)を、ASCL-PLC(ASCL由来血小板様細胞、ASCL-derived Platelet Like Cells)に分化誘導するという技術を基盤として、ASCL-PLCを他家の再生医療等製品として、医療応用することを目指しております。

このため、学校法人慶應義塾と共同で「難治性皮膚潰瘍を対象とした間葉系幹細胞由来血小板様細胞 (ASCL-PLC)の探索的臨床試験」を実施しております。当該試験の概要及び進捗は、臨床研究実施計画・研究概要公開システム(JRCT)上で公開されております。

臨床研究等提出・公開システム

(*2)  PRP(Platelet Rich Plasma、多血小板血漿)療法は、自分の血液中に含まれる血小板の成長因子や血小板膜に発現している受容体が持つ組織修復能力を利用する再生医療の一つです。

AdipoSeedsでは、ASCL-PLCを通じた血小板の研究成果及び再生医療等製品の開発で培った品質管理を基盤として、H.U.セルズ株式会社と共同で、PRP調製の受託事業を立ち上げる予定で、2023年7月のサービス開始を目指した準備を進めております。

[会社概要]
社名:          株式会社AdipoSeeds
設立:        2016年7月
本社所在地:     東京都港区三田一丁目4番28号
代表取締役:     不破 淳二
事業概要:      ASCL及びASCL-PLCによる再生医療等製品
                         (難治性皮膚潰瘍治療製剤、輸血用血小板製剤等)の開発
ホームページ:    http://www.adiposeeds.co.jp/

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