職場の人間関係は62点!不満を感じる相手は上司がトップ。約8割が人間関係がきっかけで転職を考えた/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第60回】

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株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』にて、女性749名を対象に「職場の人間関係」についてアンケートを実施しました。
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。

▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-60/

■調査結果抜粋
現在の職場の人間関係に点数をつけるなら平均62.0点
職場の人間関係で不満を感じる相手は「上司」が断トツトップ
不満を感じる理由は、「信頼できない」「尊敬できない」
職場で「出会えてよかった」と思える相手は、1位「同僚」、2位「先輩」
「出会えてよかった」と思える理由は、「信頼できる」「尊敬できる」「仕事ができる」
約8割が人間関係がきっかけで転職を考えたことがある
実際に転職した人の約7割が転職で人間関係が改善したと回答

【Q.1 職場の人間関係、ずばり何点?】

※70点が合格ラインとして回答
※離職中の人は直近の職場で回答

『女の転職type』会員に、現在の職場の人間関係に点数をつけるなら何点かを尋ねると、最も多かったのは「70~89点」38.5%で、平均は62.0点でした。合格ラインである70点を上回った人は46.1%で、不合格である69点以下は53.9%とやや不合格が多い結果となりました。

【Q.2 職場の人間関係で、不満を感じる相手は誰?

※複数回答

職場の人間関係で、不満を感じる相手については、1位「上司」57.0%、2位「先輩」27.2%、3位「同僚」25.2%で、上司が突出しています。その他のコメントとしては、「人事」「会長」「パートさん」などがありました。
なお、「不満を感じる相手はいない」と回答した人は13.1%で、約9割の人が職場に不満を感じる相手がいる、という結果になりました。

【Q.3 Q.2で選んだ相手に対して、どんな不満を感じる?

※Q.2で「不満を感じる相手はいない」と回答した人は除く
※複数回答

Q.2で選んだ相手に対して、どのような不満を感じるかについては、1位「信頼できない」52.3%、2位「尊敬できない」49.8%、3位「価値観・性格が合わない」48.8%でした。
その他のコメントとしては、「常にため息をついており、不機嫌」「男尊女卑の傾向がある」「親会社からの腰掛け異動で、会社を長期的に成長させるビジョンがない」などがありました。

【Q.4 職場で「出会えてよかった」と思える相手はいる?

※複数回答

職場において、これまで「出会えてよかった」と思える相手はいるかどうかを尋ねると、1位「同僚」54.9%、2位「先輩」46.9%、3位「上司」40.2%となりました。
「出会えてよかったと思える相手はいない」は10.1%で、約9割の人が出会えてよかったと思える相手がいるという結果です。

※複数回答

「不満を感じる相手」と「出会えてよかった相手」を比較してみると、上のグラフのようになりました。「同僚」や「先輩」「後輩」は、「出会えてよかった相手」としての回答数が「不満を感じる相手」の約2倍となっており、逆に「上司」や「社長」は半減する結果です。
近い立場で気持ちを共有できる相手か、そうでないか、でこのギャップが生まれていそうです。

【Q.5 「出会えてよかった」と思える理由は?

※複数回答

Q.4で選んだ相手に対して、「出会えてよかった」と思える理由について尋ねると、1位「信頼できる」69.7%、2位「尊敬できる」59.8%、3位「仕事ができる」56.5%でした。
その他のコメントとしては、「辛い時に支えあえる」「こんな生き方もあるんだと知れた」「配偶者になった」などがありました。

【Q.6 人間関係がきっかけで転職を考えたことある?

人間関係がきっかけで転職を考えたことはあるかについては、「ある(実際に転職した)」が最も多く48.9%で、「ある(実際に転職はしていない)」29.5%を含めると78.4%にものぼりました。

【Q.7 転職して人間関係の不満は改善した?

Q.6で「ある(実際に転職した)」と回答した人に、転職して人間関係の不満は改善したかどうかを尋ねると、「やや改善した」が最も多く38.0%で、「かなり改善した」32.1%を含めると70.1%の人が改善しています。「あまり改善しなかった」「まったく改善しなかった」人は15.8%で、多くの人が転職で人間関係がよくなっていることがわかります。

【Q.8 改善しなかった理由は何?

※複数回答
※Q.7で「あまり改善しなかった」「まったく改善しなかった」と回答した人

Q.7で「改善しなかった」と回答した人に、改善しなかった理由を尋ねると、「実際に働いてみないと分からないことだった」が最も多く79.0%で、次いで「相性が悪かった」40.3%、「運が悪かった」32.3%が続いています。

Q.9 職場の人間関係を円滑にするために努力していることは?

※複数回答

職場の人間関係を円滑にするために努力していることは、1位「こまめに報告、連絡、相談する」88.1%、2位「積極的にコミュニケーションを取る」83.6%、3位「相手の立場になって考える」82.8%となり、大多数の人が努力していることがわかりました。
その他のコメントとしては、「とにかく笑顔」「悪口をいわない、悪口に同調しない」「職場の愚痴はプライベートで吐き出す」などがありました。多くの人が職場では仕事以外に、人間関係においても気を配っている様子が見て取れる結果となりました。
 

★今回のアンケート考察★
女の転職type編集長 小林佳代子

職場の人間関係について平均点は62点、合格ラインである70点以下の割合が46.1%で不合格53.9%よりやや少なかったことを考えると、仕事面でも人間関係でも満足のいく職場に出会うのはそう簡単ではないことがわかります。

転職初心者の方が陥りやすい転職での失敗のひとつに、「転職のきっかけ」と「転職活動時に転職先に求めるもの」が一致せず、ミスマッチが起こるというのがあります。人間関係が理由で転職を思い立ったのであれば、「仕事内容」や「勤務地」などの条件だけでなく、転職先のチームの雰囲気や一緒に働く上司などについての確認は必要です。ぜひ面接の際は上司の方に会わせてもらったり、実際の職場を見学させてもらったりすることをおすすめします。

▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-60/

※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

調査内容:第60回「職場の人間関係について / データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2022年11月1日~11月13日
・有効回答数:749名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート

データで知る「女性と仕事」一覧
本件は第60回目のアンケートとなっており、働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/

■『女の転職type』とは
正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。

■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要
代表者  :代表取締役社長兼会長 多田 弘實
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル
資本金  :5億5866万円
設立   :1993年7月8日
従業員数 :695名(2022年9月30日現在)
事業内容 :
1.キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営
2.転職フェアの開催
3.人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)
4.質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス
5.パンフレット、ノベルティー採用・HP作成などのアウトソーシング事業
6.IT業界に特化した人材派遣サービス(厚生労働大臣許可 派13-315344)
7.Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供

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