訪日旅行の水際対策緩和から1か月以上が経過した今、国内でもさまざまなインバウンド誘致施策が実施されています。中でも、政府が掲げる総合経済対策に「高付加価値化」が盛り込まれたり、日本政府観光局(JNTO)が旅行1回当たり100万円以上消費する「高付加価値旅行者」の誘致に力を入れていく考えを示すなど、消費額の大きい旅行者を増やすことが観光消費回復の鍵になると言われています。
当社は、観光体験サプライヤーとして、2014年以降、ラスベガスやバリ、バンコクなど世界7都市で約70カ国の旅行者に現地ツアーやアクティビティなどの観光コンテンツを提供してまいりました。コロナ禍以降も、アジア圏ツアー会社のM&Aや、海外旅行者に向けた英語ツアーを展開するなど、グローバル展開を拡大しています。
そうした中で育んできた繋がりを活かし、2022年11月より、インバウンド需要喚起のための次なる一手として、富裕層向けの観光コンテンツ開発に着手。この度、タイの旅行会社「Bigcountry Experience Co., Ltd.」を招致し、実際に現地を案内しながら、タイ人富裕層をターゲットにした観光コンテンツの企画提案を実施いたしました。
- 招致ツアー概要
まず、訪日タイ人観光客からも人気であり、定番の観光地である富士山にて、5合目までの登山や朝倉山公園の散策、お茶体験を楽しんでいただきました。
続いて、広尾に位置し、多数の文化財、茶室、歴史のある建造物を擁する祥雲寺にて、生花体験を通してラグジュアリーな日本文化を体験しました。祥雲寺は、お茶講座や坐禅体験もできる、地元の人を中心に人気のお寺です。外国人観光客は比較的少なく、知られざる観光スポットのため、タイ人のスタッフからは、「有名観光地とはまた異なるローカルな日本の魅力を知れた」と好評をいただきました。
タイ人観光客にとって、外国語の看板が充実している日本は、簡単な英語でコミュニケーションが取れるとコロナ以前から人気の旅行先となっています。また、一度の旅行ではおよそ45万円前後を消費する旅行客が多く、内容によっては100万円以上を消費するポテンシャルもあることから、当社ではヘリコプターを移動手段とするリッチなツアーや、有名アーティストを講師とするアート体験など、富裕層向けの観光コンテンツを企画し、現地の旅行会社とも連携していきたいと考えています。
地方における観光コンテンツの発掘に加え、都内でクイックにできる日本文化体験の需要も伸びていることから、インバウンドにとってまだ知られざるスポットでの特別な体験を作るべく、旅行会社と協力して検討を重ねてまいります。
- 株式会社Fun Group
Fun Groupは、「Earth to the Fullest・地球上の感動体験を世界80億人に届ける」をミッションに掲げ、2014年に創業した観光体験を提供するスタートアップ企業です。アメリカ・タイをはじめ、世界7拠点で展開するグループ会社と連携しながら、現地観光体験やオプショナルツアーに加え、アーティスト・クリエイターとのコネクションを活用したオリジナルの観光コンテンツ、富裕層向けの旅を開発しております。これまで世界7都市で約70か国以上の方に旅行体験をお届けしています。
■公式サイト
https://fungroup.com/ja