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例年、ザ・ウールマーク・カンパニーは機能性に優れたスポーツ＆アウトドア・ブランドと世界トップクラスの才能に溢れた大学生を対象とした、「ウールマーク・パフォーマンス・チャレンジ」を主催しています。問題解決に向けての革新的なアイディアを提案するために、今年はスキーやスポーツウェアなど冬季スポーツ用品で有名なサロモン(Salomon)とパートナーシップを組み、ファイナリスト10名のアイディアと受賞者3名を発表しました。
ファイナリスト10名は、菌糸体生地を用いた汗による冷却効果、バクテリア・バイオバッテリー、サーモクロミックなどを含む全身ランニング用のユニフォームに革新的なアイディアを提案し、メリノウール素材の新しい可能性を広げました。
受賞者：
インターンシップ賞 (タイトル：Keradapt Merino)
・Michael Orlow (マイケル・オルロー)・アメリカ
リサーチ・バーサリー賞 (タイトル：Rapid Decmposing Merino)
・Giulia Ciola (ジュリア・チオラ)・イタリア
アダプタブル・イノベーション賞 (タイトル：Adapting to Athletes)
・Chloe Jerolaman (クロエ・ジェロラーマン)・アメリカ
プログラムについて：
今年のテーマは、山岳での長距離トレイル・ランニング向けに耐久性の高いバイオ繊維と天然素材のウールを使用し、革新的な全身用の次世代ランニングセットの課題が与えられました。
今年は25カ国から191以上の大学が参加し、そのうち日本からもファッション専門学校、大学、大学院含む12校が参加しました。参加者の中で最も有望な10名のアイディアがファイナリストとして選出後、審査員により3名の受賞者が決定されました。
最終選考に残った10名は、いずれもオーストラリア産メリノウールの天然な特性を生かし、スポーツ・パフォーマンス市場に画期的な改善策を提案し、繊維の新しい市場の可能性を広げました。
ウールマーク・パフォーマンス・チャレンジは、学生から革新的なアイディアを提案する大会としており、ファイナリストに選ばれた方々は、本大会の一環として業界リーダーから指導を受け、コンセプトの向上、またデザイン思考を高められるよう設計されています。
サロモンのフットウェア開発マネージャーのフロリアン・トラウレ氏は、「ウールマーク・パフォーマンス・チャレンジに参加した若い世代のプレゼンテーションでの想いを通じて、サロモンのチームは世界の繊維産業のために、サステナブルな解決策を見つけることが緊急課題であるという確信を持ちました 」と述べています。
ウールマーク・パフォーマンス・チャレンジにご興味のある方は、WPC@wool.comまでお問い合わせください。
ザ・ウールマーク・カンパニーについて：
ザ・ウールマーク・カンパニーは、ウールのグローバル・オーソリティーです。世界のテキスタイル・ファッション業界を網羅する膨大なネットワークを通じて、究極の天然繊維、そして高級アパレルの素材としてのオーストラリア産ウールの地位を高めています。
ウールマークのロゴは、世界で最も広く知られ高い評価を得るブランドに数えられ、最高品質を認証し、牧場から最終製品にいたるまでの先駆的な卓越性とイノベーションを象徴しています。
サロモン フットウェア開発マネージャー フロリアン・トラウレ氏
(左)マイケル・オルロー (インターンシップ賞)
ジュリア・チオラ (リサーチ・バーサリー賞)
(左)クロエ・ジェロラーマン (アダプタブル・イノベーション賞)
