【医療者対象ハイブリッドセミナー】もっと話そう がんと性(セクシュアリティ)のこと

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がんの進行やがん治療に伴い影響を受ける性(セクシュアリティ)の問題に対して、医療従事者としての理解を深め、明日からの支援に役立てることを目的として開催いたします。

認定NPO法人キャンサーネットジャパン(東京都文京区 理事長 岩瀬 哲)は、2023年1月21日(土)に医療従事者を対象に「がんと性(セクシュアリティ)」をテーマにしたハイブリッドセミナーを開催いたします。

認定NPO法人キャンサーネットジャパンでは、2020年より日本対がん協会協力による休眠預金活用事業としてウェブサイトやセミナーでの情報発信など、がん患者・パートナーのセクシュアリティ支援を実施しています。啓発動画の制作(https://www.cancernet.jp/seikatsu/anime/)、チャット形式の無料相談(アプリ)、医療現場での患者支援用ツールとした小冊子「もっと知ってほしいがんと性にまつわること(https://www.cancernet.jp/cands)」の制作などを実施してまいりました。中でも、医療者対象のアンケート結果からは、医療者に対する情報提供の必要性が示唆されました。

ついては、がんの進行やがん治療に伴い影響を受ける性(セクシュアリティ)の問題に対して、医療従事者としての理解を深め、明日からの支援に役立てることを目的に、本セミナーを開催いたします。
 
今回のテーマは、患者さんやパートナーだけでなく、医療者からも話しづらいテーマの一つです。医療者としての知識と理解を深め、今日から何ができるのか、ともに考え、学ぶ機会となるように企画しました。本セミナーをきっかけに、多くの患者さんの悩みが軽減されることを期待しています。

【 開催概要 】
■ セミナー名称 : もっと話そう がんと性(セクシュアリティ)のこと
■ 開催日時 : 2023年1月21日(土) 14:00-16:00
■ 会 場 : 東京国際フォーラム G510 | 有楽町駅徒歩1分
■ オンライン会場 : Zoomウェビナー(申込時に視聴用URLをご案内します)
■ 対象者:医療従事者(医療系の学生含む)
■ 定 員 :  会場参加 : 70名  /  オンライン参加 : 500名 (定員になり次第締め切ります)
■ 参加費 : 無料
■ 申込先 : https://cnj20230121.peatix.com/ 
※来場・zoomいずれも上記Peatixにて無料チケット購入が必要です
■ 詳 細 : https://www.cancernet.jp/sexuality2023

※会場にご来場の方にはキャンサーネットジャパン発行小冊子「もっと知ってほしい がんと性のこと」をプレゼントいたします。

【 プログラム 】
14:00-14:25 講演① がん治療と性(セクシュアリティ)
渡邊 知映  昭和大学保健医療学部 教授

14:25-14:40 講演② がん手術治療と男性の勃起障害について
山岸 元基  昭和大学藤が丘病院 泌尿器科 助教

14:40-14:55 体験談① 大腸がん・直腸/肛門がん経験者が語る
「がん」よりもつらかったこと
柿本 聡  語り合いカフェ安曇野 主宰

14:55-15:10 体験談② 子宮頸がん・子宮体がん経験者が語る
見て見ぬふりをしてきた性について私が思うこと
原 千晶  婦人科がん患者会よつばの会 代表

15:10-15:15 休憩

15:15-16:00 パネルディスカッション
みんなで考えよう!がん患者・パートナーへのセクシュアリティ支援
 

【 登壇者のご紹介 】

渡邊 知映(わたなべ ちえ) 
(昭和大学保健医療学部 教授)
東京大学大学院医学系研究科博士後期課程修了(保健学博士)日本赤十字社医療センター、がん研有明病院化学療法科、東京慈恵会医科大学看護学科専任講師、上智大学看護学科准教授を経て2020年4月より現職。日本がん・生殖医療学会理事、第5回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会会長。若年乳がん患者コミュニティスタイル世話人。専門はがん看護学。モディリアーニと東北の温泉をこよなく愛しています。
 

山岸 元基 (やまぎし もとき)
(昭和大学藤が丘病院 泌尿器科 助教)
2012年3月昭和大学医学部卒業。学生時代は医学部スキー部に所属。同年4月より昭和大学藤が丘病院で初期臨床研修。2014年4月より昭和大学藤が丘病院泌尿器科入局。2016年4月昭和大学大学院医学研究科入学し2020年3月に博士(医学)取得。日本泌尿器科学会専門医や日本性機能学会専門医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、がん治療認定医などの専門医を取得。研究分野では性機能障害や泌尿器腫瘍治療(前立腺癌)を中心として学会活動を行なっている。
 

柿本 聡(かきもと さとし)
(語り合いカフェ安曇野 主宰)
3歳で首下80%の熱傷を受傷、学生時代にいじめなど経験。
介護福祉士として老人介護の仕事に携わるかたわら、柔道指導者として後進の指導にあたる。27歳の時に大腸がん・直腸がん・肛門がんで末期の診断を受ける。幾たびもの大手術を経て、現在に至る。がんやオストメイト(人工肛門)の理解啓発で若手のリーダーとして活動。講演のほかメディアにも多数出演している。
 

原 千晶(はら ちあき)
(婦人科がん患者会 よつばの会 代表)
1974年北海道生まれ 1994年20歳の時に第21代クラリオンガールに選出され芸能界デビュー。以降TVや雑誌等を中心にタレント、女優として活動。
2005年30歳の時に子宮頸がんと診断を受ける。医師から子宮の全摘を勧められるが、踏み切れず温存。2009年35歳の時に再び子宮にがんが見つかる。2010年1月より手術と抗がん剤治療を行う。2011年自身のがん経験をもとに婦人科がん患者会「よつばの会」を設立。がん啓発に関わる講演会やイベントに積極的に参加している。2020年3月に20年以上所属した事務所を退所し、現在はフリーで活動。千葉県一宮町に移住し、プチ田舎暮らし生活を楽しみながら新しく始めた趣味である釣りに熱中する日々を過ごしている。                                                         

<医療者を対象したセクシュアリティのアンケートについて>
2022/2/1~2022/9/20に医療者を対象に弊法人が実施した「医療現場におけるがん患者・パートナーへのセクシュアリティ支援アンケート」では、回答した104名のうち、「がんやがん治療に伴なう性生活に関する支援は必要だと感じていますか」の問いに、91.3%が「とても必要」あるいは「必要」と回答する一方で、「がんやがん治療に伴なう性生活への影響について支援をした事がありますか」という問いに対し、「該当者へはいつもしている」への回答は7.7%にとどまりました。
がん患者やそのパートナーに対して性生活への支援を困難にしている理由として、「説明・支援できる知識がない」「話をするきっかけがない」「自分自身の羞恥心があり踏み込めない」といったものがあげられました。

アンケート調査の結果:https://www.cancernet.jp/wp-content/uploads/2022/09/sexuality_2022quest.pdf

主催: NPO法人キャンサーネットジャパン
開催協力: 公益財団歩人 日本対がん協会  
※本事業は日本対がん協会の協力による休眠預金活用事業です。
 

<NPO法人キャンサーネットジャパン>
1991年発足。がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとして活動。2001年にNPO法人化。2007年1月に専用事務局を開設し、現在は東京と大阪を拠点に全国で活動を行っている。2016年8月認定NPO法人となり、現在主たる活動は、各種がんについての啓発イベント、養成講座や認定試験など教育事業等を実施。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指している。希少がんも含め、あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントとなっている。                                

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