2020年フィリピンマニラで開催されたファッションショー、モデルは皆スラムに住む子どもたち。
笑顔の子どもたちに持続可能な夢を与えたいと活動する関西の女性たちに密着。
路上生活の実態とは?そして新型コロナで分断された2年間など彼女たちの苦悩の3年を追いました。
笑顔の子どもたちに持続可能な夢を与えたいと活動する関西の女性たちに密着。
路上生活の実態とは?そして新型コロナで分断された2年間など彼女たちの苦悩の3年を追いました。
【番組名】
BUZZOOKAチャンネル
フィリピン発 ファッションで貧困児に夢を
【放送時間】
11月30日(水) 深夜1時~1時30分
急成長の陰でとてつもない格差のあるフィリピン。首都マニラから数十キロ離れるとそこにはゴミ山から拾ったゴミを売って生活する人や、路上生活の家庭が数多く残っています。
そんな地域の子どもたちの夢の実現を支援したいと立ち上がったのは関西の若き女性たち。神戸出身、NPO法人DEAR ME代表の西側愛弓さんは学生時代の2015年から毎年貧しい子どもたちのファッションショーを開催してきました。
キラキラと輝く子どもたちの笑顔・・・しかし、ショーが終わるとまた元のスラムでの貧しい生活が待っている・・・。夢を持ち続け、実現するまで支援できないかと考えた彼女は2019年に自ら立ち上げた「DEAR ME」をNPO法人化して2020年秋には現地にファッションスクールを作り、無償で子どもたちを教育。さらに日本で立ち上げたアパレルブランドで雇用し、売り上げの一部をスクールの資金にするという壮大な計画をスタートさせました。
しかし、2020年の新型コロナパンデミックにより2年4カ月もの渡航不能に。スクールにするはずだった物件もキャンセルに。それでも彼女はアパレルブランド「CO×CO」を中心に日本で活動、思いは全く揺らぎませんでした。そしてついに今年6月フィリピン渡航が実現。約2年半ぶりの再会に現地の子どもたちも大喜び、西側さんたちは23年2月のファッションスクール開校を目標に再び動き出しました。
コロナ禍を挟んだ彼女たちと子どもたちの温かい交流と、あきらめない強い思いの3年を追いました。