一般的なNFTプロジェクトの課題
近年、NFTが非常に注目されており、多くの企業が自社でNFTプロジェクトを立ち上げることを検討したり、あるいは実際にローンチしたりしています。しかしながら、企業が新規NFTプロジェクトをリリースする際、下記のような課題に直面することがあります。
・まとまった金額のマネタイズを行うチャンスが最初の販売時のみであり、収益機会が乏しく、事業が不安定になる
・フロア価格の上昇をホルダーから催促され、長期的な意義の乏しい近視眼的な打ち手を行いがち
・プロジェクトの真のファンを集めたいものの、現実にはフロア価格を上昇させるために、プロジェクトに思い入れの薄い投機家を多く集める必要がある
このような課題は、プロジェクト立ち上げ期に戦略的に事業開発を行わない限り、回避することは容易ではありません。NFTmeijinでは、これらの課題を解決するため、NaaM(NFT as a Marketing)という考え方を提唱いたします。
NaaM(NFT as a Marketing)とは
NaaMを一言で説明すると、「NFT自体で収益を得ることを最終目的とせず、NFTの外で事業モデルを作成し、事業のマーケティング戦略としてNFTを利用するという手法や考え方」のことです。
このNaaMの考え方に基づいてNFTプロジェクトを展開すると、次のようなメリットがあります。
・NFT外の事業からの収益があるため、無理にNFT販売で収益をつくる必要がなくなり、持続可能性が向上する
・ゆえにフロア価格をさほど気にせず、長期的な目線で事業戦略を立てやすくなる
・プロダクトリリース前もしくはリリース初期段階からロイヤリティの高い、熱量のあるファンコミュニティやDAOを創ることが可能
具体的な事例
このようなNaaMの事例はまだそこまで多くはありませんが、優秀な企業はNaaM戦略の有用性に気付きつつあります。
例えば、スターバックスのNFT Starbucks Odysseyでは、NFTをポイントカードの延長として発行しています。こうすることにより「自社の製品・サービスに関心の高い顧客やファンに、NFTを持っていただくことで、ロイヤリティの向上を見込む」という使い方をしています。このようにNFT自体の売上を追わず、NFTをマーケティング施策の一貫として利用するというのがNaaM戦略です。
また、NFTではリリース前に数千から1万人程度のコミュニティを作ることは難しくありません。このようなコミュニティを活用することで、リリース前から事業に対して関心のある顧客やファンを集客することが可能です。つまり、事業計画の初期段階において集客のブーストをかけることができますし、この集客を利用してファンダムのようなこともできる可能性もあります。
次に、顧客やファンの目線からみた、NaaMモデルの有用性について説明します。従来、例えば自社の製品・サービスを初期から応援してくださった顧客やファンに対し、直接的なお礼を行うことは困難でした。
これに対し、そのような方々に自社の製品・サービスと関連するNFTを持っていただくと、短期売買されるような従来のNFTほどの投資商品ではないものの、徐々にNFTの価値が上昇したり、初期からコミュニティに参画している証明をすることができます。
このようにNaaMの仕組みをうまく活かすと、NFTプロジェクトの持続可能性を向上させ、ロイヤリティの高いファンのコミュニティを創ることができ、かつ自社の製品・サービスの競争力も強化されます。
サービスの提供に際しましては、お客様のお話をお伺いした上で、課題に応じた最適なソリューションをご提案いたします。
無料相談について
NFTmeijinでは、NaaM戦略を利用したNFTリリースを検討している方に対し、無料相談を実施しています。ご希望の方はメールなどでお問い合わせください。
プロフィール
Raithing株式会社 CEO 今村 尚人
https://twitter.com/nimmr2
https://note.com/nftmeijin/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000106049.html
京都大学で博士号(工学)を取得後、米国オレゴン州立大学にて研究者、アクセンチュア株式会社にて戦略コンサルタントを経て、2022年にNFTmeijinをリリース。 「NFTプロジェクトを進める上で、最高の羅針盤になりたい」というビジョンのもと、日本有数のNFTコンサルティング会社として、NFT事業の総合的なサポートを行なっています。
【会社概要】
社名:Raithing株式会社
本社所在地:東京都中央区銀座1丁目22-11銀座大竹ビジデンス2F
代表取締役:今村尚人
本件に関するお問い合わせ
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