当日の様子
当日は、博物館の開館を祝い、熊谷千葉県知事をはじめとした来賓を招待したセレモニー及び内覧会を実施。開館を待ち望んでいた方々にお披露目することができました。当日参加した市原中学校3年生 落合遥平さんは「歴史ある場所に博物館ができることはとても喜ばしく意義のあること。博物館での体験を通して、先人たちが歩んできた時代背景や、現代の生活の土台がいかにして作り上げられてきたのかを知るきっかけになることを望んでいる。」といったスピーチをいただきました。
- 千葉県市原市長 小出譲治 コメント
「市原市は、日本の重要な歴史遺産が残る地域でありながら、市民がそれらに触れ、学べる場が少なかったことに課題を感じ、『歴史をつなぐ、人をつなぐ』を基本理念とした本館の創設に尽力してまいりました。市内全域を屋根のない博物館『フィールドミュージアム』と見立て、歴史遺産を未来へつなぐ様々な取り組みを進めてきました。
古代から近現代までの歴史を、市内で発掘された遺物や資料のみで表現し、ほとんどの展示品が実物である点が大きな特徴です。中でも王賜銘鉄剣は、約30年ぶりに市原の地にもどり、国内最古の有銘鉄剣として注目いただきたい展示品の一つです。
更に歴史体験館での体験プログラムを通して、市原市民や子どもたちに市原市の歴史文化に愛着と誇りを持ってもらいたいです。」とコメントいたしました。
- 開館までの道のりとコンセプト
「I’Museum Center(市原歴史博物館)」開館
市原市では、1990年に、市内の埋蔵文化財の調査研究と発掘調査で出土した文化財を整理保存し、これらの普及活動を通して、市民生活の向上と地域文化の充実に寄与することを目的に「埋蔵文化財調査センター」が誕生しました。今回、市内の歴史遺産の価値や魅力を市民により分かりやすく伝えるため、「埋蔵文化財調査センター」を増築・改修し、新しく「I’Museum Center(アイミュージアムセンター)」を開館しました。
市民が主人公となり「歴史をつなぐ、人をつなぐ」博物館に
施設の愛称「I’Museum Center」は、「市民を、主人公に。」という本館のコンセプトを表現しています。市の歴史遺産の価値と魅力を後世に継承しながら、市民の歴史遺産を核とした活動や交流を支える「歴史をつなぐ、人をつなぐ」博物館を目指します。
市原市内には約3万5千年前から先人たちによって培われてきた貴重な歴史遺産が数多く残されています。本館では市内に点在する歴史遺産をストーリー化し分かりやすく整理するとともに、市内の歴史遺産を巡る様々な見学ルートを整備し、市内全域をフィールドミュージアム(屋根のない博物館)とするなど、「歴史をつなぐ」取り組みを行うことで、市内の歴史遺産の価値を高め、郷土への誇りと愛着を育みます。
また、本館を拠点に、市民の方との歴史遺産を核とした活動を活発化し、市民とともに博物館ならびに市原市の歴史を作り上げていきます。そして、人と人を、地域と地域を結び付ける「人をつなぐ」取り組みを通し、地域の活性化や歴史遺産を支える人づくりを進めていきます。
※展示内容や見どころについては、下記リリースおよび公式サイトにて公開しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000111009.html
https://www.imuseum.jp/
- 開館概要
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(ただし祝日の場合、翌平日)・年末年始
場所:千葉県市原市能満1489
観覧料:一般300円 高校生200円 中学生以下無料団体(20人以上)は各100円引き
問い合わせ先:0436-41-9344
HP:https://www.imuseum.jp/
SNS:@imuseum2022(Twitter)/市原歴史博物館(Facebook)
I‘Museum チャンネル(市原歴史博物館【公式】)(YouTube)