UPDATER、生い立ちの分かる国産材で日本の森林を守る新事業「みんなリビング」を開始

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「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、国産材の利用を拡大して林業を活性化することで、豊かな森林を守る新事業「みんなリビング」を11月17日より開始します。
「みんなリビング」では、樹種だけではなく、どの地域のどの森で育ち、どのような方法で製材・乾燥されたのか、また携わった事業者の情報など、バックグラウンドを見える化した国産材で木材製品を生み出し、お届けする事業です。本事業を通じて森林にお金がまわる仕組みをつくり、適切な間伐や手入れにつなげることで日本の森林を豊かにしていきます。
みんなリビング サービスサイト https://minliv.jp/

1.「みんなリビング」概要
「みんなリビング」は、樹種だけではなく、どの地域のどの森で育ち、どのような方法で製材・乾燥されたのか、また携わった事業者の情報など、バックグラウンドを見える化した国産材を用いて、木材製品を企画・販売します。すべての製品の販売価格には使用した木材量を新たに育てるための費用が含まれており、森を守る活動にあてられます。あわせて、森林保全の重要性や大変さをより多くの方に体験していただけるよう、企業向けに「森林保全体験プログラム」の提供も行っていきます。

■主な製品・サービスラインアップ
(1)呼吸する木のパーテーション

宮城県栗駒山のスギ材を使った製品で、化学物質は一切使っていません。丁寧な乾燥方法により、木が本来持っている香りや防虫効果のある油分、調湿する性質などを生かしています。無機質なオフィス空間におすすめです。https://minliv.jp/partition/

(2)顔の見える積み木

宮城県栗駒山のスギ材を使い、無塗装で仕上げているため、木の香り、美しい木目が楽しめます。製品のロット番号から積み木のつくり手、木の伐採や製材に携わった方を調べることもできます。https://minliv.jp/tsumiki/
 

(3)森になる猫砂

宮城県栗駒山のスギ材をメインに、国産材の製材時に出た木くずを圧縮してつくられた猫砂です。材料となる木材は燻煙乾燥と木酢液を使って製材しているため、猫にも人にもやさしい製品です。https://www.shop.tadori.jp/products/93/

 

(4)企業向け森林保全体験プロラム

株式会社くりこまくんえん、株式会社アトリエDEFと連携し、SDGsに取り組む企業向けに社員が参加できる森林保全体験プログラムを提供します。一度だけの植林ではなく、手入れをしながら木々を育てる大切さ、大変さを体験できます。

(5)山から選ぶ住宅
木材の種類だけではなく、お好きな産地や製材方法なども選びながら、ストーリーのわかる国産材で家づくりを行います。https://minliv.jp/

 

2.事業責任者コメント(新事業推進部 中条真理子)

私は入社以来、システムエンジニアとして「みんな電力」事業に携わってきました。電気料金の支払先を1円単位で透明化したサービス「超明細」を立ち上げるなかで、お客さまから日本の林業の不透明さを教えていただき、「今度は木材の背景を透明化することで、日本の林業をもっと元気にできないか?」と考えるようになりました。
木材製品を愛用している方はたくさんいらっしゃいますが、使われている木の生い立ちまでご存じの方がどれくらいいるでしょうか。木材の由来を透明化した製品が普及することで、エンドユーザーが林業に関心を持ち、国産材の価値を知るきっかけにしたいと考えています。森林保全にお金がまわる仕組みを構築するだけでなく、本事業を通じて林業コミュニティとエンドユーザーの交流を生み、人と人とがつながる社会にしていきたいです。

3. 木造建築や国産材をめぐる社会動向
■民間企業もウッド・チェンジで脱炭素を推進

2021年10月に施行された「都市の木造化推進法」※1では、2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、建築物における木材のさらなる利用を目指しています。木造は他の工法と比べ、材料調達から輸送・加工・建設の過程におけるCO2排出量を抑制できるといわれており、建築に使う鉄やコンクリートも減るため、それらを生産する際に生じるCO2の削減も期待できます。ESGや脱炭素の視点から、公共施設だけではなく民間企業においても、商業施設や店舗の木造化に対する関心は高まっています。

■円安で輸入材はさらに価格高騰
一方で、国内で消費する木材の約6割は輸入材※2です。割安だったことから多く利用されてきた輸入材ですが、世界的に木材が不足して価格が高騰する「ウッド・ショック」に加え、現在の記録的な円安によって輸入材はさらに価格が高騰しています。
世界情勢に左右されない安定供給が期待できる国産材の需要は、今後一層高まっていくと当社は考えています。

日本の製材品の輸入平均単価(林野庁公表 令和3年度 森林・林業白書より)

 
※1 林野庁HP参照 https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/koukyou/
※2 林野庁公表 令和3年度 森林・林業白書参照 https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/r3hakusyo/index.html

 
4. 「みんなリビング」が解決したい社会課題
森林には、雨水を貯水して河川の流量を安定化する機能や土砂崩れなどの自然災害を防ぐ機能、CO2を吸収して地球環境を守る機能などがあります。これらが正常に機能するためには適切な森林整備が必要ですが、日本の森林の約4割を占める人工林のほとんどが本格的な利用期を迎えているものの、適切な間伐が行われていません。
「みんなリビング」では、国産材の利用拡大を通じて日本の林業を活性化することを目指します。これにより「木を伐採し、利用し、新しく植えて育てる」という循環サイクルを回し、日本の森林を守ることにつなげたいと考えています。健康な若い森林を増やすことで、森林によるCO2吸収量の確保が期待でき、脱炭素社会の実現につなげることもできます。

グリーン成長イメージ(林野庁公表 令和3年度 森林・林業白書より)

5.株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。2011年、大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社としてみんな電力株式会社を設立。2016 年に発電所オーナーの顔や思い、ストーリーを公開した「顔の見える電力」を特徴とするClimate Tech事業「みんな電力」を開始。その後、Well-being Tech事業「みんなエアー」やSDGsプラットフォーム事業「TADORi」などを開始。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石英司
設 立: 2011年5月25日
資本金: 13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2022年3月31日現在
事業内容:Climate Tech事業「みんな電力」、Well-being Tech事業「みんなエアー」等
コーポレートサイト : https://minden.co.jp/

 
6.本件のお問い合わせ先
<「みんなリビング」との協業・サービスについて>

新事業推進部 みんなリビング担当 中条
代表TEL:03-6805-2228(受付時間 平日11:00~15:00)
E-mail :minliv@minden.co.jp

<報道関係>
広報担当 中村(080-7142-5287)佐藤(080-7142-5295)
代表TEL:03-6805-2228(受付時間 平日11:00~15:00)
E-mail :pr@minden.co.jp

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