PBL(Project(Problem) Based Learning)は、文部科学省が推進するアクティブラーニングの一つで、正解のない課題を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけることなどがその目的です。
クロス・マーケティンググループのグループ各社は、顧客のマーケティング課題の解決支援を事業としています。
現代生活学科では、「生活者」の視点から将来の成長産業である「環境」「メディア」「自立」を軸に、これからの社会で活躍できる人材の育成を目指し、実践的な総合型学習授業を行っています。「環境」は、他社との共生を考えるライフスタイルのことを指し、社会と企業が抱える環境課題を的確に認識することを、また「メディア」では、メディアを使いこなす技術力と表現力・発想力を身につけることを一つの目標としています。更に「自立」では、地域と個人が自立する社会の実現をめざし企画力・構想力を養うための学びを進めています。
当社の事業と、同学科で実施されている授業「ビジネスプランニング」の親和性が高いことから本取り組みがスタートしました。
また昨今は、SNSだけでなく、NFT・メタバースなどあらゆるテクノロジー、サービスが登場し、生活者をとりまく環境は常に変化しているといっても過言ではありません。そんななか、世代間、更には一人ひとりの消費意識・行動の多様化は必然とも捉えられ、当社として、PBLを通じて型にとらわれない柔軟な視座を持つ人材育成の支援は、持続可能な社会の実現に寄与することと考えています。
本取り組みは、現代生活学科の必修科目「ビジネスプランニング」として学生約60名を対象に行います。テーマを「女子大生が読みたくなるモラタメビューティーの記事内容の提案」とし、主にメディア・プロモーション領域を得意とする株式会社ドゥ・ハウスと一緒に行います。これにより、企業のマーケティング活動という視点だけでなく、生活者という視点からのアプローチの学びが期待されます。グループワーク等を経て2023年1月にプレゼンテーションを行い、当社の社員がフィードバックを行う予定です。
クロス・マーケティンググループは、マーケティングリサーチを起点に顧客のマーケティングに関わる様々な課題の解決を支援する総合マーケティングソリューションカンパニーです。これからも、企業理念「未来をつくろう。」のもと、当社と親和性の高い産学連携などを通じ、グループ全体で「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みを推進してまいります。
【会社概要】
会社名:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年6月
主な事業:デジタルマーケティング事業及びデータマーケティング事業、
インサイト事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/
【実践女子大学概要】
実践女子大学・実践女子大学短期大学部は、学祖下田歌子が「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神の下、「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念に掲げ、1899年に創立しました。本学は建学以来、一貫して実践的な知識技術の習得と学問を実社会で活用しうる「実践力」の育成に邁進しています。
「実践の実践」と呼ばれる本学には、実践的な学び・社会とつながる学び〈問題解決型学習(PBL)〉の機会があり、自治体や企業と連携したプログラムが多いことが特長です。また近年では、海外インターンシップ等のグローバルな展開も進めています。学修から得た知識・技能・態度を活かして、地域・ビジネスの現場にある課題に向き合い、学生ならではの視点で考え抜く。こうした経験による学生一人ひとりの成長を支援しています。