また、ウェルビーイングアクション実行委員会では「ウェルビーイングアワード」の開催に加えて、ウェルビーイングに関する情報を集約・発信する「Well-Being Action!サイト」の運営と、アワードの応募が開始される11月25日に記念ウェビナー「ウェルビーイングテーブル」を開催します。
■ウェルビーイングアワード開催の背景
人生100年時代、人生の価値観として、健康であり続けることと共に、幸福であり続けることの重要性が唱えられるようになる中、2022年の最注目テーマとなっているウェルビーイング。世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長が2021年に開催予定だった年次総会(ダボス会議)のテーマとして「グレート・リセット」を掲げ、世界の経済システムを「人々の幸福(ウェルビーイング)を中心に考え直すべきだ」と指摘したことをきっかけに、企業の間でも取り入れようとする動きが広がっています。
ただ、ウェルビーイングという考え方が脚光を浴び始めているものの、どのようにその考え方をビジネスや事業に取り入れていけば良いのかわからないという声が多くあるのも事実です。
「ウェルビーイングアワード」は、多様化する幸福の価値観に向き合い、生み出された新しい商品、サービス、活動を称え、表彰し、広めていくことで、その根底にあるウェルビーイング・マーケティングの考え方を発信し、ウェルビーイングな社会への推進に貢献したいと考えます。そして、その先にある、さまざまな人の価値観が受け入れられ幸せに暮らすことができる、最大“多様”の幸福を叶えられる社会の実現を目指していきます。
https://prtimes.jp/a/?f=d9214-20221110-1d752ccdc336c40f407e2eb33ac1df44.pdf
■ウェルビーイングアワード概要
●応募部門
▽モノ・サービス部門
WELLBEINGな生活や社会の創出に寄与している「モノ・サービス」
多様な幸福と健康に向き合い、認め合える社会づくりに貢献した「モノ・サービス」を表彰。
▽活動・アクション部門
WELLBEINGの情報発信を行っている「活動・アクション」
多様な幸福と健康に向き合い、認め合える社会づくりに貢献した「活動・アクション」を表彰。
▽ 組織・チーム部門
WELLBEINGを提供/実践している「組織・チーム」
経営や働き方の視点からウェルビーイングを実践している、「組織・チーム」を表彰。
●応募対象
▽多様な幸福と健康に向き合い、認め合える社会づくりに貢献したウェルビーイングな「商品」「サービス」「活動」全てが対象です
●応募期間
2022年11月24日(木)24時〈25日(金)午前0時〉~12月29日(木)正午 (日本時間)
●応募方法
▽ホームページから応募
こちらのエントリーページ(https://www.asahi.com/ads/wellbeing_awards)からエントリーシートを直接入力しご提出ください。
▽E-mailから応募
こちらのエントリーページ(https://www.asahi.com/ads/wellbeing_awards)からエントリーシートをダウンロードの上、必要事項を記入後メールに添付していただき、
award_wellbeing@toiawase-jimukyoku.com までご提出ください。
なお、件名は【ウェルビーイングアワードエントリー】(貴社名・団体名)として本文に応募部門を明記の上ご提出ください。
■審査の流れ・発表について
そのほか詳細はこちらのプロジェクトサイトをご確認ください。
ウェルビーイングアワードプロジェクトサイト:https://www.asahi.com/ads/wellbeing_awards
■審査委員長によるコメント
<前野 隆司 審査委員長コメント>
ウェルビーイング(幸せ、健康、福祉、よきあり方)への期待が高まる中、ウェルビーイングアワードを開催できることを嬉しく思います。
私は、ウェルビーイングとは、すべての生きとし生けるもののよきあり方を尊重するという人類の意思表示であり、環境問題などのグローバル・イシューを包含するホリスティックな概念であると考えています。
また、経済成長を最優先してきた近代人類のあり方を大きく方向転換し、ウェルビーイング第一の時代に向かっていくことを表す未来人類の根本概念だと考えます。
ウェルビーイングはそもそも多様であり、100人の人がいれば100通りのウェルビーイングがあり、すべての人と生物のウェルビーイングは尊重されるべきです。
したがって、本来そこに優劣をつけるべきではないと思いますが、優劣という意味ではなく、ウェルビーイングへの注意喚起と啓発という意味で、多様なウェルビーイングの模範例が明らかになることを嬉しく思います。参加する個人・団体・企業には、人類の新しい時代の幕開けを担う気概を持っていただきたいと心より願っています。
前野隆司(まえの・たかし)
慶応義塾大学教授、同大学ウェルビーイングリサーチセンター長。博士(工学)。
キヤノン等を経て現職。幸福学、幸福経営学、イノベーションの研究・教育を行っている。著書に、『ディストピア禍の新・幸福論』(プレジデント社)、『ウェルビーイング』(日経文庫)、『幸せな職場の経営学』(小学館)、『幸せの日本論』(角川新書)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)など多数。
<宮田 裕章 審査委員長コメント>
昔から大切な概念であるウェルビーイングは、まさに今、その役割を再定義しながら先に向かう、非常に重要なタイミングを迎えています。
そのような中で今回、ウェルビーイングアワードを開催できることは非常に意義深いものだと考えています。
ウェルビーイングのあり方は本来、人によって様々なものであり、そこに優劣を付けることはとても困難です。それでも、私たちの未来に多様な豊かさを与える「道しるべ」となるような取り組みは、やはり注目に値します。
本アワードを、そういった取り組みを見つけ出す機会だと捉えていただければ幸いです。
これからの時代は一人ひとりの豊かさだけでなく、サステナビリティーやSDGsの文脈の中で未来とのつながりや調和を生む、そんな新しいウェルビーイングのあり方が必要とされていきます。
世界・社会への向き合い方や考え方、その実践の仕方をアップデートし、多様な未来をつくっていくことができるウェルビーイングとはどのようなものなのか。審査員としてその点を重視しつつ、このアワードを通じて、私自身も学んでいきたいと思っています。
宮田 裕章(みやた・ひろあき)
1978年生まれ 慶応義塾大学 医学部教授
2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)
早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015 年5月より非常勤) 、2015年5月より慶応義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、2020年12月より大阪大学医学部 招へい教授
■朝日新聞社が運営するウェルビーイングサイト 【Well-Being Action!】 について
サイトは2022年11月25日(金)公開予定
■サイト開設にあたり
人生100年時代。よりよく生きるためには、健康であり幸福であることが重要だ――そんな価値観の実現が求められるなか、ウェルビーイングという考え方が脚光を浴び始めています。
ウェルビーイングは直訳すれば「幸福」「健康」。WHOの憲章では「身体的、精神的、社会的に良好な状態」。
私たちはウェルビーイングな社会づくりに貢献したいと考えています。
このサイトを通じて、多様化する幸福の価値観を紹介し、ともに考えることで、みなさまが行動する一助になれば幸いです。
■イベントのご案内
【ウェルビーイングアワード開催記念ウェビナー「ウェルビーイングテーブル」のお知らせ】
ウェルビーイングアワードの開催を記念して、ウェビナー「ウェルビーイングテーブル」を11月25日(金)に開催します。
アワードの審査委員長を務める前野隆司・慶応義塾大学教授と宮田裕章・慶応義塾大学医学部教授をゲストに迎え、世の中における意義やビジネスでの展望など、ウェルビーイングについての最新情報を発信します。
■概要
【第一部】 「徹底分解! 今世の中で求められるウェルビーイングとは?(仮)」
従来の「幸せ」との違い、現代社会における意義といった基本事項から、産業界や学術界での最新事例まで。今知っておくべきウェルビーイングの情報を、この分野の第一人者の前野教授を迎えて解説します。
《登壇者》
前野隆司・慶応義塾大学教授/ウェルビーイング学会代表理事
石川拓磨・朝日新聞総合プロデュース本部コンテンツ事業部
(ファシリテーター)大高香世・HakuhodoDY Matrix
【第二部】「社会が変わるヒントが見つかる ウェルビーイング×ビジネス(仮)」
ビジネス領域でのウェルビーイングへの取り組みの最新状況をまとめた「ザ・ウェルビーイングレポート」(発行:Hakuhodo DY Matrix、SIGNING)。その最新版(Vol.2)の内容を、レポートの監修者でもある宮田教授とともに紹介します。
《登壇者》
宮田裕章・慶応義塾大学医学部教授/ウェルビーイング学会副代表理事
宮下陽介・Hakuhodo DY Matrix イノベーションデザインユニット
(ファシリテーター)大高香世・HakuhodoDY Matrix
■日時
2022年11月25日(金) 14:00~(15:30終了予定)
■申し込み
右記QRコードまたは下記申込サイトより視聴申し込みが必要です。
■視聴方法
申し込みいただいた方に、当日の視聴に必要なZoomのURLをメールでご案内します。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ウェルビーイングアクション事務局(朝日新聞社総合プロデュース本部内) wellbeing@asahi.com