リトケイと考える小さな島の海ごみ問題「小規模離島の海ごみ問題を考える会」オンライン勉強会を開催

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特定非営利活動法人離島経済新聞社(以下、リトケイ)は、海辺に漂着する海ごみ問題が世界規模で深刻化するなか、特に島の住民や行政だけでは解決の難しい「小規模離島」の海ごみ問題について、リトケイ読者や企業・団体の皆様と共に考え、実行する「小規模離島の海ごみ問題を考える会」を立ち上げ、2022年11月25日(金)13:00~15:00に、「小規模離島の海ごみ問題を考える勉強会」を開催します。同会のFacebookグループと共に参加者を募集します。リトケイと一緒に、この問題について考えませんか?
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

 

  • 人口概ね500人未満の海ごみ問題とは?

2022年度、離島経済新聞社では日本財団「海と日本PROJECT」と共同で、小規模離島地域における海ごみ問題の実態調査を実施。人口概ね500人未満の島々のうち有効回答のあった101島の結果から、人手不足や資金不足、島内で処理できないごみの搬出費用の問題等、多様な問題が浮き上がってきました。

<参考記事>
「人手が足りない!資金が足りない!キリがない! 人口500人以下小規模離島の「海ごみ」問題を考える」(有人離島専門メディア『ritokei』)
https://ritokei.com/kurashi/26972

日本全国にはクリーンアップ活動を行う個人・団体が多様に存在しますが、小規模離島においては、受け皿となる人材不足により活動の実施や周知、継続や拡大に多くの課題を抱えています。
そこで離島経済新聞社では、有人離島専門メディア『ritokei(リトケイ)』読者層をはじめ、地域課題の解決に関心のある方々と共に、小規模離島の海ごみ問題を島外から支える「サポーター」となり、継続支援を行うためのコミュニティを立ち上げます。

初年度として、小規模離島地域の実態調査より課題を抱える3地域と連携。同地域の実情を共有しながら、海ごみ清掃に関する先進事例の紹介や意見交換を行うオンラインイベント「小規模離島の海ごみ問題を考える勉強会」を2022年11月25日(金)に開催し、参加者が継続的に情報交換を行えるSNSコミュニティの運用をスタートします。
海ごみ問題はもちろん、小規模離島の暮らしや地域づくりに関心のある皆さまであれば、どなたでもご参加いただけます。ぜひご参加ください。 

<「小規模離島の海ごみ問題を考える勉強会」概要>

日程 2022年11月25日(金)13:00~15:00
会場 オンライン(会議ツールZoomを使用)
参加費 無料
アクセス イベント参加申し込みフォームより事前登録の上、参加URLをご連絡します。
応募締切:2022年11月24日(木)12:00
https://forms.gle/ETeYeBqHYcsP5WQc7
定員 定員なし
イベント内容 2022年度に離島経済新聞社が実施した小規模離島地域の実態調査より、課題を抱える3地域の実情を共有、海ごみ清掃に関する先進事例の紹介や意見交換を行う

<こんな人におすすめ>
●海ごみ問題に興味・関心がある
●島の海ごみ清掃活動に参加したい
●企業のCSR・SDGsの取り組みとして参加したい
●大学のゼミやサークルの活動として参加したい
●小規模離島の暮らしや地域づくりに興味がある など

 

  • 小規模離島3地域

地島(じのしま) https://ritokei.com/shima/fukuoka_jinoshima
福岡県宗像市の地島は周囲9.3キロメートル。人口約130人。2003年にスタートした離島留学が人気。海ごみ清掃の一部で島外人材の協力も得ているが、人手・費用の不足や島外搬出など課題が残る。

魚島(うおしま) https://ritokei.com/shima/ehime_uoshima
愛媛県上島町の魚島は周囲6.5キロメートル。人口約120人。因島の土生港から魚島港まで船で約60分。公民館活動として海ごみ清掃を行っているが、人口減少や高齢化による人手不足が深刻化している。

浮島(うかしま) https://ritokei.com/shima/yamaguchi_ukashima
山口県周防大島町の浮島は周囲6.8キロメートル。人口約180人。水産業が盛んな浮島では海ごみ清掃も漁協が中心となり実施。費用不足や海ごみにより魚が傷つくなどの問題を抱えている。
 

  • 登壇者

金城由希乃(きんじょう・ゆきの)
沖縄県沖縄市出身。「サンゴに優しい日焼け止め」の企画販売や、地域とビジターを繋ぎ海岸清掃を行う「プロジェクトマナティ」を立ち上げ、いつでも気軽にクリーンアップでき、地域の人と繋がるプロジェクトを始動。協力拠点が90箇所に広がり、多くの地域と共に優しさで繋がる輪を広げている。「JCI JAPAN TOYP2019」環境大臣奨励賞、「生物多様性アクション大賞2018」審査員賞等を受賞。
プロジェクトマナティ https://www.manatii.org/

松本友哉(まつもと・ともや)
合同会社とびしま業務執行社員。2012年に飛島へ移住。UIターンと「合同会社とびしま」を設立。企画とデザインを専門として、社内各事業のクリエイティブを担当するほか、社外数社においてCDO(Chief Design Officer)として活動。近年は飛島のオンラインコミュニティ「Cloud Island」構想を推進。海ごみと戦う「飛島クリーンアップ大作戦」や海ごみ回収ロボットの開発などに携わる。
合同会社とびしま https://www.tobi-shima.com/

宮坂大智(みやさか・だいち)
村おこしNPO法人ECOFF代表理事。日本島嶼学会会員、国際島嶼学会会員、東京農業大学探検部OB。焼尻島や伊豆諸島、トカラ列島など国内外の離島や農山漁村で「住み込み型ボランティア」ツアーを主催。2011年の創業から延べ2,600人の若者が参加する同ツアーでは、海ごみ清掃を含む多様なボランティア活動が行われている。
村おこしNPO法人ECOFF https://ecoff.org/

司会:鯨本あつこ 離島経済新聞社代表・統括編集長

調査報告:松本一希 リトケイ編集部・島の未来づくり推進室
 

  • ご参加ください!小規模離島の海ごみ問題を考える会(SNS)

小規模離島の海ごみ問題を解決するには、たくさんの人手・資金・アイデアと継続的な取り組みが必要です。この問題について継続的に情報交換を行える場として、SNSコミュニティの運用を開始します。興味のある方はFacebookページより申請ください(Facebookアカウントが必要になります)。
Facebookグループ小規模離島の海ごみ問題を考える会 https://www.facebook.com/groups/umigomi
 
<団体概要>

団体名称    :特定非営利活動法人離島経済新聞社
団体サイト  :https://ritokei.org/
自社メディア   :https://ritokei.com/
活動内容      :「島の宝を未来につなぐ」をミッションに、約100万人が居住する国内約400島の有人離島地域に特化した有人離島専門メディア『ritokei』の発行および、SDGsを志す企業や行政、島々のキーマンと連携した地域振興プロジェクトを展開。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
 

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