「PRIDE指標」は、任意団体work with Pride がLGBTの働きやすい職場づくりを目指し、2016年に日本で初めて策定した、企業・団体などの取り組みを評価する指標です。指標は「PRIDE」の各文字に合わせた 5 つの評価指標(Policy (行動宣言)、Representation (当事者コミュニティ)、Inspiration (啓発活動)、Development (人事制度・プログラム)、Engagement・Empowerment(社会貢献・渉外活動))で構成されています。「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の三段階で評価され、「ゴールド」認定の企業のうち国・自治体・学術機関・NPO、NGOなどとの、セクターを超えた協働を推進する企業を「レインボー」認定しています。
1.大和ハウス工業での取り組み
大和ハウス工業では、2022年4月に開始した第7次中期経営計画においても女性やシニア、LGBTなど多様な人財が安心して能力を発揮できる職場風土を醸成する「ダイバーシティ&インクルージョン」を進めています。
2020年6月には全社員約1.7万人を対象にした意識調査を実施。その結果に基づき、LGBTに関する入社時の研修や啓発イベントへの動員など性的マイノリティへの理解促進などはもちろん、制度面や施設面でもLGBTへの対応を拡充しています。制度面では、福利厚生や住居補助など同性パートナーを配偶者とみなした規定を策定しました。施設面では、ジェンダーに配慮したトイレや更衣室を設置しました。
こうしたLGBTへの取り組みが継続的に評価を受けており、大和ハウス工業は2018年と2021年、2022年に「ゴールド」、2019年、2020年には「シルバー」を受賞しました。
●大和ハウス工業でのLGBT活躍推進の取り組みについて
https://www.daiwahouse.com/sustainable/social/employee/diversity/person02.html
2.ロイヤルホームセンターでの取り組み
ロイヤルホームセンターでは、LGBTに関する啓発活動を通して、全ての従業員が安心して働ける職場環境を目指しています。
社内報などにおけるLGBTに関する啓発活動に加え、2019年度より、毎年1回実施している階層別研修を実施しており、2022年6月には全従業員を対象にした研修を行うなど、従業員の意識向上に向けて取り組んでいます。こうしたLGBTへの取り組みにより、ロイヤルホームセンターは2022年に初めて「PRIDE指標」において「ブロンズ」を受賞しました。
今後も大和ハウスグループはSDGsの達成に向け、LGBTはもちろんのこと、女性や障がい者、シニアを含む多様な人財が多角的な視点を持って企業経営に参画できるよう、ダイバーシティ経営の強化に努めていきます。
●「PRIDE指標」について
https://workwithpride.jp/pride-i/