杉島入間市長は、「宇治や静岡にはお茶の振興条例はあるが、埼玉には今まで無かった。産官学と連携して日本に、世界に狭山茶を広めてみんなが盛り上がってくれることに期待します。」とあいさつ。
てぃぐりー代表の星奈宇香さんは、「友人には急須が無い家庭があり、お茶といえばペットボトルで飲むのが普通になっている。てぃぐりーの活動を通じて急須で淹れるお茶のおいしさを伝えていきたい。」とあいさつしました。
■開催場所:三井アウトレットパーク 入間 センタープラザ
■式典次第
1.セレモニー開会
2.主催者あいさつ 入間市長 杉島理一郎
3.条例披露 加治丘陵の間伐材を活用した特製記念条例ボード除幕
4.狭山茶への思い
・市民(てぃぐりー)
・茶業者(入間市茶業協会)
・入間市
5.来賓紹介
・入間市議会議長
・入間市教育委員会教育長
・入間市茶業協会長
・入間茶研究会長
・入間市手揉狭山茶保存会長
・茶人~chat’ T~会長
・三井アウトレットパーク入間
・株式会社山本山
・日本薬科大学
・株式会社NTT東日本埼玉西支店
・株式会社AOBEAT
・埼玉縣信用金庫 武蔵藤沢支店
・株式会社キリンビール 首都圏支社
・株式会社伊藤園 北関東・東関東地域営業本部
・入間市議会議員
6.狭山茶関連事業・コラボ企画の紹介
①三井アウトレットパーク入間 いるティーの「ティーツリー」&期間限定狭山茶フェア
②株式会社山本山×入間市「狭山茶PRプロジェクト」第1弾 ドリンクスタンド
③茶畑の景観活用事業「茶畑テラス」
④入間市産狭山茶ハイ コラボ商品
⑤その他
・市観光協会新商品「狭山茶の花あられ」新発売
・入間市版ちゃばこが「ほうじ茶」で新デザイン発表
・ご当地マンホールお披露目
・狭山茶ぶるまい
・お茶の淹れ方や豆知識解説
・一煎パック・ティーバッグの配布
・狭山茶の歴史展示
・狭山茶販売(有限会社池乃屋園、坂本園、株式会社やまもり本店、野村園、有限会社貫井園)
7.写真撮影(横断幕を持って関係者で写真撮影)
8.セレモニー終了
■イベント・参加団体の紹介
◆特製記念条例ボードの制作
条例制定を記念して、加治丘陵の間伐材を活用したボードに条例文を印刷しました。サイズ:縦65センチ 横94センチ(A2サイズ2枚セット)
◆お茶大使
入間市では茶業振興の一環として、市内小学3~6年生を対象に「T-1グランプリ」を開催しています。このイベントは、急須を使って狭山茶を飲むことの素晴らしさを体験してもらうことを目的に、①お茶の知識、②お茶の種類当て、③おいしい淹れ方の3つのお茶競技、で競い上位10名が「お茶大使」として任命され、狭山茶振興の取り組みを行っています。
本事業は、お茶についての知識が問われる「茶レンジ」の練習過程を通じて、家族の団欒や親子のコミュニケーションを育み、家族の絆が深まること、また、家庭や地域の茶業者との連携の下、狭山茶の淹れ方等を学ぶことを通じて「思いやり・おもてなしの心」が育くまれること、更には、地場産業である狭山茶の知識を深めることにより、郷土である入間市への理解と愛着を深めてもらうことを目指しています。
(平成27年度から6回実施し、次回は令和5年2月開催予定。)
◆てぃぐりー
若い茶農家が減少していく中で、歴代の入間市お茶大使(小学生)が「狭山茶の魅力をもっと多くの人たちに広めていきたい!」との想いから、『てぃぐりー』が誕生しました。 “green tea”から“てぃ”と“ぐりー”を合わせて『てぃぐりー』と名付けました。 “every day with tea”(毎日をお茶とともに)をスローガンに、狭山茶をPRしていきます。
未来を担う子どもたちが、自ら入間市の特産品である狭山茶と向き合い狭山茶のPRを行っています。おいしい狭山茶大好き条例の条文についても、『てぃぐりー』からの意見や想いが反映されています。現在メンバーは中高校生計11人で活動しています。
◆茶人~chat’T~(チャット)
若手の茶業に携わる者の団体で会員数14名、(日本茶を通じて)チャットする(=親しげに仲良く、雑談やおしゃべりをする)というのが名前の由来であり、そのような光景が日常に広がることを目指して活動しています。T-1グランプリやお茶の淹れ方教室を開催しています。
◆狭山茶ぶるまい
お茶大使とてぃぐりーが、T-1グランプリで学んだ淹れ方でおいしい狭山茶を淹れます。
◆お茶の淹れ方と豆知識解説
お茶大使とてぃぐりー、茶人がおいしいお茶の淹れ方や、狭山茶の楽しい豆知識を解説します。日頃の質問にもお答えします。
◆一煎パック・ティーバッグの配布
お茶大使、てぃぐりーが入間市オリジナルパッケージの一煎パックやティーバッグを配布します。
◆狭山茶の歴史ミニ展示
「狭山茶はどこで作られているの?」「狭山茶の誕生」などの狭山茶の歴史を6枚のパネルで紹介します。(入間市博物館アリット・社会教育課協力)
◆狭山茶出店茶業者一覧(山本山+市内5店舗+入間市観光協会)
①株式会社山本山 東京都中央区日本橋2-5-1新宿高島屋三井ビルディング11階
②有限会社池乃屋園 入間市西三ツ木59
③坂本園 入間市寺竹745-1
④株式会社やまもり本店 入間市新久666-5
⑤野村園 入間市南峯16
⑥有限会社貫井園 入間市小谷田2-1-19
⑦入間市観光協会 入間市豊岡1-16-1(商工観光課内)
■狭山茶関連事業について
◆三井アウトレットパーク入間 いるティーの「ティーツリー」&期間限定狭山茶フェア
条例制定を記念して、狭山茶を味わう&楽しめる様々なイベントを開催。入間市マスコットキャラクター「いるティー」をあしらったオーナメントや狭山茶をイメージした「ティーツリー」が登場し、11月6日(日)から12月25日(日)まで点灯します。
また、11月1日(火)から11月30日(水)まで「狭山茶フェア」を開催し、三井アウトレットパーク入間内の5つの飲食店にて、入間市産狭山茶を使用した限定メニューが期間限定で登場します。「狭山茶フェア」のメニュー開発には、入間市と入間市茶業協会が作成した商品開発用のお茶のサンプルが活用され、入間市産狭山茶を使用した商品開発を応援しています。
◆株式会社山本山×入間市「狭山茶PRプロジェクト」第1弾
いつもとちょっと違う狭山茶が楽しめる!1日限定ドリンクスタンド
1800年代初頭、当時の山本山店主である5代目・山本嘉兵衛は、狭山茶のおいしさに感動し、江戸日本橋で売り出すことで、狭山茶の普及に関わりました。狭山茶との出会いからおよそ200年。株式会社山本山と入間市は、狭山茶の魅力を現代の人たちにも広めるべく、ともに狭山茶を盛り上げる「狭山茶PRプロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトの第1弾として、条例制定イベントに「山本山ドリンクスタンド」を出店し、入間市産茶葉を使用したイベント限定のオリジナル狭山茶ソフトドリンク2種類を販売します。狭山茶の可能性を感じることができるドリンクスタンドです。
・狭山柚子茶
狭山茶の「池乃屋園」の爽やかな香りが特徴の深蒸し煎茶に、柚子ジャムを合わせたソフトドリンク
・狭山茶ソーダ
狭山茶の「坂本園」の深蒸し煎茶を濃く抽出し、フジヱラボ特製の和三盆蜜とソーダを組み合わせたソフト
ドリンク
◆茶畑の景観活用事業「茶畑テラス」
入間市の誇る県下一の広大な茶畑景観を活かし、新たな魅力として、非日常的な空間を創出するとともに、新たな観光事業実施と更なる狭山茶ブランドの振興を目的として行う事業です。現在、委託事業者である株式会社AOBEATとともに、2023年春OPENを目指して取り組んでいます。設置場所は、金子台に広がる茶畑の真ん中に位置する、三輪神社近郊の茶畑です。一面ぐるりと茶畑に囲まれ、加治丘陵や秩父連山、晴れた日には遠くに富士山を望む場所に、茶畑のパッチワークと遠くの山々を見渡せる高さのウッドデッキを設置します。ウッドデッキの木材には加治丘陵の間伐材を一部使用する予定です。
◆キリンビール株式会社コラボ商品の取組み
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した狭山茶活用促進事業で、入間市は入間市茶業協会に対して、狭山茶を粉末茶にできる機械の購入を補助しました。今回、その機械を活用し、新たな商品開発による6次産業化を目指すため、商品開発用のお茶のサンプルとして、煎茶とほうじ茶のティーバッグと粉末茶を作成しました。その商品開発用のお茶のサンプルを用いた第一歩となる事業として、入間市産狭山茶をキリンビール株式会社の三楽焼酎匠磨TAKUMAに合わせて楽しむコラボドリンクが完成しました。官民農金連携事業(入間市×キリンビール株式会社×入間市茶業協会×埼玉縣信用金庫)により推進しています。
今後県内外に向けてTAKUMAと共に販売されます。
・狭山茶ハイ
煎茶ティーバッグを使用
・ほうじ茶ハイ
ほうじ茶ティーバッグを使用
・茶香茶香(チャカチャカ)シェイカー
粉末茶と水を入れてシェイクし焼酎の水割りやお湯割り、ロックに混ぜてお好みの濃さに割りながら楽し
めます
◆入間市版「Chabacco(ちゃばこ)」の新デザイン完成
Chabaccoは、タバコサイズの箱にタバコを模したスティックタイプの粉末茶を入れたお茶のおみやげです。より利便性の高い新たな喫茶スタイルで、普段お茶を飲まない方でも手軽に狭山茶を楽しめます。今年7月に発売して話題になった入間市版Chabaccoに加えて、新たに2つのデザイン(新いるティーver/入間基地C-2ver)が完成しました。
また、今回の新デザインChabaccoは、中身が「ほうじ茶」の粉末茶となっており、新たな味が楽しめます。
・11月6日(日)より販売開始
販売場所:三井アウトレットパーク入間、池乃屋園、入間市観光協会(入間市役所商工観光課内)
◆株式会社NTT東日本埼玉西支店・日本薬科大学との連携協定
令和3年7月21日、NTT東日本埼玉西支店と日本薬科大学と「地域活性化に向けた連携に関する協定書」を締結。連携協力によりスマート農業の実現に向けた実証実験の実施のほか、六次産業化による商品開発や販路拡大を目指しています。締結後、「フレーバーティー緑茶プロジェクト」が進められ、令和4年3月30日に4種類の狭山茶フレーバーティーが完成し、現在も人気商品として市場展開しています。
◆株式会社伊藤園との条例PR
株式会社伊藤園が定めた10月1日の「日本茶の日」に開催された、「日本茶の日 オンライン茶会」において、同日施行の「おいしい狭山茶大好き条例」を全国にPRするため、株式会社伊藤園のご協力をいただき、杉島市長が出演し条例施行のPRを行いました。
このことにより、全国へ狭山茶とおいしい狭山茶大好き条例施行をPRすることができました。
◆入間市観光協会の新商品「狭山茶の花あられ」
入間市観光協会では、入間市の魅力の一つである狭山茶を広くPRするため、狭山茶を使用したオリジナル商品を製作し、販売しています。このたび、定番商品の「いるまんじゅう」や「狭山茶どら焼き」に加え、新たなオリジナル商品として、「狭山茶の花あられ」が完成しました。「狭山茶の花あられ」は、入間市産狭山茶を100%使用し、日本屈指の米どころ秋田県産もち米で作りました。米の旨味と狭山茶の深みのある濃い味わい、茶の花をイメージした目でも楽しめる花形のあられです。
・11月6日(日)より販売開始
販売場所:入間市観光協会(入間市役所商工観光課内)