- 本案件の背景
ベトナムは農業・林業が非常に盛んで、総国土の83%が農林水産業に、そのさらに50%以上が林業に利用されています。ベトナムは、人口林を中心とした木材の生産・加工が大きく成長しており、世界的に大きな注目を集めています。
実際に、ベトナムの木材輸出は2010年には約3400万米ドルでしたが、2015年には倍以上の約6900万米ドルとなっています。
木材の加工も盛んで、ベトナムは木製家具の輸出量で東南アジア1位、アジア2位、世界では5位の国です。日本は、ベトナムの木製家具の輸出先国の中で第2位の輸出量です。
このような成長の一方で、ベトナム林業の現場では非効率的な慣習が多く残っています。例えば、手作業で行う工程が多く残っていたり、科学的根拠では無く経験に基づいた方針で管理されていたりなど、他にも多くあります。従って、ベトナムの林業は大きな市場ではあるものの改善余地が多く、特にDXが進んでいない状態と考えられます。
加えて、日本とベトナムは2022年5月の首脳会談で「DX推進のための協力覚書」を締結しており、協力の姿勢を明確にしています。
そこで本案件では、ベトナムを対象に日本の林業ICTソリューションの普及可能性・有効性を検討することを目的とし、ベトナム林業の産業構造と課題、それらに対するICTソリューションを用いた解決について調査を実施します。
- 本案件の目標
本案件の目標は、ベトナム林業の課題の把握、ベトナムの苗木製造・育林に影響する環境データを取得することです。調査結果を踏まえ、取得した環境データのビックデータ分析を実施します。
次年度に向けて分析結果を活かし、ベトナムの苗木製造、育林の効率および生産性を高めることを図ります。
ONE-VALUEは本事業を通じて、ベトナム林業の発展並びに日本の優れた技術の海外輸出に貢献していきたいと考えています。
- 会社紹介
創業以来、ベトナム人材活用および経営コンサルティングのプロとして、活動しております。様々な業界のお客様に対して、日本・ベトナム間のビジネス展開に関する深い専門知識と豊富な実務経験を活かして、サービスを提供してきました。
これからも弊社は常に、お客様にとって最も効果的なソリューションをご提案し続けます。
べトナムにフォーカスし、ベトナムに関する幅広いネットワークと業界の深い知見を有することがONE-VALUEの最大の強みです
【経営コンサルティング事業】
ONE-VALUEはベトナム進出に関する経営コンサルティングサービスを提供しています。市場調査、企業調査、消費者調査、ベトナム市場進出に関する戦略立案、投資アドバイザリー(合弁設立、事業の立上等)、ベトナム企業のM&Aアドバイザリーなどお客様のご要望に応じてオーダーメイド式でご提供しています。
【メディア事業】
ベトナムビジネスに関わるビジネスパーソン向けにベトナムビジネス・経済に関するメディア運営を行っております。このほか、日本に関わるベトナム人コミュニティ向けのメディア運営を行っています。
ベトナムビジネス・経済専門メディア⇒https://vietbiz.jp/
【その他事業】
ONE-VALUEはベトナムビジネスの課題解決に関するサービスとして、BPO、通訳・翻訳、ビジネスマッチング支援、トレーディング等の各種サービスを提供しております。
コーポレートサイト⇒https://onevalue.jp/
- 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ONE-VALUE株式会社 お客様窓口
contact@onevalue.jp