独立行政法人 台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー (以下、TAICCA、読み:タイカ)が主催するTCCFには、「台湾はアジア最高のパートナー(Your Best Partner in Asia )」を合言葉に、これからの発展が期待できる台湾 のコンテンツ(IP)や提案を取り揃えました。TCCFでは、世界のコンテンツ産業のために、最適な国際共同制作リソースとマッチングするように力を入れています。今回は、歴年よりも規模を大幅に拡大、国際的企業とのアクセスを深化し、オンライン・オフラインでお取引いただける場を用意し、また台湾内外から多くのプロフェッショナルをお招きし、さまざまな提案の場を設置し、台湾の「良いストーリー」を「国際に通用する商品」へアップグレードさせるチャンスを増やしたいと考えています。今年は単なるIPや著作権のお取引だけでなく、文化的テクノロジー、多元的音楽プログラムなどの、全方面に展開し、コンテンツ産業界にとって見逃せない展覧会と見本市となっております。
「TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」は、今年(2022年)で3年目を迎えます。主な内容としては「PITCHING・提案大会」、「MARKET・コンテンツ取引市場」、「INNOVATIONS クリエイティブ・エキシビション」、そして「FORUM・国際トレンドフォーラム」という4つの異なるプログラムから構成されます。今年は「提案大会」の規模を拡張し、総計42件の将来性のある台湾 IP 作品が提案に参加します。ここでは、大規模国際展示会の方式により、クリエイターは、アニメーション、ドラマ、長編映画に分かれ、金馬創投会議(台北金馬映画プロジェクトプロモーション、Taipei Golden Horse Film Project Promotion、略称:FPP)と共同で企画提案を行い、国内外から資金調達や制作協力の可能性を探ることができます。近年、TAICCAでは国際映画祭などでの出展において、積極的に台湾の作品を支援し、これまでに「ヴェネツィア国際映画祭」、「釜山国際映画祭」などのマーケットでも次第に存在感を表し、ヨーロッパ最大の国際ドラマ祭「Series Mania」ともパートナーシップを結び、今回のTCCF「提案大会」に招請しています。
「コンテンツ取引市場」には、台湾、日本、韓国、台湾、香港など国内外から130社を超える企業が参加し、オンライン・オフラインで併せて800件近い作品が展示・紹介されます。展示作品は、映画やドラマ、出版物、漫画、アニメ、舞台芸術、ゲーム、そしてクロスオーバーなどの領域にまたがり、みなさまに作品をご覧いただくとともに、コラボレーションなどの商談も可能です。児童向け番組やイマーシブスペース、セクシャルマイノリティー(LGBTQ+)、台湾オリジナル漫画とメディアミックスなど、4つのオフラインと1つのオンラインプレゼンテーションを開催し、企業協力にむけた機会をご提供します。参加資格は、プロフェッショナルに限り、無料で参加できます。
「国際トレンドフォーラム」では、台湾内外のプロフェッショナルをお招きして、物語、資本、そしてテクノロジーをキーワードとして、パネルディスカッションを開催します。「Industry Talk インダストリー・トーク」では、 10のテーマをご用意して、 Metaや中華電信の代表はメタバースの戦略展開について、世界的なプロフェッショナルは映画の合同制作や市場開拓の経験について語り合います。「Spotlight スポットライト」では、 5つのパネルを設け、ヨーロッパ最大の国際ドラマ祭「Series Mania」、YouTube、アジアアニメーションサミット、世界的なキッズエンターテイメントコンテンツ産業メディアKidscreen、そしてシンガポールのメディアグループ、Mediacorpなど重要なパートナーとメディアコンテンツの市場動向について語ります。このパネルはプロフェッショナルのみ参加が可能です。
「クリエイティブ・エキシビション」の「未来的コンテンツ展」には、舞台美術デザイナーの馮建彰氏を招請し、「拡増宇宙運算中(拡張宇宙計算中)」をテーマに、NFT、XR、インタラクティブ・プロジェクションなど多種多様な体験を組み合わせ、文化コンテンツ産業とテクノロジーの応用、発展形態として展示いたします。今年は総計19作品が出展します。具体的には、2022年ヴェネツィア国際映画祭「イマーシブコンペティション(Venice Immersive Competition)」で「ベネチア・イマーシブ・ベスト・エクスペリエンス賞 (Best Experience)」」を獲得した『無法離開的人』(The Man Who Couldn’t Leave、去ることのできない人)、日本の人気イラストレーター天野喜孝氏による 100 点にもおよぶ VR 化作品『天野喜孝VR美術館』、パリ・ノートルダム大聖堂が火事で消失したあと VRによって再建した『永遠のノートルダム』などが出展し、台湾内外の未来コンテンツの創作的交流を促進します。「テーマ・サロン」では、 40回ほどのイベントを計画中で、業界関係者だけでなく、一般のみなさんにも未来コンテンツ産業の発展とその潜在力を感じていただけるはずです。これらについては、一般の参加申込みも受け付けます。
また、「クロスオーバー・パフォーマンス」は、週末のフィナーレで圧巻のパフォーマンスを披露いたします。計3つのステージと40組以上のクロスオーバーグループが代わる代わる登場し、拍謝少年を含める音楽、ニューメディア、舞台芸術とのクロスオーバーなコラボレーションにより、みなさまに新たな刺激的体験をご提供いたします。音楽、文化テクノロジー、舞台芸術など業界を超えたプロフェッショナルを招聘、交流体験の機会を設ける他、一部のイベントはチケット制とし、多元的なパフォーマンス問題に関心のあるみなさまにもご参加いただけるようにいたします。
「2022 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」の会期は 11 月 3 日から 13 日まで、「創新展演-未来コンテンツ展」はまず 11 月 3 日に、「コンテンツ取引市場」、「提案大会」、「国際情勢フォーラム」は 11 月 9 日から 11 日に集中的に開催いたします。詳細なイベント内容については、公式ホームページをご確認ください。
- TCCF公式サイト:https://www.tccf.tw/ (繁体字/英語)
- TCCFに参加される台湾作品一覧:https://ip.taicca.tw/event/ip/tccf2022/165965954325 (繁体字/英語)
▼プレスキット
https://drive.google.com/drive/folders/1JTZ6ua3KxSdN_epBntuLQSN0SjTbbl64?usp=sharing
●〇「台湾クリエイティブ‧コンテンツ‧エイジェンシー(TAICCA)」とは〇●
https://taicca.tw/
台湾・文化部(文科省に相当)のもとに2019年に創設された「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(Taiwan Creative Content Agency)」(通称TAICCA)は、台湾文化コンテンツの産業化、国際化を促進する独立行政法人です。TAICCAは国際共同制作資金、コンテンツ開発支援投資資金などの産業促進プランを用意しており民間と協業しながら台湾発の文化コンテンツをサポートし、海外発信にも力を入れてきました。ドラマ、映画、音楽、出版、アニメ、ゲーム、コミック、ファッションデザインから文化的テクノロジー応用まで、あらゆる台湾発の文化的コンテンツを支援し、またそのコンテンツの普及と、ビジネスの活性化を目的に活動しています。