育てた苗木を、森へかえす。新しい観葉植物「戻り苗」がウッドデザイン賞2022を受賞しました

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株式会社ソマノベース(本社:和歌山県田辺市/代表取締役:奥川季花/以下、当社)は、「山づくりで土砂災害の人的被害をゼロにする」をビジョンに掲げて事業を展開しています。この度、当社が企画・運用している「MODRINAE-戻り苗-」(以下、戻り苗)がウッドデザイン賞2022(主催:一般社団法人日本ウッドデザイン協会)を受賞しました。

 

  • 戻り苗について

戻り苗は、誰もが山づくりに参加できる新しい観葉植物です。どんぐりから苗木を育てるセットになっており、購入者の元で育った苗木は、当社が引き取り山へ植林します。育てる期間は約2年間。その後、苗木が植林される和歌山県の木材を使用した製品を購入することも可能です。

販売期間はどんぐりが落ちる秋から冬にかけての11月〜3月(※)となっており、オンラインストアにて販売しております。

▼ MODRINAE ONLINE STORE
https://modrinae.myshopify.com/

※ 販売期間・配送期間については、どんぐりの採集状況により前後する場合がございます。
 

 

  • ウッドデザイン賞について

「ウッドデザイン賞」は、⽇本の森林資源を活かし、消費者⽬線での⽊の良さや価値を有する建築・空間、技術・建材、⽊製品、コミュケーション、調査・研究等のグッド・プラクティスを広く募集し、 国内外に発信する顕彰制度です。

2015年度に林野庁補助事業として創設されて、これまで7年間で1,656作品が「ウッドデザイン賞」を受賞しており、全受賞作品は、公式サイトの受賞作品データベースに掲載されています。今年度からリニューアルした「ウッドデザイン賞」には、330点の応募があり、審査委員会を経て、188点が「ウッドデザイン賞2022」として選出されました。

戻り苗は、木を使って森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象のソーシャルデザイン部門にて、「ウッドデザイン賞」を受賞しました。
 

  • 戻り苗が生み出す、人と森のサイクル

木は、自然の力で土砂災害のリスクを下げる役割を担っています。根は山の表面の土を掴み土砂の流出を防ぎ、幹は水分を溜め込んで、川に大量の水が流れ込むことを防ぎます。

一方で、木材価格の低下や人手不足などの多くの課題から、山を管理する人たちは「植林」にお金が割けず、伐採した後も新しい苗木が植えられない山が増えていきました。そうした山は災害リスクが比較的高く、危険な状態にあるとも言えます。

木を適切に使い、また植える…その循環を守ることは、災害リスクの低い山をつくる上で大切なこと。戻り苗は、どこにいても、どんな人でも、苗木の生産に関わることを可能とし、多くの人を巻き込みながら、豊かな山を守るサイクルを構築します。
 

 

  • 戻り苗が紡ぐ、人と人の関係性

戻り苗は、森林や森林産業に対する意識を「消費者」から「当事者」に変えるプロダクトであり、サービスです。私たちは、木材製品のみではなく、木を育てるという体験や、森林や森林産業関係者との温もりのある関係性をご提供します。
 

 

ご購入いただいたお客様は、どんぐりから苗木を育てる2年間という時間を経て、ただ木材製品を使う人ではなく、森づくりに関わる仲間のような存在になります。その経験は、木という恵や、自らが育てた苗木が戻る山や地域への愛着を育み、森林保全に対する「やらなければならないこと」「使わなくてはならない」という潜在意識を、能動的に知ったり、選んだりする前向きなものへと変えてくれると考えています。
 

  • 株式会社ソマノベースについて
会社名:株式会社ソマノベース
設立:2021年5月25日
代表取締役社長:奥川季花
所在地:和歌山県田辺市文里2丁目24番5号
コーポレートサイト:https://somanobase.com/
MODRINAE ONLINE STORE : https://modrinae.myshopify.com/ 

本件に関するお問い合わせ先:株式会社ソマノベース 広報担当 info@somanobase.com

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