【桐蔭横浜大学】ノーベル賞候補・宮坂力教授が「サスティナブル工学コース」を担当。新設の現代教養学環で。

この記事は約3分で読めます。
桐蔭横浜大学(森朋子学長)が2023年4月に新設する現代教養学環に、同大学教授でノーベル賞の有力候補・宮坂力教授が講義を担当する「サスティナブル工学コース」の本格導入を決定した。第1期生となる23年度入学生からコース選択・受講が可能になる。

夢のエネルギーとして知られるペロブスカイト太陽電池の生みの親である宮坂力・特任教授は、ノーベル化学賞・物理学賞両賞の有力候補として毎年、名前が挙がる世界的研究者。2001年より桐蔭横浜大学で教鞭を取る教育者でもある。

桐蔭横浜大学ではそのクリーン&グリーンエネルギーの知見を、文理融合型の新教育プログラムである現代教養学環の新しいコースに組み込み、持続可能な社会にむけたコース教育コンセプトの中核に位置付けた。地域貢献に興味がある学生に適した理系コースである一方、他の文系コースの学生も講義の履修が可能となる。

現代教養学環は桐蔭横浜大学で初めて設置される、総合教養系の学士課程(学部相当)。学部の垣根を超えた学部等連携課程。サスティナブル工学コースの他「地域社会学」「マーケティング学」「国際コミュニケーション学」「心理学」の全5コースを、入学後に幅広く学んだあとで選択。人文・社会科学と工学の複眼的視点から現代社会の諸課題を読み解くカリキュラムが、文理融合の科目群によって構成されている。

桐蔭横浜大学の母体である学校法人桐蔭学園(溝上慎一理事長)では先の10月12日、東急株式会社・東急電鉄株式会社と、「教育」と「エネルギー」をテーマにした相互連携に関する協定書を締結。「学びの場の創出」と「ペロブスカイト太陽電池の実証」を三者が連携して行い、多摩田園都市エリアにおけるまちづくりを推進していくことも表明している。

桐蔭横浜大学現代教養学環のHP:https://tuy.toin.ac.jp/as/
インスタグラム:https://www.instagram.com/toin.arts_sciences/

——————————————————-
桐蔭横浜大学(所在地:神奈川県横浜市青葉区鉄町1614)
幼稚園・小学校・中等教育学校・高等学校・大学・大学院を持つ学校法人桐蔭学園が設置する高等教育機関、1988年設立。法学部、医用工学部、スポーツ健康政策学部を置く(2022年6月現在)。

現代教養学環:桐蔭横浜大学が2023年春に開設する学士課程(入学定員70名)。同年2月の一般入試(共通テスト利用含む)のほか2022年秋・冬に総合型選抜、推薦型選抜を実施予定。

宮坂力:桐蔭横浜大学特任教授。ペロブスカイト太陽電池の研究と開発で世界的に著名な科学者。ノーベル賞候補のベンチマークとされるクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(2017)に選ばれて以降、化学賞・物理学賞受賞が期待されている有力候補者。

この件に関する取材・問い合わせ先 桐蔭横浜大学総務部 大矢夏目 045-972-5881

タイトルとURLをコピーしました