2022年10月21日の最終審査会では、書類審査~1次審査を経た6組のファイナリストが最終プレゼンを行いました。株式会社エムからは、創業者の森進(米国ジョンズホプキンス大学医学部教授)が登壇し、脳MRI画像解析に基づく全脳の構造別体積・健康状態の可視化を行う脳健康測定プログラム “MVision health” (エムビジョンヘルス)による事業、実現したい世界に関してピッチしました。
■ヘルスケアベンチャー大賞について
ヘルスケアベンチャー大賞は、日本抗加齢協会が主催し、医療をはじめとするヘルスケア分野におけるイノベーションに挑戦している企業や個人の事業内容、アイデアを表彰し、ビジネスマッチングや、スタートアップ支援をすることを目的としています。
「アンチエイジングからイノベーションを!」をテーマに、アンチエイジングに資するヘルスケア分野のビジネスプランやアイデアを広く募り、優秀な事業、アイデアを表彰します。起業支援サービスや医学的見地からの監修など専門的なフォローを行います。
- 主催:日本抗加齢協会、共催:日本抗加齢医学会
- 後援:厚生労働省、経済産業省、日本医師会、三井不動産、Link-J(一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン)、読売新聞社
- 協賛:株式会社オールアバウト、株式会社ケアネット、Bio-Sight Capital、太陽生命少子高齢社会研究所
■MVision health (エムビジョンヘルス)とは
MVision healthは、加齢に伴う変化の特徴である脳の萎縮と血管性変化を総合的に評価する、脳の全ての構造部位、すなわち全脳を対象とした脳健康測定プログラムです。米国ジョンズホプキンス大学のAI技術と日本に存在する数万件のビッグデータを基盤にエムが開発しました。
脳ドック等の頭部MRI健診に追加することで、加齢に伴う変化を早期から評価し、受診者がとるべき脳の健康維持・改善方法を提示することを目指しています。受診者は従来どおりの頭部MRI撮影をするだけでよく、追加の負荷やクリニック側での過剰な作業もなく、エムが作成する解析結果レポートを受け取ることが可能です。
MVision healthは医療機器ではなく、いかなる疾病の予防、診断、治療目的に用いられるものではありません。医師の診断の元、特定の疾病が認められなかった健常な受診者のためのサービスです。
■株式会社エムについて
米国ジョンズホプキンス大学医学部放射線科教授の森進が、共同創業者であり代表取締役の関野勝弘と共に、2021年6月に創業。世界の脳画像研究をリードする一人である森が、ジョンズホプキンス大学で開発したAI技術と、健康診断、脳ドックを通じて数十年にわたって蓄積された日本にしかない「未病段階」の脳画像データを活用することにより、MVision healthを開発しました。これらを脳ドック等の頭部MRIに組み込むことで、MRI機器を保有する医療機関は、これまで医師の目視だけでは成し得なかった未病段階での全脳の健康状態の定量化、同年代比較という受診者の行動改善を促す価値ある情報提供を目指すことができます。
エムは、医療機関の皆様に対して、MRI機器という高額資産の有効活用という経営課題解決、脳ドック等の健診プログラムの「市民の脳疾患一次予防拠点」への高度化といった経済的意義、社会的意義をもたらすことを目指しています。エムは、医療機関の皆様と協力し、数値に基づき脳の健康状態を客観的に評価する手段を広く普及させることにより、認知症等の脳疾患に対して理性的な対策ができる社会を創っていきます。
- 資本金: 21,000,000円
- 本社: 東京都港区三田2-10-6三田レオマビル10階
- 「エム」コーポレートサイト:https://www.corporate-m.com/
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社エム COO:谷口善洋
Tel: 050-5862-9221
Email: info@corporate-m.com